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2007年03月27日

フィギュアとノルディック

25日のエキシビションでフィギュアスケートの世界選手権が終わった。
日本勢は考え得るほぼ最高の成績を収め、会場も大盛況。大成功の大会だったと言える。外国で行われるフィギュアスケートの大会をTVでしばしば見るのだが、案外客席が空いていることが多い。フィギュア大国の米国でも人気に陰りがあるという。
現時点では日本はフィギュアスケート人気国世界一だと思う。2004年の世界選手権で荒川静香が金メダルを取り、安藤美姫、浅田真央といった力のある若手が次々と出現。男子も高橋大輔、織田信成が世界のトップレベルまで成長した。一人のスター人気ではなく、豊富な人材が日本のフィギュア人気を支えている。
今回の大会では、観客はメダルが有力な日本選手を応援するのはもちろんだが、素晴らしい演技にはどこの国の選手であっても惜しみない拍手が送られた。満員の歓声、拍手の中での大会に、各国の選手にも満足してもらえたのではないかと思う。もっとも、一部日本選手の有力ライバルとされていた選手は日本の過剰取材、報道に不満があったかもしれないけど。

一方、札幌で一ヶ月前に行われたノルディックスキーの世界選手権。各会場ガラガラで各国選手にずいぶんがっかりされていた。日本はジャンプ団体で銅メダル一つというのも現状の日本の競技力からして精一杯。同じ世界選手権でありながら大きな差だ。

フィギュアとノルディック。競技の認知度の差。日本の競技力の差。東京と札幌の都市力の差。全てが対照的な二つの世界選手権。フィギュアスケートの世界選手権が終わったことで改めて札幌市民としては寂しさを感じてしまうのであった。

posted by たじ |10:42 | スポーツ | コメント(0) |

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