2008年07月24日
西川問題について
大分のGK西川選手の問題について。
Jリーグが西川を厳重注意
正直、厳重注意だけで済ますのは甘いのではないか、という気がするが、本人の「警告は決して故意でもらったものではない。」という発言を認めるとするならば、あくまでも「ブログ上で誤解を招く書き方をした事」に対する注意以上にはなり得ない。要は今後の日本を背負って立つGK西川に対して、五輪直前というデリケートな時期にあまり深手を負わせたくない、ということなのだろう。単なる甘やかしのような気がする。
それにしても「警告は決して故意でもらったものではない。」という主張を認めるというのは先日五輪代表OA問題で「大久保は選べなかったのではなく選ばなかった」と強弁するJFAと同根の問題である。見え見えのウソでも「本当だ」と強弁するならばそれが通ってしまうようだ。これは全くの想像だが、西川自身は本当は「わざとイエローカードをもらった」ことを白状したかったのではないだろうか。対して大分トリニータとJリーグが西川が「故意ではない」と言うことを条件に「厳重注意」を落としどころとして用意したのではないかという気がする。ウソでも強弁し続ければよい、というスタンスを取るJFAは根本的なところで間違っているような気がする。
西川の処分の問題はおいといて、この問題は二つの問題に分けて考えることが出来る。一つは、ブログに「わざとイエローカードをもらった」と書いたこと。もう一つは「わざとイエローカードをもらうプレー」について。
まず、ブログに書いたことについて。
サッカー選手は、一般のブロガーに比べて書いてはいけないことの制約は多い。チーム戦術やtotoに影響を及ぼすこと、場合によっては自分自身のコンディションについても書くことが出来ない場合もあるかもしれない。今の時代、選手がブログを持つことは当たり前なのだから、そういったことをきちんと教育しなければならない、ということだろう。西川はサッカー選手としては一流でも、ピッチの外では「社会経験の少ない22歳の若者」にすぎない。ブログに書いていいこと、ダメなことをきっちり教育しなければならないのである。こういう事件があると、選手がブログを持つこと自体に消極的な意見も出そうだが、私はあくまでも選手がブログを持ち、自らの考えなりを発信することには積極的な意味があると思っている。これまでもコンサドーレオフィシャルブログの選手ブログの貧困さには苦言を呈してきたが、せっかくオフィシャルブログという器があるのだから、もっともっと積極的に活用し、選手ブログも増やしてほしいものだと思っている。オフィシャルブログという器がある分だけ、例えばアップする前のチェックとか、事前のトラブル防止策が取れるはずなのだから。
コンサの話は別としても、西川に関して言えば、このブログ発言はやはり厳重注意に値する。厳粛に受け止めるべきと思う。
もう一つ、「わざとイエローをもらうプレー」について。
本人は公式には否定しているらしい。当該プレーに関しては大分サポの中には「わざととは思えない」と言う人もいるようだが、問題なのは、そのプレーだけではないはず。西川はイエロー累積3枚なことははじめから自覚していて、この日イエローを貰えば、自分の不在期間に出場停止を消化できることも自覚していたはず。とすれば、個々のプレーに対する評価は無意味である。要は試合中、どのプレーでイエロー貰っても良かったのだから。
実は私はこのことについては、一方的に西川を責める気にはならないのである。「故意にイエローカードをもらった方が実質的に得になる場合がある」ことがそもそも問題なのだ。要はルールが想定していない、ルールがカバーできていない、ルール上の不備なのである。このルール上の不備に対する対処案だが、一つは「故意にイエローカードを受けようとする非紳士的プレーに対してはレッドカードを出す」ということだと思う。これはあくまで運用の問題であり、現行ルールでも西川にレッドカードを出すことはできたはず。ただ、現実には「わざとイエローカードを受けた」と確信を持つことは難しい。もう一つの案は今回の西川の策を無効にする方法、「代表招集等あらかじめベンチ入り出来ないことがわかっている場合は、その試合を出場停止期間から除外する」ということだと思う。
総合的に考えて、今回の捌きはサッカー界のためにも、西川本人のためにもならないと思う。「イエローをもらったのはわざとではない」以上は「西川不在中に出場停止が消費され、西川が復帰したときには累積無し」という当初の西川のもくろみ通りとなってしまうのである。いくら厳重注意処分とはいえ、これでは実質的なペナルティがないのと同然。やはりこれは甘い、過保護な処分だと私は思うのである。
posted by たじ |10:35 |
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2008年07月23日
