2012年07月21日
ポカリリーグ
今日は、ポカリスウェットリーグを観に、室蘭入江運動公園へ。 今年から、トレセンに選ばれていない5、6年生を全員集め、室蘭・登別・伊達の各市ごとにチームを作って、トレセンチームを含めたリーグ戦形式に形が変わりました。 驚いたのは、室蘭地区に所属する全チームが協力しているということ。 これって、室蘭地区としてはかなり画期的な出来事です。 さらに驚いたのは、2番手・3番手の選手だけでなく「全員参加」が前提であるということ。今まで、各地域や交流のあるチームで16名程度のメンバーを選んで活動することはあっても、「5,6年生全員」ということはなかったのでは? まあ、それだけに一チーム30名程度にふくれあがるので、一人ひとりの出場時間は当然少なくなりますが、それ以上に大きなメリットと可能性があるのではと思って観ていました。 今日、感じたそんなメリットや可能性を、普及の立場からいくつか・・・ ①同じ学年の選手だけでチームが組める。 当たり前のことのようですが、室蘭地区も少子化の影響で、同学年で8人そろうチームの方が少なくなってきています。 チーム事情により、希望とは違うポジションを勤めている選手や、自分のマックスのパフォーマンスを出し切れずにいる選手にとっては、同学年の子だけでチームが組める環境はそれだけでプラスとなるでしょう。 ②子ども達のつながりが増える 全員を集めることで、サッカー技術の上手い下手だけではない刺激がたくさん与えられるでしょう。たとえば、ひたむきさ、勤勉さ、礼儀・・・(別にサッカーの上手な子がこれらの力が劣ると言っているわけではありません。誤解の無いように)。「普段試合に出られない」「でも、がんばっている」同じような境遇の子がいることを知れば、始めたばかりの子や運動能力の劣る子にはモチベーションとなるのではないでしょうか。また、別なチームに気の合う子を見つけることもあるでしょう。 中学・高校でまた出会い、チームメイトになるようなことがあれば、素敵ですね。 ③色々なタイプの指導者に出会える。 様々な指導者と出会い、刺激を受けることで、今まで隠れていた力が引き出されるかもしれません。また、チームで日頃言われているようなことも、他のチームの指導者から言われることで「どこでも同じ事を言われるんだな。」と思うでしょう。とにかく、色々なタイプの指導者に出会うことは子どもにとってマイナスになることはないでしょう。 ④指導者のモチベーションが上がる。 日頃、人数不足などの事情で思ったようなトレーニングやコーチングができないでいる指導者にとっても、自らのコーチングや理論を試す絶好の場となるのではないでしょうか。 また、自チームの子が「あいさつできているか」「会場作りの手伝いなどをしているか」「周りとコミュニケーションをとっているか」などなども気になるところではないでしょうか。 ⑤子どもの自主性が高まり、たくましくなる。 今日は初回と言うこともあって、多少混乱したのかもしれませんが、あれくらいアバウト?(失礼)な方が、かえって子どもが育つと感じました。 全てお膳立てされて、あとはゲームをすればよいというのではなく、選手が自分たちから動かなければ、物事が進まないというくらいが、自立心を育てるには良いのではないかと思いました。中には、スムーズに進まないことにいらだちを感じる保護者もいるかもしれませんが、「急がば回れ」。選手が勝手にコートを設営して、自分たちで審判も回せるくらいになったら文句も出ないでしょう。 ⑥なによりも、「女子選手」だけでチームを作ってくれたこと。 「ここにくれば、女子だけでゲームができる。」という場があることは、室蘭地区の女子選手にとっては大きなモチべーションになるでしょう。 今日参加した子たち(もちろん、参加できなかった子も含め)全員で9月の「ガールズエイト」に出たいなと、本気で思いました。 新しいことを始めれば色々な人が、色々なことを言うかもしれません。 でも、5年後・10年後の室蘭地区の姿を真剣に考え、このスタイルは続けてほしいですね。
posted by 管理人 |19:52 | コメント(1) | トラックバック(1)
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この記事に対するコメント一覧
Re:ポカリリーグ
僕も見に行きました。
チームの人、一人ひとりが出ていました(試合に)
posted by サッカー大好き小僧| 2012-12-30 15:58