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2007年02月06日

県別対抗

Jリーグのホームタウンは基本的には都市単位になっている。確かに全国津々浦々クラブチームを作っていこうという意味では都市単位のホームタウンという考えにも頷けるのだが、現状のJリーグを考えるに、どうもこの構想はうまくいっていないような気がしている。ホームタウンは県単位にした方が良かったのではないか。もちろん大都市圏においては一つの都道府県に複数のチームがあってもいいと思うけれど。

ほとんどの競技(スポーツに限らず)には「県代表」という概念がある。日本において「おらが地域の代表」というのは基本的に「県代表」なのである。よって日本において地域対抗色を打ち出して盛り上がるのは「県別対抗戦」である。その究極が夏の甲子園。

Jリーグはそういった旧来の日本的地域意識に抗して「都市」を全面に押し出したのだが、都市の代表の戦いというのは、やはり県の代表の戦いに比べて盛り上がりに欠くというのが現状である。これがJリーグが今ひとつ盛り上がりに欠く要因の一つではないかと思っている。実際、平塚は湘南になり、愛媛はホームタウンを「松山市を中心とする全県」としているように、ホームタウンは広域化してきている。現状の日本において都市の単位でJリーグチームを支えていくというのは大変なことなのである。

都道府県は47。現在Jリーグチームは31。いまだ一県一クラブに達していないし、その見通しもない。この段階ではやはり県を全面に出していった方がいいのではないか。そして、将来J3が出来て、一県一クラブが達成されるならば、その時改めて「都市」にフォーカスすればいいのではないか、という気がしている。

posted by たじ |05:45 | サッカー一般 | コメント(0) |

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