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2009年12月29日

歴史的役割

広報さっぽろ1月号の特集記事は「スポーツチームが街を元気に」です。
北海道日本ハムファイターズ、コンサドーレ札幌、レラカムイ北海道、エスポラーダ北海道の4チームについて、地域との関わり合いなどを紹介しています。

そして特集の結びの文章がこちら。

今回見てきたようにスポーツチームの存在は、街の人々のきずなを深め、地域に連帯感をもたらします。(中略)札幌は、そうした郷土愛や活力を与えてくれるチームがいくつもある、恵まれた街です。ぜひ皆さんも、これらのチームと一緒に、この札幌をより元気で魅力ある街にしていきましょう。


こういう文章を読むとある意味感慨深いです。私がコンサドーレの応援に熱が入ったのは1999年頃。当時は上記のファイターズもレラカムイもエスポラーダもない時代。初めて北海道にできたプロスポーツチーム、コンサドーレ札幌。そしてそこから生まれるスポーツ文化。しかし、クラブの経営が厳しいということを知ることで「なんとしてもチームを消滅させるわけにはいかない」という思いで応援してきました。そしてコンサドーレの存在というのは北海道におけるその後のスポーツチームの発足に弾みを付ける役割を果たしたと思います。そして今コンサドーレは「北海道唯一のプロスポーツチーム」という存在ではありません。その意味でコンサドーレは北海道における一定の歴史的役割を果たし終えたと言えるのではないかと思っています。

そう考えると今となっては私自身「北海道唯一のプロスポーツチームを無くしてなるものか」というような当初の肩肘張ったスタンスは必要なく、もっと純粋に自分の趣味として、好きだから応援するという原点に帰ることができそうです。
別にだからといって自分のすることはなんら変わりません。今まで通りコンサドーレを支援し応援し続けます。ただ、なんとなく背中に背負っていたものが少し軽くなってきたような気がします。今後コンサドーレがどうなろうとも、歴史的役割を果たしたその価値は永遠に歴史に刻まれる、そんな安堵感、サポーターとしての自負が多少なりともあるのです。そう思えるということは幸せなことだなと改めてコンサドーレに感謝です。

posted by たじ |06:53 | コンサドーレ | コメント(0) |

2009年12月27日

CVSの将来像

CVS経験のない部外者が勝手なこと言うな、というお叱りを承知の上であえて書く。
CVSについてはいずれ解消すべきとは思うが、しかし単に止めれば良いというわけでもなく、何らかの落としどころが必要だろう、というのが持論である。で、その落としどころについて考えてみる。

コンサドーレは現在までに自治体からの出資や融資、補助金等を受けながら経営してきた。当然、一民間企業という以上に公益的な存在でなければならないと思う。一般的に民間企業でも規模の大きな会社となればその利益を社会還元することが倫理的に求められているし、大企業と呼ばれる企業の多くはなんらかの社会還元事業を実施している。HFCは経営体力的には利益を社会還元するのは難しいのだが、会社の存在意義としての公益性、という意味でホームタウン活動として地域貢献、社会還元事業を行っている。

私はこの部分にCVSの力を利用できれば良いのではないかと考える。HFCのスタッフ、時には選手と共にサポーターが様々な地域貢献活動を行う、コンサドーレと共にボランティア活動を行うスタッフ=CVSという考え。ボランティアの人員の確保ができるならば、地域貢献、社会還元事業の可能性も大きく広がる。HFCの公益性をよりアピールできるのではないかと思う。経営的に可能ならば、現行の「試合運営のボランティア」から「社会還元事業のボランティア」に移行していければ良いのではないか、というのが私が思い描くCVSの将来像である。

posted by たじ |07:14 | コンサドーレ | コメント(2) |

2009年12月25日

ファンクラブの改訂

2010年からファンクラブの改訂が行われます。
従来OSCやシーチケ会員、パーソナルスポンサーはファンクラブと別個のものでしたが2010からはファンクラブのプレミアム会員種別に組み込んでいくようです。

・通常はBASIC会員。
以下はプレミアム会員の種別
・SUPER=BASIC+OSC会員又は継続5年以上の個人会員
・ROYAL=SYPER+シーズンシート購入
・EXECUTIVE=ROYAL+パーソナルスポンサー

それぞれ段階的に特典が増えていきます。

今回のプレミアム会員の追加募集の定員は800人。申し込み締め切りは1/12。

OSC会員はOSC登録料、シーズンシート購入者はその購入代金、パーソナルスポンサーはそのスポンサー料が会員種別費となるので、特別新たな出費はありませんが、継続5年以上の個人会員(私はこれに該当)がSUPREになるには別途会員種別費として5000円かかります。つまりBASICの会費4000円+5000円で年間9000円です。

ちなみに会費を銀行引き落としにしている方(私はこれに該当)は通常継続手続きは必要ありませんが、今回新規にSUPER会員に申し込む場合は手続きが必要です。ファンクラブ事務局に直接行くか、ハガキ又はファックスで事務局まで①会員番号②氏名を明記の上申し込んで下さい。特段申込書とか指定の書式とかはありませんのでメモ書き程度でもいいみたいです。手続きをしないとBASICのままです。ちなみに今回は追加募集ということですが、このプレニアム会員の募集は毎年行われるとは限らないので、今年逃したら来年チャンスがあるかどうかはわかりません。

