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2007年12月12日

契約問題とニトリ

天皇杯も早々に敗退し、ネタに困るオフになるかと思いきや、次から次へといろんなニュースが入ってきて、それはそれで頭がついていかなくて困る(笑)

契約更改については、特に今年は長引くのもしょうがないと思う。天皇杯もないから選手も銭闘に専念できるし。昇格したときくらい主張できるだけ主張した方がいいでしょう。かといって言い分が通るかどうかは別問題だけど。
その中で大塚の現状維持問題については考えさせられる。選手側と経営側の立場の違いというのが鮮明になる事例だと思う。こういった契約上の溝はオプションで妥協点を見つけるのがいいのではないか、と私なんかは安易に考えたりするのだが、経営上オプションだらけの契約にすると人件費を予算化することが難しくなり、チームが勝てば勝つほど、選手が活躍すればするほど経営が圧迫されるという矛盾に陥るわけで、オプションは最小限に留めたいのは経営側とすれば当然のことでもある。

そこでニトリ様である。
似鳥社長「選手の意欲向上を」 会見で強化費1億円発表

正直、これには驚いた。あまりにもビックリなので、「わーい、ニトリ様ありがとう!」って単純に喜んでいいものかどうかも判断しかねるくらいである。
ニトリの思い切った決断であるが使途は
《1》レベルの高い選手の採用《2》J1での順位に伴うボーナス《3》勝利給-の三つの場合にのみ使用する
とのこと。「勝利給」を「オプション給」くらいに拡大解釈すると結構契約問題がスムーズに行きそうな気もするんですが、やっぱりそれはマズイんでしょうか。

今回ニトリがメインスポンサーとなり、スポンサー料も増額、石屋製菓も営業再開でスポンサー継続と、経営的には明るい兆しが見えてきたことは間違いない。しかし、根本的な問題はまだ未解決である。減増資問題はどうなるのか。2008年問題はどうなるのか。それを考えると、ニトリの1億は増資に当てる、という考え方もあったような気もするがそこをあえて寄付という形にしたのかな、という気もする。

チーム編成の問題も、経営の問題も厳しい局面は続いていく。全く楽観できる様相ではないが、ここを乗り切れば一つのヤマを超えることができるのではないかとも思う。昇格の追い風がある今だからこそ、解決できる問題はできるだけ解決したいものである。
逆に考えると、もし昇格を逃していたらと思うとゾッとする・・・・

posted by たじ |12:49 | コンサドーレ | コメント(0) |

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