秋春制について
Jリーグが10年から秋春制に変更を検討
犬飼会長は10年のシーズンを同年7月に閉幕するW杯南アフリカ大会後にスタートさせる意向。「日本協会とJリーグでプロジェクトを組み、かなり進んでいる。問題はたくさんあるが、手はあると思う。解決していけばいい」と話した。
秋春制に対する私の考えは過去記事:秋春制で書いたとおり反対です。今でもこの意見に変わるところはありません。
こういう議論があることは重々承知だし、推進したい人がいることもわかっている。だからそのこと自体は驚かないけど、何が驚くって「10年のシーズンを同年7月に閉幕するW杯南アフリカ大会後にスタートさせる意向」ってこと。2年後である。普通に考えて2年後に実施するってことは、詳細は別としても概略は決まっていなければならないはず。例えば、仮に「積雪寒冷地に対しては全天候型スタジアムと練習場を建設し、その費用はサッカー協会が負担する」のだとしても、今からでは2年後までに完成が間に合わないでしょうに。
今の段階で「手はあると思う。解決していけばいい」なんて言っているのでは10年からの実施なんて出来るはずがない。具体的な解決策の見通しが語られていないのに10年というスケジュールだけが出てくるというのはどういうことか。「単なる不見識」なのか「どんな反対も押し切って実施するという意思表示」なのか。単なる不見識であって、その見識が正されることを切に願うばかり。
多くのコンササポにとっては秋春制は死活問題、悲痛の叫びの数々です。
他サポはどうなのかといろいろ見ていると、積雪寒冷地のサポでなくても秋春制反対の意見は多いように感じます。その中から秋春制のメリット、デメリットについて冷静にまとめられているブログ記事を一つ紹介します。
Jリーグ秋春制移行のメリットは?
秋春制反対というのは決して北国チームのエゴではないのです。
積雪寒冷地以外のサポのこのような冷静な言説は本当に心強く感じます。
posted by たじ |12:06 |
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2008年07月22日
シミュレーション
昨日神戸戦の録画放送を見た。
一番気になったところはやはり芳賀のシミュレーション。
繰り返し見た自分の印象としては、やはりあれはシミュレーションではないと思う。
ところで、このシミュレーションという反則はなんだか不思議なルールである。
「選手は審判を欺こうとするもの」という性悪説に基づいているというか・・・こういうルールは他のスポーツにもあるのだろうか。普通の反則は、具体的な「行為」そのものを反則の対象としている。ゆえに、究極の高性能カメラが存在するなら反則行為があったかどうかはほとんど判断できるはず。しかし、シミュレーションというのは審判を欺こうとする「心」が反則の対象である。どんな高性能カメラが開発されても心の中まで写ることはない。今回の芳賀のプレーについても、結論としてはシミュレーションであったかどうかを知っている者は芳賀本人のみである。
そう考えるとシミュレーションという反則の存在はどうも私には納得しがたいものがある。審判は選手の「行為」を裁く存在だが、選手の「心」まで裁けるのか?
「心」を裁くというのは、決して簡単におこなえることではないと思っている。刑事事件においても、犯罪行為が「故意」だと断定するには相応の証拠が必要だし、動機の解明というのは刑事事件において極めて重要なことである。
そんなわけで、シミューレーションなんて反則無くてもいいんじゃない?と私は考える。そもそもわざと転ぶ行為はファールを取ってもらえなければほとんどは自チームにとってマイナスな行為なのだし。
posted by たじ |11:33 |
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2008年07月09日
気になること:代表とクラブ
大久保のOA騒動に関連してちょっと気になる点が一つある。
神戸が強硬に大久保の代表選出を突っぱねたのは、リーグ戦で降格を争うシビアな戦いの最中だからである。
これがもし、リーグ戦のスケジュールと被っていなければ・・・
そもそも坪井や加地の代表引退宣言というのもクラブと代表の両立が出来ないということだし・・・
つまり、代表スケジュールとリーグ戦のスケジュールが被っていることにより代表の強化がままならない、という話の流れになると秋春制論に勢いが付くのではないかということが気になるのである。秋春制反対論者(過去エントリー:秋春制)の私としては少々不安。
posted by たじ |11:36 |
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2008年07月01日
