コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年02月20日

今期戦力を分析する。(まとめ編)

今期戦力を分析する。(総まとめ編)

というわけで総まとめ編です。

あえて全体ではなく、個々人にスポットを当てて今年の展望・期待することを書いてみました。

必ずしもポジティブなコメントばかりではありませんが、そういう選手にはいい意味で期待を裏切ってもらえればと思います。

それでは、どうぞ。

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監、バルバリッチ。層の厚いポジションと薄いポジションの差が大きく、それぞれ上手く選手を使う手腕が試される。また、成績と若手の成長を上手く融合することは札幌の監督としての至上命題。かなり難しいミッションを課せられた。

1、金山隼樹。ホスンが移籍して今期の守護神候補。しかしクソンユンも若々しいプレーを見せており、油断できない。昇格するには安定した守護神の存在は不可欠。年齢からくる勢いはソンユンが上だけに、しっかりと安定したプレーで守護神の座を守りたい。

2、小山内貴哉。ポジションを失ったSB。今期はストッパーかWBへの転向が求められる。ストッパーで行くならビルドアップと絞りの向上が急務。運動量を活かすならWBもあり。上がってのクロスや、弾丸ミドルは武器になりうる。爆発の可能性は秘めている。

3、パウロン。ストッパー御最有力。能力はだれもが認めているだけに、7試合→22試合と来た出場試合数をどこまで増やせるかがカギ。また今期は期限付き延長か完全か発表されていないだけに、活躍→期限付き満了→他チーム移籍ということだけは避けたい。

4、河合竜二。3バックの要。年齢的にフル稼働は望めないが、ここぞという時にDFを引き締めるのはキャプテンしかいない。また、DFは若いユース上がりも多い。今期はその技術をしっかりと後輩たちに伝えてもらいたい。

5、櫛引一紀。いまいち伸び悩みぎみ。河合の代役が稲本ではあまりに寂しい。櫛引がしっかりと成長して、そろそろ周りを使えるようになってもらいたい。そのためにはまずは福森とのポジション争いにしっかり勝つこと。

6、前貴之。降格阻止の切り札とはなれず、富山から復帰。勝負はやはりボランチかサイド。さばくボランチとしては上里の牙城を崩すのは容易ではない。また、サイドとしてはどこまで攻撃で変化をつけられるか。J1から声もかかったようだが、その片鱗を見せたい。

7、榊翔太。今年も試練の年が続く。3トップでの出場には一皮も二皮も剥ける必要があるが、サイドは層が薄く、守備理解が上がれば可能性はある。あとはジョーカーとして短時間でどこまで違いを出せるか次第。

8、砂川誠。試練の年。年齢的に運動量に陰りが見え、WBでのスタメンは困難。トップ下も層がかなり厚く、ジョーカーとしての役割が中心になるか。逆に流れを変える力はピカイチだけに、07年のようなスーパーサブとしての活躍を期待したい。

9、都倉賢。昨年のブレイクをしっかり確かなものに。ナザリトとタイプがかぶるので、しっかりとお互いの良さが出るかがカギ。互いに遠慮したら強引な都倉の良さは出ない。キャンプでのコミュニケーションが今シーズンを占うと言っても過言ではない。

10、宮澤裕樹。とにかく怪我をしない丈夫な選手。今年もボランチを中心にプレーするだろうが、ニウドや稲本などライバルは多い。ただ、「怪我をしない」ことは何よりの武器。開幕スタメンを逃したとしても、いずれ出場機会を得てレギュラーの座をつかむだろう。あとは元FWだけにミドルシュートやPA内への飛び込みなど攻撃で違いを見せたい。

11、前田俊介。天才の加入で天才"肌"は難しい立場に。さすがにシャドー二人をテクニック系で固めることはしづらく、小野がスタメンで出ている限り出番は限定されるだろう。後は小野がいない時や終盤に変化をつけるとき。いずれにせよ、出場機会は限られそうだ。

13、内村圭宏。隔年エースは今年は当たり年のはず。3トップはかなり激戦区だが、スペースを使うタイプの内村はパワー系・テクニック系いずれとも相性がいいはずなので、序盤に流れに乗れれば量産も十分可能。エースの座を簡単には譲ってもらいたくない。

14、上原慎也。まずは怪我をしっかり治して、後半戦に期待したい。特にWBでは攻守で期待できる選手だけに、無理は禁物。急がば回れで、終盤のラストスパートで切り札となってもらえれば。

15、古田寛幸。原点回帰を期待したいドリブラー。世界にドリブラーとして出ていくなら、09年に香川が札幌Dで見せたようにJ2くらい軽くカットインできなきゃ話しにならない。今年はボールをもったら必ずシュートまで持ち込むような強引なドリブルが見たい。

