2005年12月02日

ブーイングは勝利に結びつくか

そもそもブーイングは何のためにするのか、と聞かれた時あなたはどう
答えるだろうか。・・・人それぞれ答えは違うと思う。
でも、誰しもチームの勝利を求めてるその中でブーイングが発生する。
つまり最終的には勝利のためのブーイングなわけだ。
そこで今回タイトルの「ブーイングは勝利に結びつくか」。

まずこの件を語る前に自分のスタンスを書いておく。
ブーイングに関しては個人的に昨年終盤から敵味方関係なく絶対しない。
を貫いている。どんな状況でも、理由を問わず。

なぜこういうスタンスになったのか。
絶対的応援>相対的応援 という結論に達したから。何のこっちゃ?って。
つまり、
・ブーイング=相手にブーイングをすることによりマイナス材料を与える
 ことで相対的に味方をプラスにしている。→相対的応援(間接的応援)
・応援=どんな状況でも常に味方を応援することによりプラスにしている。
 →絶対的応援(直接的応援)
この比較で相手にブーイングするくらいなら味方にコールする方がいいや、
って考えになったわけ。単純。

では具体的にブーイングについてレポート風に堅く考察してみる。
ただし文面に比べ内容はかなり緩いことは読めばわかるかと。
長文すぎて読み返す気力がない。グダグダでスマン。
異論反論オブジェクションはぜひトラバかコメントで。


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<はじめに・目的>

フットボールにおけるブーイングについて善悪の議論は今まで各所でなされてきた。
一般的には敵にブーイングするのは当然、味方に対し行なうブーイングも時には
必要である、と言うのが大方の見解である。
しかしブーイングをする根本的な理由についてはあまり議論されてこなかった。
今回、この理由については少々強引だが「チームの勝利のためにブーイング」と
仮定しブーイングすることによりチーム勝利の効果が本当にあるのか、つまり
「ブーイングは勝利に結びつくか」を考える。

<ブーイングの種類>

ブーイングには簡単に3つの種類(相手)があると考えられる。それぞれの特徴に
ついて明記する。なお4つめは後付け。

1.相手選手へのブーイング
一般的にブーイングで連想するのはこれだろう。相手選手紹介時、汚いファウルを
された時等。特に海外では相手チーム(選手)へのブーイングをすることによりホ
ームの威圧感を与える、つまり相手をマイナスにすることでホームチームへのプラ
スにしようとする効果が期待できるというもの。

2.味方選手へのブーイング
ふがいないプレー、試合をした選手、チームに対し行なうもの。良い意味で愛情の
表現と捉えられることが多い。もちろん本気で頭に来てる時はその限りではない。

3.レフリーへのブーイング
自チームへ不利な判定をされた場合、ミスジャッジを繰り返したりする場合。

4.とにかくブーイング
とにかく嫌いな選手、レフリー、監督、に対して時、場所を選ばず行なうもの。

<結果>

一般的な種類をあげ特長を述べたがサポーター視点ではどれも意見が分かれる。
ではブーイングをされる側=選手はどのように受け止めているのだろうか。
選手の視点でも1、2については考えが一致していない。
1.については「相手にブーイングされた方が返って燃える。やる気が出る」
と言う選手もいる
2.についても「ひどいプレーにはしっかりブーイングして欲しい。それに
より選手、チームが育つ」と語る選手、スタッフもいれば新潟反町監督のよう
に「サポーターというのは苦しいときにも、罵声を浴びせたいのを我慢して
『何とか次ぎ、頑張ってくれ』と応援してくれるのが、真のサポーターだと
思います。」と語る関係者もいる。
これらを総合するとブーイングは味方にとってプラスなのかそうでないのかは
一概には結論を出せない。
3.についてはどうだろう。
個人的にだがこれはチームにとってマイナスと考える。傍目からみてもレフリ
ーに文句言う選手は見苦しい。レフリーも人間だから選手に文句言われたりサ
ポーターからブーイングされれば冷静を装ってはいても頭に来るだろう。
それが味方のプラスになるとは到底思えない。
会場全体でブーイングすることにより「お前の判定は間違っている」とホーム
アドバンテージを要求する考えもあるが正直日本ではあまり意味がないのでは
ないか。
4については論ずるまでもないので省略する。

<考察・結論>

上記1~3を総合して私は多少極端ではあるが全てにおいてブーイングしない。
という選択をし、これを貫くことにした。
千者万別考え方があるので当然、異論反論オブジェクションあるかと思う。
無いほうがおかしい。
ただ選手、サポが「勝利」という同じ目的に向かって試合に臨んでいることだけ
は間違いない。
今しようとしているブーイングが勝利に結びつくかどうかの判断はあなたに委ね
られている。するべきかしないべきか自分で考えて欲しい。人がやってるから、
ではなく。周りに流されず、判断は自分でするべき。いやしなければならない。

<最後に>

今回のレポートが ああ、こんな考え方してるやつもいるんだふーん、で自分は
どうなんだろ?と自問する機会を作り、そして考え無しにブーイングする人がそ
の意味を考えるきっかけとなってくれれば幸いである。

この長文を読んで理解しようと努力してくださった読者ぜいいん(ryにこの場を
借りて感謝する。

以上

2005/12/2

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posted by 杏仁フルーツ |12:11 | 日々コンサドーレ | コメント(0) | トラックバック(0)

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