ヘリクツを突き通す
北京オリンピックサッカーのOA問題は決着したようだ。
迷走OA枠……大久保の招集を断念
神戸・安達社長は「これで決着」
結局大久保の招集は見送り。形としては神戸側の主張が通ったことになる。
がしかし、サッカー協会側の主張はもちろん違う
大久保をめぐっては神戸が招集を拒否してきた経緯があるが、小野委員長は、あくまで反町監督がメンバーから外したことを強調した。「いろんな選手を呼ばなかった。最終的に時間をかけて絞り込んだ。このメンバーで(反町監督は)思い切り戦っていきたいということ。たまたまクローズアップされたのが神戸。最後は監督の意思を尊重」と説明した。
神戸の「OAの招集は話し合い」という主張を認めたわけではなく、あくまでも反町監督が大久保を選ばなかっただけだと。間違っても「大久保を招集したかったけど神戸に拒否されたので断念しました」なんてことは協会としては口が裂けても言えないのである。だれがどう見てもそんなのはヘリクツに違いないけど、どんなに見え透いたヘリクツでも突き通さなければならないヘリクツはあるのだ。神戸の主張を認めてしまうと、それは既成事実となってしまう。ま、現状でも十分既成事実のようなものだけど、今後のためにも協会としては神戸の主張を認めたわけではないという逃げ道は必要なのだ。結局「OA招集をクラブは拒否できるか」という問題は灰色のままである。オリンピックは4年に1度なので、今回は灰色決着としても、次回まで時間があるのでそれまでに明確なルール化をすればいい、という考えなのではなかろうか。こじれた問題の落としどころとしては今回の協会(反町監督)の判断としてはまぁ、やむを得ないところだろうか。
それにしても、どんなにミエミエのヘリクツでも突き通さなければならない事ってあるよなぁと、しみじみ感じます・・・
posted by たじ |15:14 |
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2008年06月28日
大久保のOA問題
北京五輪代表の反町監督が神戸の大久保を北京五輪のOAに選出を希望しているが、ヴィッセル神戸が拒否しているという。(記事)
現在13位、16位の磐田と勝点差2しかない神戸にしてみれば、リーグ戦が大事なのは当然のことだが、クラブ側が拒否ってできるんだっけ?
Jリーグの実行委員会では、各クラブが五輪代表への選手招集に協力することを決めている。ただし、安達社長は「23歳以下はそうだが、OAは話し合うことになっている」と指摘する。
あ、なるほど。OAとは宙ぶらりんな存在なのね。たぶん、A代表もU23代表も招集されたらクラブは拒否できないのだろう。ただ、OAはそのどちらでもないと。たぶんこれは反町監督の態度に問題があったんだろうと思う。OA枠を使うか使わないかをずっと明言しないできた。しかし、使うなら使うと予め宣言しておいて、Jクラブの協力を最初から取り付けておく必要があった。
最近はサッカー日本代表の人気が凋落していると盛んに報道されているが、代表引退を宣言する選手がいたり、クラブが代表選出を拒否したりと、要はサッカー界の内部においても「代表」のステータスが低下しているのだから、人気凋落は当然のことなのかもしれない。コンサドーレにおいても、宮澤が「チーム事情」によりU19遠征を辞退している。「代表よりクラブ」という考え方はクラブサッカー文化の成熟と見なすこともできるが、「代表」のステータスが低下しては、サッカー界全体が地盤沈下してしまう。その両立がこれからの日本サッカー界の課題なのだろうと思う。
posted by たじ |08:07 |
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2008年06月21日
水本の件
水本、G大阪を退団へ=出場機会求めて移籍
すでにいろんなところで語られているように、私もこの件が彼のサッカー人生にとってプラスになるとは全く思わない。
ただ、私は水本に対してなんら思い入れがないのが幸いなところ。
万一コンサドーレの選手がこんなこと言い出したらと思うとゾッとするけど、まぁうちのチームは4億もかけて選手を獲得する事なんてないから心配いらないか。
posted by たじ |08:54 |
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2008年06月19日
選手ブログの行方
なにやら選手ブログに関して動きがあるようだが・・・
Jプレイヤーズ
6/18からサービス開始したというこのサイト、いまいちどういう存在かわからないのだが、この運営会社はWEBサッカーマガジンの運営をしている会社のようで、その流れなんだろうと思う。
鄭 容臺
石井謙伍
