2007年12月05日
幸せな不幸
わかってた。 優勝に、昇格に浮かれていたけれど、この季節はそれだけじゃない。 はじけるような笑顔で優勝写真に写っていた選手が、チームを去ることになる。 わかってた、わかってるけど、鼻の奥がつーんとなる。 2000年からサポになって、だからもう8回目の冬なのに、こればっかりはどうしたって慣れない。 いつのまにかチームの新しい戦力の方が気になって、うずもれてしまうけれど、心の奥には何年たっても溶けない想いが透明な層をなす。 それは幸せな不幸なのかもしれない。 それだけ何かを好きでいられた気持ち、それだけ誰かに感謝できる気持ち。 コンサを、サッカーを好きにならなかったらこんなふうに思うこともなかったかもしれないんだもの。 どんなに選手が変わっても、チームを応援する気持ちに揺るぎはなくて 去って行った選手がどこにいても、彼らを応援する気持ちも変わらなくて 「変わりながら変わらずにある」もの 「どこまで見届けても諦めのつかないもの」 そんな言葉たち(村山由佳さんの小説に出てくる言葉です)にそっくりな自分にとっての大切な何かが、この8年で確実に増えていった。 またJ1で戦うんだ。 それはきっと素敵だけど、今よりずっと厳しいことんなんだ。 はしゃいでいられるのもあと少し。 だから今はおもいっきりはしゃぎたおそう。 それが去っていかなければいけない選手へのエールにもなると思うから。 ありがとう。