2006年03月31日

コンサがホーム草津戦で層の厚さ証明へ

コンサがホーム草津戦で層の厚さ証明へ
 攻撃の戦術練習で、ボールを保持するFWフッキ  コンサドーレ札幌が4月5日のホーム草津戦で、層の厚さを証明する。チームは30日、札幌・宮の沢で雪が舞う中、約2時間練習した。FW中山はインフルエンザ、MF大塚は腓骨筋(ひこつ)の炎症、MF和波は左足付け根の炎症でリタイアした。
 この日、中山は午前午後とも、大塚、和波は午後からの戦術練習に姿を見せなかった。昨季はMF上里、DF西沢ら、けが人が出るとチームの戦力は落ちた。だが、今季はMF芳賀や関らユーティリティープレーヤーを積極的に補強。開幕前の九州合宿の練習試合でもメンバーを固定せず、さまざまな組み合わせを試し、長丁場のリーグ戦に備えてきた。柳下監督は「こういうことが起きても特に問題はない」と話す。
 今日31日は道都大と練習試合(45分×3本)を行う。「メンバーが替わってどれだけよくコンビネーションができるか。試合に出ていない選手を長く使う」と柳下監督。MF鈴木は「どの選手が入っても、やることは同じ」と不安要素を打ち消した。軽傷ではあるが草津戦で主力3人が抜ける可能性もある。ピンチに動じない今季の札幌の真骨頂が試される。


和波、大塚、中山 けが、病気で練習欠席 
コンサ連敗脱出へ暗雲
 連敗脱出を目指すコンサドーレ札幌にまたもや暗雲が垂れ込めた。30日、宮の沢で行われた雪の中での全体練習で、前節先発したメンバーのうち、3人が参加いていない。主将のDF和波智広(25)は右足の付け根の炎症、副主将・MF大塚真司(30)が左ひ骨筋の炎症、そしてFW中山元気(23)はインフルエンザ…。31日に行われる道都大との練習試合にも3人は出場できない。
 復帰は4月5日の草津戦(札幌ドーム)にずれ込む予定。今季5試合すべて、大塚とボランチを組んでいるMF鈴木智樹(20)は「確かに全部、大塚さんと組んでいたから…。練習試合でもセバスティアンと組んだことがないので、これからいろいろ修正していかなければいけない」と不安を口にする。大塚は、18日の山形戦から前節・25日の横浜C戦まで1週間で3試合のハードなスケジュールが響き、疲労が出てしまった。
 戦力が整わない現状でも柳下正明監督(46)は勝利に執念を燃やす。「人が代わってもやることは変わらない。ワナ(和波)、シンジ(大塚)が出られないこともあるんだから」と、この苦境をチーム全員の力で乗り越える覚悟だ。練習試合ではもちろんサブ・レギュラー含めて全員が出場する予定。連敗、そして主力選手の離脱。傷だらけのコンサの特効薬は、勝利への執念しか残されていない。(樋口 智城) 

posted by dome123 |19:50 | コンサ | コメント(0) | トラックバック(0)

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