2009年06月02日
チェルシーの誤算
誤算というのはちょっと違いますね。良い方向に目論見が外れた訳ですか ら。 08-09シーズンのヨーロッパリーグも先日の5/31で全てが終了しました。それ ぞれのリーグで、それぞれのチームでいろいろなドラマがあったわけです が、少しずつ思いつくままに記していきたいと思います。 タイトルのチェルシー、今シーズンは新監督にフェリペを新監督に迎えてス タートを切りましたがなかなか順位が上がりません。半ば過ぎの2月に現ロシ ア代表監督のヒディンクを今シーズンに限るという契約で監督に据えまし た。 ヒディンクはご承知の通り、W杯では02年に韓国を率いて4位、06年にオース トラリアを率いてBEST16、さらにロシア代表監督となってからは昨年の EURO08でもBEST4という好成績を挙げています。おそらく、チェルシーのオー ナー、アブラモヴィッチはロシアサッカー協会の会長もやっているのではな いでしょうか。その縁で今季に限り代表監督との兼務を依頼した、という話 だったと思います。 ヒディンクがオーナーから厳命された役目はとにかく来季のCL出場権を獲得 すること。つまり、リーグ4位に滑り込ませること。 そして、、、 ここからチェルシーの進撃が始まります。4-5位争いに顔を出 し、そこから抜け出しほぼ4位以内を確定する結果は早い時期に出しました。 最終成績は25勝8分5敗の勝ち点83で3位。ヒディンクはオーナーとの約束を果 たしました。そればかりか、今季のFAカップ決勝戦、エバートンとの戦いで も早い時間に先制されたにもかかわらず、きっちりと逆転勝ち。タイトルま で手中にしたのです。FAカップとは1871に創設された世界最古のサッカー 大会といわれ、天皇杯のモデルになった大会です。 リーグ戦4位以内、という課題を実現し、さらにFAカップというタイトルまで 手にしたヒディンク、いったいいくらほどボーナスをアブラモヴィッチから せしめたことでしょう。 なお、W杯欧州予選でのロシアですが、現在はグループ4で2位につけていま す。プレーオフに進出する可能性も多分にありますが、もし本大会に出場し てくるなら、決して侮れないチームになって出てくるでしょうね。なにし ろ、ヒディンクが率いているのですから。
posted by ボーナス |17:18 | サッカー全般 | コメント(2) | トラックバック(0)