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2009年12月28日

全日本フィギュア

ついに全日本フィギュアが終了。バンクーバー五輪の代表が決定した。

【男子】
既に織田信成は五輪代表に決定していて、残り2枠の五輪代表も実力的、実績的に高橋大輔と小塚崇彦の二人に決まっているようなものだったので、興味としてはこの3人の順位争い、そしてこの3人に続く新鋭に注目したい。
村上大介(18)。アメリカ育ちで昨年5位のホープだが、今回は19位でテレビ放送無し。演技を見ていないからわからないが、体調不良かアクシデントとしか思えないほどの惨敗。郡山智之(20)は初めて演技を見ました。SPで6位に入る健闘もフリーでは固くなってしまったか13位と大きく崩れ総合11位。やはり最終グループに入るというのは大きなプレッシャーだったようだ。3強に一番近い存在と思われていた無良崇人(18)だが、フリー前の公式練習をキャンセルするほどの体調不良だったとのことで演技に精彩がなく無念の10位。9位佐々木彰生(18)、8位田中刑事(15)、7位中村健人(18)と楽しみな若手の名前が並び、6位にジュニアのエース羽生結弦(15)が入った。羽生はSPで失敗して13位と出遅れたため、今回フジテレビの放送はなし。それでもフリー5位でトータル6位まで上げてくるのだから地力の程は見せたのだと思う。世界ジュニアではぜひとも表彰台に上がってほしい。5位にベテランの南里康晴が順当に入り4位には町田樹(19)が大躍進。SP、FS共に4位で3強に次ぐ存在をアピールした。
さて、ここからが3強。3位は小塚。すでに世界のトップと戦える能力は持ちながらも、なかなか安定感が出てこない。SPでは2位だったもののFSは演技後半かなり乱れてしまった。世界で勝つためにはまだ破らなければならない壁は大きい。2位は織田。今期は好調だったが珍しくSPでジャンプの転倒があり3位と出遅れ、FSで挽回したものの2位。ライバル高橋に一歩及ばず。優勝は高橋大輔。SPは完璧でダントツのトップ。FSは後半やや演技が乱れたものの圧倒的なPCSでFSも1位で総合優勝。ただ、やはりケガからの復帰後スタミナに課題が残る。
五輪の男子は大混戦。王者プルシェンコも復帰してメダルを取るのは容易ではない。今回織田も高橋も4Tに挑戦して失敗しているが、五輪でこれを決めてくれれば表彰台がぐっと近づいてくると思う。

【女子】
既にGPF2位で安藤美姫は五輪内定。残り2枚の代表切符を浅田真央、中野友加里、鈴木明子、村主章枝らで争う構図だ。今回の大会、ようやく世代交代の兆しが見えてきた大会で10代の選手の活躍が目立った。10位に入ったのは藤澤亮子(14)。まだ滑りに幼さが残るものの、一つ一つの技は実に切れ味がある。これからが本当に楽しみな逸材だ。9位は武田奈也。今期ケガもあり心配されていたが復活。ただ、やはり好調時に比べると若干動きが鈍かったかもしれない。ナナスマイルも5分咲き。8位は後藤亜由美(16)。SP、FS共に8位と安定した演技が続いている。7位に村主。正直ここまで現役で頑張ってきたというだけで凄いことだ思う。ただ、残念ながら既に日本のトップレベルで戦う力はもうなかった。6位に躍進したのが今井遥(16)。去年のジュニアチャンピオンが力を発揮した。特にフリーは実にイキイキとした演技でSP7位から順位を上げた。来期以降はさらなる躍進が期待される。そして、今大会最大の収穫は5位の村上佳菜子(15)。期待通り上位4人に迫る好成績で、次代のエースと確信させるに十分な演技だった。屈託のない笑顔と、小気味よい演技。FSでは最終滑走者というプレッシャーのかかる中、勝負度胸も満点だ。

