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2007年05月18日

マージー、ライン、ラプラタ、イムジン、そして鴨

ライバルって言葉ありますよね
語源はラテン語で「小川」を意味するんですって。
これが「同じ川を巡って争う人々」から「一つしかない物を求めて争う人々」
の意味へと発展し、フランス語を経由して英語になったらしいんですね。

サッカーの世界でも川の名前がついたダービーマッチが非常に多いわけです。
タイトルの中のマージーサイドダービーはリバプールVSエバートンで、
ラインダービーはレバークーゼンVSケルンで、ラプラタはヒムナシアVSエストゥディアンテスの事です。

あ 多摩川クラシコってぇのも始まったみたいですしね。

『川』という物によって隔たれた(マージーサイドダービーは同じ岸のチーム同士なんですけどね)
町同士のお互いに対する『ちょっとしたイケスカナイ』想いの代理戦争としてのダービーマッチ。

話はちょっと逸れますが、井筒監督の映画『パッチギ!』を見た人はいますでしょうか?

あたしゃコノ映画見るとウルウルきちゃうんですけどね。

サッカーの試合で朝鮮学校に訪れた主人公が在日朝鮮人の女の子に恋をします。
歴史的な背景などをまったく知らない主人公が彼らのコミュニティに溶け込んでいく為にギターを
憶えて唄ったのが『イムジン河』でして。

クライマックスでの在日の子達と日本のヤンキー連の大乱闘も『鴨川』を挟んで行われます。

井筒監督がサッカーに造詣の深い人とは思われませんが
『隔てるもの』がその互いの愛憎をより深くする要因になっているのだなぁとか思ったりするわけです。

その隔てられた距離も遠いといけなくて、少し背伸びをすると相手の暮らし向きまで見える距離が
いいんでしょうね。

きっとこれが東京Vが嫌いだったりする要因でもあるんだろうなぁとか思ってみるわけですよ

早くコンサJ1にあがらねぇかなぁ。。
札幌で生まれ育って、関東に住んでいるモノからすると
その『いい感じの距離感』がある町のクラブとの対戦が圧倒的に増えるんだよなぁ。。

posted by 神奈川サポ |01:59 | コメント(2) | トラックバック(0)