スポンサーリンク

2008年03月25日

ホームのチカラ

 15日の横浜戦に押し掛けた1000人を超えるマリノスサポーターが、一体となった力強い応援で多数を制するコンサドーレサポーターを圧倒し、この日、コンサドーレは応援でもマリノスに負けていた、これは、どうにかしなければならない、という趣旨のブログの書き込みを、15日直後に沢山読ませていただきました。皆さん熱いですね。そろそろ、そんな書き込みもなくなったようなので、おそるおそる、この件に関する、おじさんの考えを書いてみます。

 熱いサポーターの方々は、ホームにしろアウェイにしろ、スタジアムに駆け付けてコンサドーレを応援することを「参戦する」という言い方をされます。これは、ピッチ上で戦う選手と精神的に一体となり、サポーターとしてスタジアムに陣取って精一杯、応援することによって相手チームと戦う、という気持ちの表れなんだと思います。素晴らしいことです。ピッチ上で戦う選手も心強いことでしょう。また、そんな熱く応援をするサポーターやファンがいるからこそ、地元に根ざしたプロスポーツチームが存在し得るのだと思います。支えるファンのいないプロスポーツチームなんてあり得ませんからね。

 試合中のサポーターの応援は、選手に勇気と元気を与え、ピッチ上で戦う選手を後押しするためにやっているのだと思います。ところがブログを読むと、そんなサポーターの皆さんは、相手チームのサポーターの応援の出来具合も気になるようです。というか、この日の試合では気になった、ということなのかもしれません。
 15日のホーム開幕戦のとき、マリノスサポーターが約1000人ぐらい押し掛けてきて、そのサポーターが一体となった一糸乱れぬ応援が迫力一杯で、数で圧倒しているはずのコンサドーレサポーターが負けていた、という書き込みが多かったような気がします。逆の言い方をすると、コンサドーレサポーターの応援に一体感がなかった、ということのようです。

 あの日のドームは、約2万5千人の観客で埋まりました。25000人のうちマリノスサポーターが1000人だったとすると、あとの24000人はコンサドーレを応援する観客です。熱烈応援のサポーターだってマリノスの数倍の数がゴール裏を占めていました。1000人程度だったら統率された応援が可能なのは当然で、その数倍の数のコンサドーレサポーターの応援がマリノスに比べて統率がとれていないように見えるのは、それはやむを得ないことだと思います。先日の日本ハム対ロッテの試合だって、観客の大多数は日本ハムのファンですけど、応援の統率がとれているように見えたのはロッテだし、見ようによってはロッテの応援の方が目立っていました。

 さっきも書きましたが、サポーターが何のために応援するかというと、それは、選手に勇気と元気を与え、ピッチ上で戦う選手を後押しするためにやっているのだと思います。だったら、ドームで戦う選手の立場に立って、選手にとって「ホームのチカラ」とは何かを考えるのが、答を得る糸口になるような気がします。言い方を変えると、ホーム戦において選手は、何によって力を得ているか、ということです。

 サッカー選手の経験がないので、ここからは想像になりますが、選手たちは、スタジアムを埋め尽くした観客のほとんどが自分たちを応援してくれるサポーターであるという「事実」と、こんなに多くの人たちがスタジアムまで足を運んでくれたんだという「感謝」と、圧倒的多数の「数」を目の当たりにして力を得るのだと思います。
 ピッチ上で戦っていると、ゴール裏からは途切れることのない応援歌が聞こえ、チャンスの時は、スタジアム全体から地鳴りのような声援が沸き上がり、ピンチのときは、息を呑む気配がスタジアム全体を包む、そんなコンサドーレの選手の動きと連動して、スタジアムを埋め尽くしたサポーターの心が一体となる気配が選手の力になるのだと思います。

 15日は、例によってアウェイ側に座って観戦していましたが、そこから見る限り、確かにマリノスサポーターの数がJ2のときと違って多く、当然ながら、その応援も迫力がありました。しかし、正面から聞こえてくるコンサドーレサポーターの応援だって、いつもより力が入っていて迫力があり、試合中は、応援で負けているなんて一度も感じませんでした。ただ、あと5000入って3万人を越えていれば、数でもっとマリノスに圧力をかけることができたのにな、とは思いましたが。

 一つ反省点を上げるとすると、これは開幕戦の鹿島戦の試合の流れが影響しているのだと思いますが、同点に追いつかれたとき、ホーム裏を含めてスタジアム全体が意気消沈した雰囲気に包まれたことです。こんなときこそゴール裏の皆さんが主導して、ぬるいサポーターや応援歌を知らないファンを巻き込める「コンサドーレ!」コールで、下がったテンションを引き上げていただきたかったな、という気がします。アウェイ側で観戦しているファンも、ここぞというときには、皆さんと一緒に「コンサドーレ!」と声を上げる人が、けっこう多いですよ。知ってました?

 意に反して長い文書になってしまいましたが、言いたかったのは、選手たちにとって「ホームのチカラ」とは、スタジアムに足を運んでくれた多くの観客(あえて「観客」と書きました)の「数」であると思うので、ゴール裏サポーターの皆さんは、相手チームサポーターの応援の出来なんて、そんな些細なことは気にしないで、負けて意気消沈しているときこそ、スタジアムを埋め尽くした「観客」を巻き込んだ、スタジアム全体で相手チームを圧倒する応援に意を配していただきたいな、と思うわけです。
 最後にもう一度言いますが、ゴール裏のコンサドーレサポーターは、今のままで十分、迫力があり、何より「熱さ」を感じます。

 アウェイ側で観戦する、ゆるいサポーターの素直な感想でした。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by だべさおじさん |21:00 | コメント(2) | トラックバック(0)

2008年03月25日

今日(3月25日)の気になるニュース

 きょう気になったのは、次の二つのニュースです。

【自販機に太陽電池 電力3割減らしCO2抑制】(日本経済新聞)

 電源開発ベンチャーの某企業が自動販売機向けの太陽光発電装置を開発しました。清涼飲料を売る一般的な販売機なら1日の電力使用量(24時間ベース)のうち約3割を太陽光でまかなえるようです。
 これ、いいですね。日本は自販機設置台数世界一のようですから、全ての自販機に設置されたら、かなりの節電になりそうです。最近、環境問題が気になるんですよ。

【ダルビッシュ投手 育児も「全力投球」 男の子誕生、3000グラム】(北海道新聞)

 ダルビッシュ投手の子供には特に関心はありませんが、記事の中の「札幌市内の病院で出産した」という記述が気になったのです。実は、「日本ハムは地元球団」と聞かされるたびに、じゃあ、ほとんどの選手が札幌に住民登録しているんだよね? という疑念が、いつも頭をよぎっていました。その心は、地元に住民税払ってるんだよね? というセコイ考えでもあるわけですが。
 この記事だけでは、ダルビッシュ投手が札幌に住んでいるのかどうか分かりませんが、「札幌市内の病院で出産した」という記述を見て、ああ、ダルビッシュ投手は、札幌に密着した生活を送っているんだな、と感じたのです。
 日ハム各選手の生活の本拠地が、どこにあるかは調べれば分かると思いますが、そこまでやる気はありません。だって、こっちはコンサドーレサポーターですから。
 以前、スーパーでダヴィ選手が奥さんの後ろに付いて一緒に買い物をしているのに会ったことがありますが、その時、ああ、ダヴィ選手は札幌に住んでいるんだ、と当たり前のことに感動したことを思い出しました。うちのチーム名は、コンサドーレ「札幌」ですからね。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by だべさおじさん |19:15 | コメント(0) | トラックバック(1)