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2006年10月02日

苦境ゆえに奮起、結束する

日本ハムの金村投手の監督批判問題はどうやら謝罪も済んで収束である。あとは日ハムが日本シリーズに出場して金村の登板があるかどうかというところだ。
この事件は激しい首位争いの最中のことであり、ソフトバンクとの最終2連戦直前だっただけに、チームにマイナスの影響があるのではないかと懸念されたが、そんな心配は全くの杞憂で、見事に日ハムはソフトバンクに連勝、パリーグレギュラーシーズン優勝を果たした。
むしろ、金村発言による危機感が、チームを結束させ、選手の奮起を促したのではないかとも思える。ダルビッシュはインタビューで、プレーオフへの抱負を聞かれ「日本シリーズに出れば金村さんが戻ってくるかもしれない」と言った。金村があの発言を後悔し、反省していることは選手の誰もがわかっている。金村のためにも勝って、日本シリーズで投げてほしい。そんな思いが日ハムの選手の中にあるのだと思う。

こういう苦境の時に奮起結束するということはしばしばあることだ。コンサドーレにおいても、過去に不祥事でチームが苦境に立たされたことがしばしば。新居の飲酒運転事故の直後の試合、役員の児童買春事件の直後の試合、いずれもコンサドーレは勝っている。著しいイメージダウン、客離れ、スポンサー離れが懸念する中、絶対に勝たなければならないという気迫が選手から感じられ、胸が熱くなる思いがした。
しかし、このような土俵際の一踏ん張りに比べると、コンサドーレはチャンスに弱いイメージがある。この試合に勝てば上位に浮上出来る、この試合に勝てばサポーターの増加が期待出来る。そんな試合はだいたい負けているような気がする。追い込まれないと力が発揮出来ないみたいである。

今季コンサドーレは3000万~4000万の赤字見込みだという。来期はかなり緊縮財政となる模様。選手にはこれを「危機情報」として奮起結束してほしい。

posted by たじ |13:11 | コンサドーレ | コメント(0) |

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