2007年02月23日

選手協会と審判部

先日、「世界基準」という大仰なタイトルで接触プレー時のファールについて記し
ました(http://www.consadole.net/offside/article/105)。


例年、この時期には審判部からインストラクターの方が各クラブのキャンプ地を回
り、ルールの解釈やら変更点の説明をしているのですが、今回Jリーグ選手協会の
HPにJFA審判チーフインストラクターの小幡真一郎さんへのインタビュー記事が掲載
されました。大変興味深いので紹介いたします。
http://j-leaguers.net/special/special/file021.html


先日触れた接触プレーに関しては「接触に関しては、おっしゃるように日本は甘い
です」と認め、「二人の選手がぶつかりあった際に、相手のフィジカルが弱いため
に倒れたケースに笛が鳴ってしまっている」(弱い方に有利になる)と現状を捕ら
えています。その上で、「頑張れるささいな接触なのか、そこで頑張らせてはいけ
ない悪質なファウルなのか」をしっかり見極めたい、と。


なかなか審判すべての技量を一致させるというわけにもいかないでしょうが、少な
くとも統一した意識の元で笛を吹こうとする意気込みは感じられます。また、選手
協会の側も「倒れ過ぎの傾向はある」とか「マナーに関してルーズな部分もある」
と認めるところは認めています。


こうした話し合いを継続してコツコツ続けることが日本のサッカーの質を高めるこ
とに繋がり、世界で戦える選手を生み出す。Jに限って言えば、良質な試合が展開さ
れ多くの観客を呼び込む要因になる。時間はかかるかもしれませんが、必ず成果を
出すことになると思います。


続編があるようですがいつになるのかは分かりません。楽しみに待つことにします。

posted by ボーナス |12:12 | サッカー全般 | コメント(0) | トラックバック(0)

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