ここからが五輪の代表争いだが、既に代表内定している安藤はイマイチ思い切りが悪いというか、キレがないというか、4位止まり。もちろん五輪に照準を合わせて来ると思うので心配はしていないが、今回は少々残念。3位と2位は実に0.17ポイント差という僅差。史上稀に見る大接戦となった。中野友加里は今期ここまで精彩がなく、とにかくこの全日本で表彰台に登ることが五輪代表選考の絶対条件。ゆえにその演技はまさに鬼気迫る素晴らしいものだった。SPがノーミスで2位に付け、FSでは最終グループの最初に演技。冒頭でルッツジャンプがパンクしたのが唯一のミスで、その後は見事に火の鳥を演じきり、合計195.73という高得点で残りの演技者に運命を託すことになった。鈴木明子は昨年から急成長の24歳。一時期摂食障害でスケートができなかった時期もあったが見事に復活。SPは僅差の4位に付け運命のFS。軽快な音楽に合わせて、大きな瞳で華麗な演技。途中ステップで転倒した時は会場が悲鳴に包まれたが、そこから見事に盛り返し、最後は万雷の拍手。スコアは195.90。中野との大激闘をほんのわずかな差で制し鈴木明子が2位、中野が3位となった。

そして優勝は4連覇となった浅田真央。本来実力的には優勝して当たり前な存在なのだが、五輪シーズンという独特の緊張感からか、今期不調でこの全日本も不安視されていた。武器であるトリプルアクセルがなかなか決まらず、まさかの五輪代表漏れの可能性さえ囁かれていたのだが、蓋を開ければやはり真央は真央だった。SPは冒頭の3A2Tのアクセルが回転不足と判定され僅差のトップに止まったものの、FSでは格の違いを見せつけた。演技冒頭の3Aを決めると、二つ目はトリプルを回避して2A2Tに。浅田真央が見せる初めての守りの演技だった。今まで常に攻め続け3Aにこだわり続けてきた真央が、土壇場で見せた勝負への執念。そして、重厚な「鐘」の音楽に乗せて指先まで神経が行き渡る神々しいまでの演技。いくつかコンビネーションで回転不足判定があったものの、全く他を寄せ付けない演技で見事に優勝。4年越しの悲願を達成した。
最終的に浅田、鈴木、安藤が五輪代表。女子は男子に比べても五輪での期待は高い。トリノの荒川に続く金メダルをぜひ期待したい。残念ながら中野は五輪代表から外れてしまったが、五輪後の世界選手権代表には選ばれているので、念願の世界のメダルをそことで手にしてほしいと願っている。

posted by たじ |07:30 | スポーツ | コメント(0) |

2009年12月23日

ソチの星

フィギュアスケートの全日本選手権がいよいよ迫ってきた。
今回でバンクーバー五輪代表が決まるというわけで注目度大。
なのだが・・・この全日本選手権は次期ソチ五輪の星となるであろう若手選手もたくさん出るので、そちらにも注目したい。

日本女子フィギュアスケート界は世界でも屈指の選手層を誇るのだが、バンクーバー五輪代表候補の中で10代は浅田真央(19)だけで、安藤美姫(22)、鈴木明子(24)、中野友加里(24)、村主章枝(29)と、皆20代。真央以降の有力な新世代がなかなか育っていない、世代交代が遅れているというのが現状である。バンクーバー組の中でソチ五輪も目指せると思うのは真央だけで、この全日本では若手の台頭がまたれるところである。

ちなみにソチ五輪、強敵となりそうなのはアメリカ、ロシア勢。アメリカ勢は既にシニアで活躍しているフラット(17)、ワグナー(18)、ジャン(16)、未来(16)に加えて今季ジュニアグランプリファィナルに4人も出場するという選手層の厚さ。ロシアもソチに向けてのジュニア層の強化が着々と実を結びつつある。今後、そんなライバル達としのぎを削っていくであろう、注目の若手選手達はこちら。

村上佳菜子(15)
ジュニアグランプリファイナル優勝。今季出場大会全て優勝の次代のエース。
オーストリアで行われたシニアの国際大会では170.41という高得点で優勝していて、今回の全日本でも台風の目になること違いなし。

