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2008年01月22日

ねじれ北海道

札幌市のコンサドーレに対する支援概要が固まったようだ。

札幌市、コンサ補助金減額へ 貸付金は期限明示 新年度支援

コンササポとしては大変にありがたく、また内容も妥当なものだと思う。

・80%減資に応じる
・補助金減額、打ち切り年度を決める
・融資は返済期限を定めた長期貸し付けにする
・融資の元金は少しずつでも返済させる
・抜本的な経費抑制策の実施などを条件

最後の「抜本的経費抑制策」というのが具体的にはイメージしにくいのだが、あとは各年限をいつに定めるか、という議論になると思う。期限を定める、ということは大切である。その期限から逆算して計画を立て、遂行していく。そうしなければいつまでもダラダラと計画を達成できないままになってしまう。私は「五段階計画」に対して期限が定まっていないことが問題であると、これまでも批判してきた。今度こそ、きちんと期限を定めた計画をHFCが立てることを期待している。

こうなると、問題は北海道のほうである。道は市よりも一段とHFCに対して厳しいスタンスであることは以前から言われていることである。しかし、できれば、是非とも道にも札幌市と同程度の内容で支援をお願いしたいと思う。期限については札幌市よりも厳しめでもいいと思うが。

道と市では事情が違うというのは十分わかるのだが、実際には札幌及び札幌圏の人口は北海道全体の4割を占めるわけで、様々な問題について道と市は連携し、足並みを揃えていくことが必要だと思われる。その点で高橋知事は自民党系、上田市長は民主党系ということがなにか足かせになっているのではないか。選挙となれば互いが互いのライバル候補を応援しあう、という関係である。積極的には協調しづらい、距離を置いた関係になるのもやむを得ない。国会も「ねじれ国会」だが、北海道も「ねじれ北海道」といえるのではないか。こういうところも微妙にコンサドーレの問題に影響しているように思う。

posted by たじ |10:43 | コンサドーレ | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:ねじれ北海道

これまでのエントリー含め、おっしゃること、いちいちもっともです。

言わずもがなかとは思いますが、札幌市と北海道とでは、厳しい財政事情といってもその厳しさのレベルが異なりますし、道の場合は議会や道民のみならず、国(総務省)の目もあるでしょうから(そういうことは表面化しないだけで、水面下では当然やっているのだろうと信じたいですが)、まったく同じ条件というのは難しいのかもしれません。

いずれにしても、まずはHFCが具体的な計画を示すことが大前提で、サポーターとしてはそのモニタリングをしつつ、ただの批判ではなく計画実行に近づけるような行動をしていくことが必要なのだと思っています。

posted by KUMA | 2008-01-22 13:14

Re:ねじれ北海道

>KUMAさん
そうですね。我々もそのために何ができるか考えていきたいですね。

posted by たじ| 2008-01-23 11:00

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