2012年08月28日
京谷和幸の矜持
古い高校サッカーファンの方ならその名に記憶があると思いますが、室蘭大谷 の黄金期をひっぱていた京谷和幸。プロでの活躍も大いに期待されていました が、ジェフに入った後に交通事故から脊椎を損傷。車椅子での生活を強いられ ていました。その彼が出会ったのが「車いすバスケット」。これまで3度のパラリ ンピック出場を果たし、今回のロンドンでの大会で一応のピリオドをうつ、との。 そんな彼の生き様を紹介する番組が先日放映されました。「車いすバスケ」の 競技中にサッカーのスペースを見つける動きを利用することに気づいてから、 この競技にどんどんのめり込んで行ったそうです。 インタビューの最後に「パラリンピック後」の話しになりました。「車いすバスケ からはひとまず離れて、サッカーの指導者を目指したい」。彼の口から驚きの 言葉が飛び出しました。 そうか、彼の中にはまだ「サッカーの火」がくすぶっていたんだ! サッカー から完全に離れていたわけではないんだ! それが非常に嬉しかった!!! 41歳という年齢から新たにチャレンジするのは少々時期が遅いのかもしれませ んが、彼なら経験を生かして素晴らしい指導者になることでしょう。同じ障害を 持つ羽中田さんも見事S級を取得されJFLカマタマーレの監督を務めていまし た。 京谷がなんの未練もなく新たな道に乗り出せるよう、パラリンピックでの「車 いすバスケ」をしっかりと見届けたいと思います。また寝不足の日々が始まる なぁ!!!
posted by ボーナス |17:04 | サッカー全般 | コメント(4) | トラックバック(1)