17、稲本潤一。新たな広告塔。DFラインの真ん中が有力だが、本職ボランチも。マルチに活躍が求められる。身体はきついだろうが、河合と二人でDFラインの安定を任せられれば、ひとまずチームとしては落ち着きそう。

18、深井一希。まずは怪我からの復帰を。そして怪我をしにくい身体づくりを。去年の大弾幕の通り「世界は逃げない」。ライバルは多いが、焦らずに身体の基礎を作ってもらいたい。

19、石井謙伍。献身的な守備でサイドのスタメン候補。ただ、元FWにも関わらず攻撃面で圧倒的に物足りない。富山戦で見せた裏を狙う動きや、カットインなどもっと直接的にゴールに絡むプレーができなければ、いつまでも攻撃は個人技頼りになる。

20、上里一将。不動のゲームメイカー。上里がボランチにいてゲームが作れれば小野への負担が減り、バリエーションが広がるはず。欲を言えば攻撃性。引いて守る相手に自慢の左足が火を吹くところがもっと見れれば、攻撃の幅もさらに広がるはず。

21、阿波加俊太。今年もリーグ戦出場はかなり困難。しっかりとトレーニングの一年。他の3人から学んで、まずは4番手からの脱却を期す。

22、神田夢実。ルーキー開幕スタメンを飾ったものの、その後伸び悩み。昨年も相模原で出場機会に恵まれずに苦戦。今年も楽にはいかないが、フクアリで見せた思い切りの良さで下からの突き上げを期待したい。

24、福森晃斗。貴重なレフティー。左足で最終ラインから組み立てができるというのは左ストッパーとして武器になる。あとは守備面で監督の信頼をつかめるかと、期限付き満了でいなくならないか。

25、クソンユン。キャンプでは可能性を見せている若き守護神候補。かなり高い能力で金山の牙城を脅かしそうだが、あとは年間通して闘った経験がないだけに、メンタル面での影響がどうか。大ブレイクの期待は大きい。

26、イルファン。ツイッター王子も戦力としては未知数。主戦場はサイドのようだが、どこまで守備で連携が取れるか。トップ下なら得点能力次第で可能性があるか。

27、荒野拓馬。伸び悩む天才"肌"。総合的に何でもできるが、結局絶対的な強みがないことが何よりも伸び悩みの原因。アシストなのか、得点なのか、何かを極めなければ、レギュラーもオリンピックも厳しいのではないか。

28、菊岡拓朗。同じタイプの小野伸二の加入で厳しい立場に。守備に難がある以上トップ下しか活路はないが、小野伸二・前田俊介の壁は厚い。数少ないチャンスをしっかり活かして監督の信頼を勝ち取れるか。

29、永坂勇人。今年も即スタメンは厳しいが、層が薄いポジションだけに上手くすれば札幌での公式戦デビューもあり得るかも。怪我をせず、腐らずに一年を過ごしてもらいたい。

30、杉山哲。今年もベテランとしての役割が求められる一年か。金山・クソンユンが激しく守護神を争う中、しっかりとバックアッパーを務めることが求められそう。出場への壁は高いが、ベテランとしての役割に期待したい。

31、堀米悠斗。昨年は福島に期限付き移籍し、サイドでプレーして幅を広げる。今年も主戦場はサイドになりそうだが、特に攻撃面で存在感を出せるか。

32、中原彰吾。昨年終盤にブレイクも決めきれず。今年は層が厚くて苦しみそうだが、Jユース決勝で見せたゴール前の落ち着きを取り戻せば可能性はある。むしろ、上に行くには中原のさらなるブレイクは不可欠。

33、薗田淳。昨年の不完全燃焼からの復活を期す。櫛引・福森とストッパーを争うことが濃厚だが、違いを出してスタメン争いに絡みたい。

35、進藤亮佑。新人には厚過ぎる選手層。出場機会はなかなか見込めないものの、しっかりと現実的な目標をもって、名塚コーチの下しっかりとまずは身体と基礎を作ってもらいたい。

38、前寛之。今年も鍛錬の年。ボランチは層も厚く、出場はかなり厳しいが、腐らずに努力することが未来につながるはず。

42、ニウド。計算できるボランチ。サイドは層が薄いだけにそちらで出る機会もあるか。パスセンスが光ればサイドや3列目で起点となり、かなり負担が減るはず。後は無駄なカードをもらわずに、しっかり年間通して活躍してもらえれば御の字。

44、小野伸二。怪我からの復活が期待される司令塔。膝への負担からトップ下起用以外は考えられない。年間通してのフル活躍は望み薄も、間違いなく違いを出せる中心選手。

50、ナザリト。爆発が期待されるエース候補。「しっかりと周囲と連携が取れれば」止められない強さをもっているだけに、「しっかりと周囲と連携が取れる」ことを期待したい。

posted by kagikko |21:27 | コメント(0) | トラックバック(0)