その他に優也と坪内のブログもあったらしいのだが既に消えているらしい。
まず一つ目の疑問点としては、なぜコンサドーレのオフィシャルブログで開設しなかったのかということ。選手本人はどう考えているのか。そしてHFC、WEBOSSはどう考えているのか。その辺が全く見えてこないので気分的にはスッキリしない。
二つ目に、優也や坪内のブログはどうしてすぐ消えてしまったのかということ。そもそもこのJプレイヤーズというサイトの運営に信用がおけるのかどうか。立ち上がったブログがすぐ消えてしまうようなサイトでは、いったいどうなってんだって話。ちなみに謙伍のブログは現時点では枠だけで記事はないというのもどうなってんのかなと。なんだかこのJプレイヤーズというサイトにはハテナがいっぱいなのである。
正直オフィシャルの選手ブログをなんとか活性化できないのかなぁと思うのだが。
目安としてはG大阪のブログくらいになれば嬉しい・・・
posted by たじ |12:43 |
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2008年06月18日
流れ
勝負事の世界でよく使われる「流れ」という言葉。
結構曖昧で非科学的な要素も含まれる言葉だが、やはり勝負事においてはこの「流れ」をうまく掴むことが大切だと思う。
「流れが良い」というのは状況が好循環すること、「流れが悪い」というのは悪循環すること、「流れが変わる」というのは好循環と悪循環が切り替わるということ。とりあえずこう定義することはできると思うが、果たしてそれが単なる偶然なのか、なんらかの必然を含んでいることなのか、実際には色々な場面で使われるように思う。
最も「非科学的」な「流れ」はおそらく麻雀の「ツモの流れ」というやつだろう。伏せてある山の牌がどう並んでいるのかというのは偶然に過ぎない。自分にとって良いツモが2回続いてツモの流れの良さを感じたとしても、次のツモが良いかどうかとは何の関連性もない。しかし、不完全情報ゲームにおける牌やカードの流れ、或いはサイコロやルーレットなどの不確定ゲームの「目の流れ」が存在すると感じることはあるし、その存在を信じている人もいる。
サッカーなどのスポーツは基本的には完全情報ゲームであり、確定(サイコロなどの偶然がない)ゲームなので、スポーツで言うところの「流れ」というのはもう少し違ったものなのではないかと思う。良いプレーが起こったときの心理が好循環を生み、悪いプレーをした時の心理が悪循環を生むという論理。しかし、個人競技ならメンタルがプレーに大きく影響するとしても、団体競技の場合、必ずしも全員が同じ心理になる訳ではなく、果たしてそのことによってゲームの「流れ」を変えるほどの影響があるのだろうか、という疑問もある。野球でよく言われるのは「ピンチの後にチャンスあり」。ピンチを乗り切れば自分たちに良い流れが来る、という言葉だが、こんなのは科学的根拠の無い単なる気分の問題のような気もする。もっとも、科学的根拠が無くても、この言葉をプレイヤーが全員信じているのならば、いわば集団催眠状態となって、結果的に「ピンチの後にチャンスあり」は真実となるということはあり得る。原因と結果が逆だけど。
サッカーにおいて「流れ」とは必ずしも偶然やメンタルの話ばかりではない、戦術的好循環や悪循環というのがあるような気がする。例えばセカンドボールを全然拾えなくなる、全て相手に取られるという流れ。こういうのは偶然に起こることではなく、押し込まれ、陣形を乱され、苦し紛れにクリアするしかない状況に追い込まれてしまうから全て相手にセカンドボールを拾われ、相手の2次、3次攻撃を受けてしまう。しかし、そうなったら90分ずっとそうなのかといえばそうでもない。相手の足が止まれば押し込まれた流れを押し返す事ができるし、セカンドボールも拾えるようになる。90分の中で必ず良い時間帯や悪い時間帯があり、良い流れの時間帯に点を取り、悪い流れの時間帯を失点せずにしのげば勝負の勝てる。そう都合良くいかないけど。
単体の試合の流れだけでなく、シーズンを通した流れというのもある。勝つことで自信を持ってプレーできるようになる。あるいは負けることでプレーが消極的になって連敗を重ねる。シーズンを通して考えると、如何に流れを掴むかというのは重要な問題だ。
コンサドーレは今のところ最悪の流れのまっただ中だが、この中断期間が流れが好転するきっかけになっていて欲しいと切に願うところ。
posted by たじ |10:54 |
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2008年06月14日
コンサドーレ以外どうでもいい
EUR02008 欧州選手権が行われている。
私もサッカーファンの端くれとして興味を持って見ている・・・わけではない。
実はあまり興味がわかず、ニュースを眺めるだけである。
