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2005年11月21日

やってきたことは間違っていないと信じる

京都はやっぱり強かった。個々のスキルがワンランク上。
パウリーニョを欠いてはいたが、
ベストに近いメンバーで挑んできてくれた。
優勝も決まって面子を落としてもいいところ、
力を抜かないで来るところは、来期を見据えてのことだろう。
ここで面子を落としてくるような指揮官では、J1は闘えないと思うし、
なんというか、本気の勝負をありがとうという感じ。
(選手レベルでは、どうだったかは分からないところもあるけど)
後で京都系のブログを回ってみたが、
京都のサポにもこちら側の本気は伝わっていたようだった。
札幌は必死だったと。

明らかに個々の能力が落ちる中でのガチンコ勝負。
選手たちは諦めてなかったね。でも、サポはどうだっただろう。
昇格ということではなく、目の前の試合に絶対勝つという気持ち。
前半が終わった時点での、あのどんより感。何か覇気がなかった。

心の中の私が叫ぶ。
 去年の今を思い出してみようよ。
 今年、京都に歯が立たなかった試合を思い出してみようよ。
 チームとして、ちゃんと戦えるようになってるじゃん。

逆転されたときの、ああ今日もダメかの周囲からのため息。
お決まりの的を射ていない野次や怒号。
そんなものを吹き飛ばしたかった。
だから、おそらくあの場所(ゴール裏ではないので)では場違いに、
一緒にコールして、手を叩いた。
ピンチの時には「林!」と何度も叫んだ。

だけどピッチ上の選手たちは、
スタンド上に蔓延るネガティブ感を、自らの力で払拭した。
京都戦はそんな試合だったと思っている。

最後の最後にシュートを打った和波さんの足はつっていた。
90分フル出場した西谷さんも、足は限界だったけど気持ちで走っていた。
みんながみんな、勝ち点3を取るんだという気迫に満ちていた。
その気持ちはちゃんと伝わった。希望の光が見える試合だった。

確かに足りないところがはっきり分かった試合でもあった。
相手の攻撃をゴール前で絶対跳ね返すんだという気迫。
ボールへの絶対的な執着心。
J1の頂点に立とうというチームと比べると、その辺は頼りない。
でも、乗り越えられない壁ではないことも、しっかり悟った。
ベースがしっかり出来上がりつつあるから、そこにあと少しのエッセンスを
加えれば、このチームはきっともっと強くなる。

そんな気持ちがした。

チームは着実に階段を上がってる。
サポートする私たちが、同じ場所にとどまってるのは、
いかにももったいないではないか。(とどまってる感があるからね)

レベルアップしたチームについていって、果てはJ1での優勝。
それを自分の目で見たいでしょう。見たいはずだよね。
だったら、そのためにできることをやらないと。

(自戒を込めつつ書き綴る)


posted by ERI |12:42 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(1)