さすがに後援会とか持株会というのは別組織なので、ファンクラブに統合することはできませんが、HFC直轄の組織を統合管理していくというのは以前から要望されていたことですし、非常によい改革だなと思います。ただ、強いて難点を言うならSUPER会員追加募集の申込書の指定がないということでしょうか。できれば簡単でもいいから書式を同封しておけば、俄然申し込みやすく、新規のプレミアム会員増に繋がるのではないかと思います。

posted by たじ |13:42 | コンサドーレ | コメント(0) |

2009年12月24日

中山雅史選手獲得

かねてから噂のあったゴンこと中山雅史の獲得が正式に発表されました。


中山選手の大活躍を本当に、切に期待してます。


日本サッカー界においてはキングカズとゴン中山は双璧のカリスマです。しかし、そのサッカー人生は対照的なもので、カズは若い頃からブラジルに渡ってプロになり日本に帰国するという日本人サッカー選手としては希有な経歴の持ち主で、彼自身特定の日本クラブに対する帰属意識とかこだわりというのは少なかったと思います。ゆえに数チーム渡り歩き、現在横浜FCにいるということもそれほど不思議には思いません。対してゴン中山は磐田(ヤマハ)一筋のサッカー人生。ゆえにゴンが他のチームに移籍するということは私の中ではあまり実感が湧きませんでした。ましてコンサドーレに来るなんて事は全く考えが及びませんでした。

なぜコンサドーレに来ることが考えられなかったか。それは、きっとコンサドーレよりも上位のチームで、コンサドーレよりも財政状況のいいチームがゴンを獲得するのではないかと想像していたから。つまり今のHFCでは手が届く存在ではないと私は思っていたのです。ところが、報道を見ているとゴン中山獲得に名乗りを上げたのは熊本、横浜FCのJ2勢の他はJFL以下のチーム。そこにコンサドーレを入れると、J2で6位のコンサドーレは彼にオファーをしたチームの中で最上位です。これには少なからずショックを受けました。つまりあのゴン中山はコンサドーレよりも上位チームにとっては獲得したいと思う選手ではなかったということです。

誰が考えても、あの日本サッカー界のカリスマ、ゴン中山を獲得すれば集客増が望めるでしょう。スポンサー獲得する上でも大いに効果があるでしょう。そして、彼の年俸が報道されているような1000万前後なのだとしたら、もっと多くのチームによる争奪戦になってもおかしくはないはずです。しかし、そうはならなかった。これはつまり選手として戦力としての期待度が低いと判断しているチームが多いということだと言えると思います。いかにゴン中山とはいえ、もしベンチにも入れない状態なら「ゴンを見たい」というお客さんの集客には結びつきません。かといって状態が悪いのに無理に起用したりすれば、チーム内に不協和音が出かねません。無理に起用した上でチームの成績が悪ければサポーター内から「ゴン不要論」が出ることも考えられます。そういうメリット、デメリットを秤にかけてデメリットの方が大きいと考えるチームが多いというのが偽らざる今のゴン中山の客観的評価なのでしょう。

そう考えるとやはり現時点でゴン中山を獲得したというだけで手放しで全面的に喜べるわけではなく、あくまでも戦力としてピッチ上で彼が活躍することがなにより重要だと思っています。それ抜きには営業上のメリットもチームに対する精神的なプラスもないものと思っています。逆に言えば、彼が活躍さえすれば懸念が払拭され、さまざまなことが善循環していくのではないかという大きな期待が持てます。活躍といっても、別に90分のプレーを望んでいるわけではありません。途中出場でも10分、20分の中で「さすがゴン」と思わせるプレーをしてくれればいいのです。そして、彼はその自信があるからこそ磐田を離れて移籍する決心をしたのだと思います。私はその決心を信じます。

で、サポーター的には「信じる」で終わってもいいとは思うのですが、HFCの立場に立てばそれで済む話ではないと思います。もし彼が全く活躍できなかったとしたら上記の種々の懸念が具現化する心配があります。そういったリスクをどう回避、軽減していくかという点こそがHFCの手腕が問われるところではないでしょうか。活躍するかどうかのリスクヘッジをクラブとして考えなければならないくらい中山雅史という選手は特別な選手だということです。まさに日本サッカー界のレジェンドですね。

posted by たじ |08:41 | コンサドーレ | コメント(4) |

2009年12月22日

たじの期待の選手大賞2009

一応例年やってます、たじの期待の選手大賞。(過去はこちら2006 2007 2008)
今シーズンも集計してみます。

6票 キリノ
5票 上里 西嶋 ダニルソン 古田
4票 藤田 中山 石川
3票 岡本 ソンファン 荒谷 宮澤 砂川 岩沼
2票 芳賀 西 吉弘 ハファエル 高原
1票 柴田 堀田 曽田 クライトン

今年は試合数が多かったので、たくさんの選手に票が入りました。
そして大賞はキリノ。ダントツのチーム得点王ですし、妥当な結果のように思います。
古田はシーズン途中からレギュラーになりましたが、私の期待の大きさがわかります。
それと石川。途中加入で4票というのはやはり守備の要という感じがしますね。

posted by たじ |12:27 | コンサドーレ | コメント(0) |