コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年06月11日

羊をめぐる冒険 dos

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焼尻港に別れを告げ、狭い集落を抜け出すとあっという間に森に入る。

前の日の悪天で森全体がじっとりと湿り気を帯びてはいたが、遊歩道の足下はコンクリート舗装がされていて必要以上に足下を気にする事もなかった。
そしてその湿気が、森の神聖さの一層深い裏付けとなって森を覆っていた。
森に入る間際の坂道、涼しいよりも冷たいと感じる風が通り抜けた。
霊場に特有のあの冷たさだ。

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この島はオンコの島とも呼ばれるらしく、確かに厳しい気象条件の為成長を抑制されたオンコがその生命力を横に横にと伸ばしていて、それは見事としかいいようのない命の発現だった。
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蛾だの毒虫だのの類いは見当たらず、頭上ではいつも鳥がさえずる。
都会ならあたりまえにある、自動車機械から発せられる絶え間ない重低音が、ない。

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僕たち二人が踏む足音と鳥と森の音だけが鳴っている。
僕はもう、日常を忘れていた。

小一時間進んだろうか。
下りが続いた末に森が途切れ、視界が開けてきた。
きっともうすぐ海が見えるはず。
そして僕と息子は見えてきた景色に歓声を上げた。
夢の様に美しい、美しい景色だった。


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posted by bamboo |09:45 | 独白 | コメント(0) |

2009年02月21日

熊本キャンプの小さな変

吹きだまってますかー!

ばんぶうです。

コンサドーレの面々は昨日、いつもだと石栗フィジカルコーチの午前練習である所を監督が練習をみたそうで。

「ボランチの位置取りとBチームの守備を修正したかったのでグリさん(石栗コーチ)に時間をもらった」(日刊スポーツより)

だそうで、このままだと戦術部分が練習試合かつ開幕戦に間に合わないと監督が判断したって事なんでしょうかね。
ダニルソンは熊本キャンプ後初めて上里と組んだばかりだしねえ。
っていうか、練習試合2本目はBチームなのか。

それにしても身体能力が高いダニルソンがコンサドーレに来た、って事はそんなにスーパーな選手じゃないとは思いましたが、やはり展開力だのボールさばきだのが少々....なんですね。
ダヴィは元々本人曰く「中盤の選手で、テクニカル」と言ってて(ほんとかよ!と思ったけれど)ストライドが大きいばかりに玉を失いやすいが一歩目で相手を抜きされるという長所を見事に生かして現在の地位の奪取に性交しましたが、ダニルソンはほんとにボランチで良いのかなぁ?
なんやかんやで1~2年長い目で見てあげないといけないでしょうね。
もっとも現在の難が解消されてしまえば一気にワールドクラスだと思いますがw

雪で楽しみにしてた試合が見れないとはかわいそうだ。
うちの創立55周年記念だし、ここはひとつ何とか....なーんて感じで急遽
シーサーマッチ生中継決定!!
ってな事になることを....ならないかw

posted by bamboo |09:35 | 独白 | コメント(0) |

2009年01月15日

僕はこの両手でどれだけのものを抱きしめられるんだろう

自治体と大きな商店街がバックアップ。
格安の出店料。
好立地。

突如始まった未曾有の不況。
資金難。
万が一失敗したときは全てを失う可能性大。

俺は何者なのだ。
ただ自分のやりたい事だけをやってるだけで結果を残せない本物のろくでなしなのか?


俺は男の子なら誰でも思うようにかっこいい男になりたいんだ。

もし人生が二度あるならきっと何も迷わないだろうに。


死んだかあさんが言ってた。
人間は生きてるからこそ悩む事だってできるんだよ。
苦しいのだって、辛いのだって生きてるからできるんだよって。
癌で死んだけど、日々耐えられないほどの痛みの中でもついに
「死にたい」とは言わなかったっけな。
かあさんごめん。
おれもがんばるよ。

posted by bamboo |23:22 | 独白 | コメント(0) |

2008年12月20日

マーカスを追っかけて

ばんぶうです。

風邪が若干よくなりました。

で、だ。
追っかけてたマーカス君。
二人を置いて九州へ。
しかもなんだ、屋久島へ行くってか!

と、思ったら断念してるし....。


だからなんで旅行の時には俺に相談せなんだ、とw

確かに屋久島と言えば縄文杉、ってーのはある。
だけど、そこまで行かなくても十二分にスピリチュアルな森を体験できるのに....。
ちなみに縄文杉までは朝6時起床、夜7時帰宅ぐらい厳しい日程になるらしいのですわ。
らしい、ってのは実は俺が15年程前に屋久島へ行っておりましてw
ヘタレなので縄文杉までは行かなかったのですがね。
代わりにバイクで行ける期限過ぎ、じゃなく紀元杉とかは抱きしめてきましたわ。
ヤクスギランドだってCM撮影にガンガン使ってるくらい十二分にいいとこで。
あーもー、行けばいいのに....。
樹の意思が判る気になる森なのになー、あそこは。

でね、なんか彼のblog見てる時に感じる空気感にシンパシーあって。
昔の映画だけどstrenger than paradiseとファンダンゴを足した様な空気感が彼の旅のblogからプンプンしてるのはお判りと思うのだけれど、終わりなんだけど決して終らない旅の途中の断片をこう見てしまうとさ、なんともこんな40過ぎのおっさんにだって残ってる青臭い感覚器がツーンとしてしまうのさ。
わかんないよね、いーんだわかんなくて。
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俺が初めて勤めた会社をほとんどノイローゼの様に辞めてバイクで日本縦断したのが27の秋だった。
マーカス君は25か。
人生に旅は必要だ。
しかもそれはガキから脱皮するまでのごく限られた時間にだけ。

きっとまだ微妙な意味で「地に足がついてない」のかもしれないな、彼は。
アメリカには「産まれた土地には帰れない」という諺みたいな言葉があるのだと聞いた事がある。
俺はバリ日本人だから育った札幌へ帰ってきちゃったけど、マーカス君は何処へ行くんだろうか。
いや、所属チームってんじゃなくて一人の若者として何処で根を張るんだろうかなって。

そんな風に思ったこの日に彼との契約満了が発表されるのは、寂しい。

一人の若者として、ディビットソン純マーカスの事、ちょっと見続けたいと思います。



阿蘇山は外輪山を走るのが非常にいいのだが....。



posted by bamboo |00:00 | 独白 | コメント(0) |

2008年11月24日

大切なもの、捨てるもの

ちょっと前、ウンナンの内山さんがやってたコント。
変なところに転勤させられる彼が本社からやってくる社員にせつかれて
「いるもの」「いらないもの」に持ち物を分けていくコント。

あれが大好きだった。
コントであるのだが、僕らがいつも直面しつつ受け流している事を2つにどんどん分けていく作業。
あれは哲学的だと思った。
実際ああいう事は人生をスムーズにするために必要で、うちの嫁(ry

で、今の俺はどうよ?と。

わかっちゃいる。
わかっちゃいるけど止められない、ってのを捨てなきゃなぁ。

じゃないと次にいけねえんだ。

すまん。

次の人生があるのなら、そんときゃぁうまくやろうぜ。

posted by bamboo |00:10 | 独白 | コメント(1) |