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2009年12月09日
今シーズンも終わってしまった。 10年近くサッカーの試合を見にスタジアムに通っている割には、未だにサッカーを見る眼はそれほど発達していないと自覚している。キーパーを除けば10対10の選手が常に動き回って、ときに相手選手と対峙し、ときに誰もいないスペースへ駆け抜けてと、無限のパターンで試合は展開していくことから、4-4-2がどうとか、ラインがどうだとかは正直よくわからない。解説者のみなさんは相当、頭が良いのだなぁと敬服するばかりである。 野球はおそらくテレビで映っている範囲の限られた人間に注目していればおおよそ、試合から取り残されることはない(…と思う)ということから考えても、やはりサッカーは奥が深い難しくも楽しいスポーツだと改めて思う。 今シーズンはこれまでのゴール裏からの全体図から離れて、ほとんどをファミリーシートから観戦していたので、目の前で、選手の息づかい、ライン際での攻防など、ゴール裏で見るときとはまた違った、部分拡大的なサッカーの醍醐味を味わうことができた。彼らは本当にがんばって走っているし、ぎりぎりのところでボールキープし、また体を張ってディフェンスしているということが伝わってくる。これは遠くからではなかなか感じられないものである。 小学生の子供がいるという理由だけでB自由と同じ値段であんなにすばらしい席を提供してくれたコンサドーレにはお礼を言いたい。 余談だが、あの席はどちらかといえば、相手チームに近いサイドなので、そのチームごとのカラーの違いなども伝わってくる。 そんな中でも、富山戦では試合後に、引き上げてくる相手チームの選手へねぎらいの意味で拍手を送っていたスタンドの私たちの姿を見つけて、すぐさま、わざわざ選手たちを並び直させて深々と挨拶をさせていた楚輪監督はすばらしい方だと思った。スポーツというのはこういうものなんだと思った。 チン○ラのけんかよろしく、試合前から試合後まで常に相手への罵詈雑言、見下げた態度など、そういう態度こそ何かサッカー的な闘争の形と信じて疑わない若者たちも散見されるが、一歩下がって冷静に考えると、どこか”作りごと”の世界にしか見えない。 戦っている選手でさえ、試合後は互いに相手を讃え合って笑顔で語り合っているのに、なぜ、応援しているだけの立場の者が、そこまで相手チーム(及び相手チームを応援している人たち)を憎もうと必死にがんばるのかほとんど理解に苦しむ。 そういったこととは関係ないとは思うし、ゴール裏から離れた人間の発言とは思えない大きなお世話な感想だが、ファミリシート側から見ていても、ゴール裏から伝わってくるパワー、圧倒感は以前に比べて、かなり落ちていると感じた。熱くなれる試合というのは、自然と声も出てくるのだろうから、勝ち負けというよりは、そういった何か選手とサポーターの気持ちが共有できるレベルの試合が、来年は一つでも多く実現されることを期待してまた来春を待ちたい。 石崎サッカーはまだまだ未完成だ。柳下サッカーもある程度の形に到達する直前で、また元の黙阿弥に戻してしまった過ちを教訓に、腰を落ち着けて戦略的にチームを長期的にとはいわずとも、せめて中期的に目指す方向性を確立しながら前に進んで欲しいと思う。 それにしても、今シーズン中も何回か炸裂した砂川の超がつくほどの切り返し技は本当によかったなぁ。
むーこ
Re:砂川の切り返し
2009/12/09 08:33
はじめまして。 私も1年間ファミリーシートで観戦しました。 あの席はお楽しみも多く、なくさないで欲しいと思っています。 富山の挨拶のことは、忘れられない出来事の一つです。清々しく、感動さえしました。 相手チームサポにきちんとした挨拶をするチームは、意外にも少なかったですね。 コンサもアウェイでそんな風にやってくれたらな、と思いました。
ダソヌマソ
Re:砂川の切り返し
2009/12/10 23:08
むーこ様 拙文にコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。 ちょっとした振る舞い一つで、そのチームへの印象が変わることがありますね。今回の場合はチームというより、むしろ監督個人のパーソナリティに対してのイメージ形成でしょうか。 いずれにしても、今となっては、情けないことに試合内容はおろか勝ち負けさえもよく覚えていませんが、違った意味で印象深いゲーム観戦になりましたね。
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