代表戦もそんなに一生懸命見てない。あ、今日タイ戦があるのか、みたいな感じ。
なんだかサッカーに関しては「コンサドーレ以外どうでもいい」状態になっちゃってます。
コンサ以外のサッカーを見て楽しむ心の余裕がないという感じです。
気持の切り替えができないタイプだな、私。
コンサの成績が良くて、かつコンサから代表選手が出るようになればきっと代表戦が楽しみになるんだろうと思うけど、いつの日になることか。
posted by たじ |09:53 |
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2008年05月29日
我那覇のドーピング問題
我那覇のドーピング問題が決着した。
我那覇選手の処分は無効
「申し訳なかった」=Jリーグ鬼武チェアマンが謝罪
ただ、誰もが疑問に思うのは「川崎に科した1000万円の制裁金については、今のところ裁定の中に返すべき論拠がないとして返却しない方針。」という点。我那覇がシロなら川崎から制裁金を取る根拠もないはずなのだが・・・これはつまりスポーツ仲裁裁判所(CAS)裁定の中に「川崎にお金を返しなさい」という内容がないから返さないってことなんだろう。今回はあくまでも我那覇が自らの名誉回復を求めた訴えであって、川崎はJリーグに対してなにも訴えていない。つまり、川崎がJリーグに対して1000万円返せとCASに訴えて、それを認める裁定が出たなら返す根拠になるけど、今回はそうではないから川崎に1000万円は返さない、という論理。
結論から言えば間違った論理ではない。
ただ、それを世間がどう見るか。どう考えても屁理屈で悪あがきだとしか思われないだろう。
不祥事続きで危機感を強めるJリーグだが、Jリーグ自体不祥事を起こしているといってもいい。
トップダウンの組織は間違いを認めない組織に陥りやすい。
今回の件はそのことをあぶり出した感じがする。
これを機に、Jリーグは組織の問題点を真摯に見つめ直す必要があるのではなかろうか。
posted by たじ |09:02 |
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2008年05月28日
レッズのスタジアムが満員になる理由
「レッズのスタジアムが満員になる理由」
コンビニでこんな本を見かけた。
よくあるマーケティング本である。
当然、内容にはあまり期待できないのだけど、この挑発的なタイトルに乗せられて買ってしまった。
で、実際読んでみると・・・予想通りツッコミ所満載というか・・・
著者の見解を端的に言うと「金儲けのためにサッカーをやっている訳ではないという、ブレない姿勢」がレッズのスタジアムが満員になる理由らしい。そういう理由で納得するJリーグファンはほとんどいないと思うのだが。
そもそもこの本は「取材協力 浦和レッドダイヤモンズ」となっている。レッズ以外のチームの取材はしていないのだ。だから他のJリーグのチームとレッズはどこが違うかなんてことを書けるわけもなく、レッズだけ取材して、その内容をそのまま本にしたという、まるでレッズの宣伝本みたいなものだ。
果たして、この本が全国のコンビニに並び、暇つぶし的マーケティング本として特別Jリーグに興味もないような人たちに読まれるとして、どんな印象を持つのだろうか。ちょっと怖い。
posted by たじ |07:55 |
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2008年05月20日
礼に始まり礼に終わる
昨日はラグビーの「ノーサイド」という言葉を持ち出したのだが、日本人ならもっと身近にそういう徳を説く言葉があった。
礼に始まり礼に終わる
日本の武道、芸道に共通する教えである。
その道によって礼のあり方に若干の違いはあれど、初めから終わりまで相手に対する敬意を失ってはいけない。勝ち負けいずれにしても相手を尊重しなければならない。
武道においては、礼の前にガッツポーズをするというのは相手に対する礼を失する行為とされる。喜びの表現は舞台を降りてから行うのが礼儀である。
将棋の終局後の様子というのは、将棋を見慣れない人にとってはちょっと奇異に映るかもしれない。顔をしかめて首をひねっているのは大抵勝った方である。負けた方がむしろ明るく雄弁であることが多い。
こういったことをストレートにサッカーに適用するというわけにはいかないが、日本人として、日本のサッカーリーグとして、Jリーグもまた「礼に始まり礼に終わる」という徳を持ち、日本独自のサッカー文化を育てるというのは意義のあることではないかと思う。
posted by たじ |11:39 |
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2008年05月19日
