2007年04月05日
そしてセンターフォワードはいなくなった
スポーツ雑誌「Number」のWEB版「NumberWeb」に大変興味深い記事がありま したので紹介します。 「そしてセンターフォワードはいなくなった」 http://number.goo.ne.jp/soccer/world/europe/20070402-1-1.html これまでどこのチームにもセンターフォワードと呼ばれるFWが前線にいて、 このFWが重要な得点源の働きをしていたが、最近ではその「センターフォ ワード」を置かないチームが増えていて、かつまた結果を残している、と いったもの。 中盤でボールを繋ぎ、FWが仕上げで点を決める、といった構図は、移籍や怪 我といった事情でFWが足りなくなった場合成り立たなくなる。筆者はイング ランド・プレミアリーグのアーセナルを例にし、アンリの働きをベルカンプ の言葉を借りてこう説明する。 「ティエリーは超一流のストライカーだけど、クロスを上げることもできれ ば、トップ下でチャンスを作り出すこともできる。それだけじゃない。守備 に回ったときには、MFの位置まで下がってバックアップに回るし、そこか らパスを出したりドリブルをしたりして攻撃も仕掛けられる。しかもこうい うプレーを、試合の間中続けることができるんだ」 「これからはセンターバックを除く選手全員が、フレキシブルに動きながら プレーすることが求められる。ティエリーはいろんな意味で未来のサッカー を体現している」 う~む…… なんか上手く説明できませんが、00年のウチのようにしっかり 守ってボールを獲得し、急いでFWのエメにポーン、後は頼むよお願いね! つーサッカーではなく、各個人が複数のポジションをこなしいろんな役割を しながら誰かが決める。それが、これからのサッカーなのか! オイラはかねてから、FWが点を獲らねばならないという考えに少々の疑問を 持っていました。そりゃあ、お金があって優秀なFWが加わってくれるならそ れに越したことはありませんけど。ウチのようにお金もなく下位リーグに属 するクラブに絶対的なストライカーは来てくれないでしょう。また、来たと してもすぐ他クラブに引き抜かれるでしょう。ではどうするか、、、 みん なで有機的に絡まりあいながら攻めていくしかないのです。 今季のコンサにFWが4人しかいない、とお嘆きのお客様がいらっしゃいました。 それはあくまで登録上の話。誰が点を獲ろうといいじゃないですか。チー ム内得点王がDFだった年だってあったじゃないですか。 コンサの進む道を暗示しているようなこのコラム。もう何度か繰り返し読ん で、噛みしめてみたいと思います。
posted by ボーナス |18:12 | サッカー全般 | コメント(2) | トラックバック(0)