2006年03月25日

OB初のJ監督に横浜FC・高木琢也氏

OB初のJ監督に横浜FC・高木琢也氏 あす室蘭で古巣と対決「楽しみ」
25日に室蘭市入江運動公園陸上競技場で行われるコンサドーレ札幌-横浜FC戦で指揮を執る横浜FCの高木琢也監督(38)は、札幌の選手経験者として初のJリーグ監督だ。札幌に在籍当時、最後のゴールを決めたのが同競技場。「楽しみ。絶対に勝ちたい」と古巣との対決に目を輝かせている。(青山宏之)
 横浜FCは、開幕初戦で愛媛に0-1で敗れ、足達監督を解任。コーチに就任したばかりだった高木氏が監督に抜てきされた。「最初は驚いた。でもこんなチャンスはない」と戸惑いながらも前向きに受け止めた。
 高木監督は、札幌が圧倒的な強さでJ2を制した2000年に在籍した。日本代表経験者として鳴り物入りで加入したが、ひざに故障を抱えていたためリーグ戦出場は17試合にとどまり、ゴールはなし。年末の天皇杯で現役最後となる1ゴールを室蘭で決めた。「(札幌時代は)苦しかったけど、昇格という興奮を味わえた。よい経験だった」と懐かしそうに振り返る。 20060324-02.jpg
 現役を退いた後、テレビ解説者などを務めたが、「指導者としてピッチに帰る」という夢は忘れなかった。地道に指導者としての勉強に励み、昨年ライセンスを取得。コーチから突然、監督に就任し、チームを骨格からつくり直さなければならないが、焦りはない。
 「時間をかけて自分の目指す方向性を分かってもらいたい」という。ただ、選手には「どんどんゴールに向かってチャレンジしろ」と繰り返しアドバイスしている。
 チームには監督補佐を兼ねるJリーグ最年長の39歳の三浦や城ら現役時代から知るベテランも多く、支えになってくれる。「攻撃にこだわり、J1昇格を果たしたい」。“アジアの大砲”と呼ばれた元日本代表の名FWらしく攻撃を前面に掲げ、目標達成に意気込んでいる。

<写真:練習で選手に指示を与える高木琢也監督>



posted by dome123 |06:02 | コンサ | コメント(0) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/dome123/tb_ping/252
コメントする