藤澤亮子(14)
名前は「ゆきこ」と読みます。去年のジュニアグランプリファイナル2位。小柄ながら滑らかなスケーティング、まるで人形のような愛らしさで見るものを虜にします。

今井遥(16)
去年のジュニアチャンピオン。スケートキャリアは短いものの長い手足を活かした演技が持ち味。今年は全日本ジュニア2位で去年に続いての全日本出場。

中村愛音(16)
中京大中京高校。真央の後輩で愛知勢の期待の一人。西日本のシニア5位で今回全日本に出場。この辺で大きな結果を残したいところ。

西野友毬(16)
2年前のジュニアで大活躍して、アメリカのジャン、未来に対抗できる逸材と期待されたが去年は伸び悩んだ。しかし持ってる素質は大きなものがあります。

posted by たじ |10:42 | スポーツ | コメント(0) |

2009年12月19日

長谷川穂積

現在の日本ボクシング界のエース。WBCバンタム級世界チャンピオン。
その強さは圧倒的。昨日の10度目の防衛戦も4回KOで防衛。過去二戦連続で1回KOしていた長谷川だけに4回KOでは「苦戦した」ような錯覚に陥るほどだ。10回連続防衛は具志堅用高の13回に次ぐ日本歴代2位。歴史に残るスーパーチャンプの活躍から目が離せない。

ところで、これだけのチャンピオンでありながら、世間的には内藤、亀田の方が知名度があると思われる。実際先日の内藤-亀田のタイトルマッチの視聴率は43.1%と信じられない高視聴率。それに比べると長谷川は実に地味な存在だが、あんまりテレビ局の煽りがない方が落ち着いて見れるような気もするし、その点は複雑な気分でもある。

posted by たじ |08:55 | スポーツ | コメント(4) |

2009年12月14日

柔道グランドスラム東京

柔道グランドスラム東京

五輪でも世界選手権でもない柔道の大会をゴールデンタイムに放送するというのはさすがにテレビ東京の成せる技だ。結果は日本勢が男子が4階級、女子は全7階級で優勝と、結構好成績だと思う。

柔道もタックル系の技が禁止になったりとルールが細かく変更されて、それはそれで興味深いのだが、今回感じたのは「指導」のタイミングが早いこと。両者指導が重なって、技のポイントなしで決まる試合が結構多く、正直ちょっと残念な試合もあった。上野順恵も福見友子もできれば技のポイントで優勝してほしかったんですけどね。

posted by たじ |12:12 | スポーツ | コメント(0) |

2009年12月11日

スポーツニュース拾い読み

スポーツニュースを適当に拾い読む。

沖縄かりゆしが解散へ サッカー九州リーグ

サッカー界の経営問題は既に下部リーグでは解散という形で顕在化しているのだなと実感させられます。

オークランドが準々決勝へ=サッカー・クラブW杯が開幕

今季は日本開催からUAEでの開催になり、日本のチームも出場していないというわけで、全く話題になってません。なんだか極端ですよねぇ。

大嶺弟 来年1月中旬に球団首脳と面談

だから気を付けろと言ったのに・・・言ってないけど(笑)
まぁ、十分反省して以後ガンバレ

ダルビッシュは3億3000万円=プロ6年目の年俸で最高-プロ野球・契約更改

ファィターズの首脳陣はシーズ終盤故障でダルビッシュが投げられなかったことで内心ほっとしていたのではないかという気がする。もしフルシーズン投げきっていたら、こんな金額では済まなかっただろうから。これ以上活躍されるともう日ハムも年棒払いきれなくなる??

ハッスルが事実上消滅…わずか6年で終止符

これは全くもってさびしいの一言。プロレス界は相変わらず明るい未来が見えてこない。

愛称クリスタル・ジャパン カーリングのチーム青森

うーん、クリスタル・ジャパンですか。ちょっと長くて言いづらいような・・・
慣れればどうってことないか。活躍すれば格好良く聞こえるかも!

posted by たじ |13:52 | スポーツ | コメント(0) |