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2006年12月14日

フィギュアGPF展望(女子)

今週末、楽しみにしているのがフィギュアスケートグランプリファイナル。
女子は日本選手3名、男子は2名が出場。その活躍が大いに期待されている。
というわけで、私なりに大会の展望をしてみる。

今回のグランプリシリーズはスルツカヤ、コーエンといった実力者が出場していないこともあり、世代交代の大会という印象もある。バンクーバーに向けての最初の一歩だ。
正直、グランプリシリーズの問題点として、大会毎のレベルが違いすぎるという点が如実に現れてしまったと思う。アメリカ大会、フランス大会はハイレベルだったのに対し、中国大会、ロシア大会は有力選手が少なく、レベルの低い大会となってしまった。結果として前二大会で2位、3位と頑張ったマイズナーがファイナル進出できずに、後二大会で1位、2位のシュベスチャンがファイナル進出となった。マイズナーは二大会合計得点335.81に対し、シュベスチャンが300.55なのだから、釈然としないものがある。
以下、各選手の短評。

【浅田真央】
絶対本命。本人の口癖の「ノーミス」演技ができたなら敵はいない。昨年から一段と成長した。より演技にゆとりが出てきたこと。難しいプログラムを簡単にこなしていること。昨年までの無欲の挑戦ではなく、今年はプレッシャーのかかる中で結果を出すというメンタルの強さ。はっきりいって現在実力NO.1。しかも、まだまだ伸びしろがある。これからどれだけ凄い選手になっていくのか底知れない。
ただ、そんな真央も絶対ではない。難しいことに常に挑戦し続けるゆえのリスクもある。アメリカ大会の時のように、ステップからのトリプルアクセルが決まらなかった時、その後の演技をまとめられるかが若干の不安要素だ。
○予想点数180~195

【安藤美姫】
昨年の不調から見事に復活。アメリカ大会では、元気のいい、勢いのある演技で高得点を叩き出した。もともと昨年の不調自体が本来の彼女の実力からすれば考えられない。やはりプレッシャーが大きかったのだろう。今シーズンは浅田真央に期待が集まることで、気持ちがラクになったこともあるだろうし、なにより荒川静香の金メダルにもの凄く大きな好影響を受け、メンタル面で大きな成長を遂げたと思う。元気のあるスケートはいいのだが課題は指先まで神経を尖らせるような繊細な演技力か。勢いがあるスケートというのはある意味若干雑な演技にもなる。しかし、去年までのような大崩れは考えにくいので表彰台は固いと思う。4回転はやらぬが吉。
○予想点数170~185

【村主章枝】
観客を魅了する村主ワールドは健在。なのだが、苦労しているようにも見える。10歳も年下の、技術的に伸び盛りな選手に対抗するためには村主も今までより難しい演技、プログラムに挑戦しなければならない。その分演技にゆとりがなくなっているような印象がある。プログラム構成上、浅田、安藤の上に行くことは難しいのだが、ノーミスでスタンディングオベーションが出るような演技ができれば上位に食い込むことができると思う。
○予想点数165~180

【キム・ヨナ】
韓国期待の新星。昨年のジュニアグランプリでは浅田真央にも勝っている。シニア初挑戦の今季だが、期待に違わぬ演技をしている。繊細な表現力は浅田、安藤より上だろう。不安なのは体力面。フランス大会のフリー演技も途中まではほぼ完璧と思ったのだが、疲労の出る後半のジャンプで続けてミスがでている。安定感はあるので大崩れはしないと思う。ストップザ真央の一番手。
○予想点数170~185

【サラ・マイアー】
常に上位にいるものの表彰台にはなかなか届かない。はっきりした武器もないので今回も表彰台は難しそうだ。パーソナルベストが170点そこそこなので、ベスト更新が表彰台に上るための最低条件になると思う。
○予想点数160~175

【ユリア・シュベスチャン】
残念ながら6位は鉄板。ルックスも良く、ジャンプも綺麗なのだが、演技に正確性がない。ノーミスで滑りきる事自体かなり難しい。優勝した中国大会でさえ、かなりボロボロな演技内容だった。今回出場選手の中でははっきり格下の選手。
○予想点数 145~160

予想を並べると
口口口口口口口150口160口170口180口190口200
浅田                    ←----→
安藤                ←-----→
村主              ←----→
キム                ←-----→
マイアー         ←----→
シュベスチャン ←----→

一位浅田 二位キム 三位安藤 4位村主 五位マイアー 六位シュベスチャン
日本人表彰台独占には一歩届かないと予想する。

posted by たじ |09:53 | スポーツ | コメント(0) |

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