2012年07月07日
~ゆっくり 見守りましょう~
スポーツをしていると、色々な場面で勝ったり負けたり、選ばれたり選ばれなかったりすることがあります。それがスポーツの特徴です。 ちょっとしたセレクションで選ばれると、あたかも、将来が全て保障されたように思うのは大きな勘違いです。 親や指導者ばかりでなく、場合によってはメディアまでが過剰に反応し大騒ぎをしてしまうケースがあります。そのことが、子どもにとって大きなプレッシャーになりえます。 またその反対に、その周囲で「うちの子には見込みがない。」と見切りをつけてさっさとサッカーをやめさせて他のことを始めさせるような極端な対応をするケースもあります。 自分の子どもがどうなのか、見込みがあるのかないのか、気になる気持ちは当然です。 また、早く確実な道をつくってあげたい、という親心もあるかもしれません。実際の所は、大人が早く安心したいのかもしれません。 しかし、低い年齢であれば、その先の可能性は不確定。早い内には何も決めつけることなど決してできません。 それを大人が勝手に見切って、やめさせてしまうなんて、無茶なことではありませんか? やるのは子ども。主役は子ども。大人が決めつけることではありません。 また、低い年代の内には、可能性のある子どもは実にたくさんいます。そのような子ども達に良い環境を与えたい考えています。だから、私たちは、小学校年代までは、なるべく多くの子ども達に良い環境を与える考えています。 トップに行くか行かないかだけが価値ではありません。 子ども自身がサッカーをしたいといいう純粋な気持ちがいちばん大切であり、そこには実にいろいろな価値があります。一喜一憂しないで、ゆっくり見守りましょう。 私たちは、子ども達がサッカーを楽しみ、生涯にわたってサッカーを好きでいてほしいと思っています。 JFAハンドブック「めざせ!ベストサポーター」より。 ※日本サッカー協会のHPからもダウンロードできます。
posted by 管理人 |11:15 | キッズ | コメント(0) | トラックバック(1)