埼スタ騒動について考える
先日の浦和−G大阪戦の試合後、大きな騒動となった件について考えてみる。
経緯の報道については事実誤認等々もあるようだが、双方オフィシャルでの発表内容は概ね一致しているので、それが大筋かと思う。
浦和公式HP 17日(土)ガンバ大阪戦での出来事について
G大阪公式HP 5/17浦和レッズ対ガンバ大阪@埼スタの試合について
G大阪側が騒動のきっかけを作ったというのは事実のようだが、原因がどっちかなんてことはこの際大きな問題ではないと思う。
「サッカーのサポーターは怖い。危険。」
社会的にはそう認識されるのである。
今回の事件はJリーグの全てのクラブにダメージを与えることとなった。
で、考える。じゃ、どうすればいいのかと。
対立感情+試合後の興奮+群集心理
正直、スタジアムというのは何かきっかけさえあればいつでも暴動等の事件を発生させることのできる装置のようなものである。
冷静に考えれば危険きわまりない・・・
運営的には今よりもっと徹底的な隔離策(緩衝帯の拡大とか)が必要となるのだろう。
しかし、私は個人的には全く逆の策を進めて欲しいと思っている。
ホームのクラブは積極的にアウェイサポを歓迎するホスピタリティをもって試合運営をすべきではないか。サポーター同士は積極的に融和と交流に努めるべきではないか。
ラグビーの「ノーサイド」という考え方はサッカーの世界ではあまり聞かないのだが、この精神こそが必要なのではないかと思う。ラグビーとサッカーでは事情が違う。ラグビーは歴史も浅く、ラグビーが盛んな国、地域も少ない。一方サッカーは世界中で行われている。ゆえにサッカーは様々な深刻な社会的対立をそのまま背負い込んで試合が行われたりもする。とても「ノーサイド」などと暢気なことを言ってられない事情が世界のサッカー界にはある。でも、そんな深刻な社会的対立を背負い込んだサッカーの試合なんて日本にはないのである。無理に試合以外の時に殺伐としてサポーター同士が対立しなければならない理由なんてどこにもないのだ。だったら「ノーサイド」でいいじゃないか、そう思う。
現実に起こった事件に対して精神性に訴えることの無力感があるのは事実。
しかし、積極的に相手サポーターを歓迎するホスピタリティを進めていけば、時間はかかってもきっと世界に誇れるサッカー文化を醸成することができるのではないかと私は思う
posted by たじ |16:50 |
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2008年05月15日
クラブとマスコミの関係
東京が荒れすぎピッチ味スタから移転検討
東京のホーム暫定移転先に松本市が浮上
えーと、どれくらい信憑性がある話なのかわかりません。もともと芝の問題はあったようですが、ホーム移転まで検討しているとなれば穏やかな話ではない。
で、この手の交渉事は新聞記事になる以前から水面下で押し引きされている筈なのだが、ここに来て記事になるというのはどういうことなのかと考えてみる。つまり、FC東京の社長は水面下の押し引きだけではなく、問題を表沙汰にした方が交渉に有利と判断した、ということではないか。そもそも、こんな話は別にマスコミに話す必要もないことなので、意図があって社長が記者に話したのだと思う。その判断が正しいのか間違っているのかはわからないが。
普通の会社は特段何か発表があるとか、事件や事故があるという場合以外は記者会見を開いたりすることはないが、サッカークラブのような会社の場合は常に記者が貼り付いて記事になるネタを探している。とすれば、状況状況によってうまくマスコミを利用して、時にはブラフもかまして各種交渉事を有利に運ぶこともやりようによっては可能である。
しかし、現実には自分の思ったとおりの記事を書いてくれるとも限らないし、書いて欲しくないことまで書かれたりもする。取材者と被取材者は常に駆け引きをし、押したり引いたりする関係だが、「クラブがうまくマスコミを利用した」と思えるケースはそう多くはない気がする。
マスコミとクラブの関係というのは慣れ合いになっても、閉鎖的になっても良くない。適度な緊張関係を維持しつつ良好な関係を保つ必要がある。難しいことだが、それもクラブの総合力としては非常に重要なことだと思うし、HFCにはこの点まだまだ努力が必要だとも感じている。
冒頭の移転問題自体は、私は当事者意識が全然持てないので関心が薄かったりしますが、問題を公にした(マスコミを交渉の道具にした)ことの顛末には少々興味を持って見ていきたいと思ってます。
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posted by たじ |11:44 |
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