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2010年02月01日

HACと丘珠空港

JALは3セク経営撤退、ANAは路線移転 札幌丘珠空港を直撃する「航空不況」
北海道エアシステム撤退を道が了承 日航の技術協力は継続へ
日本航空:HAC問題 出資比率、引き下げ「変更なし」 今夏にも新体制へ /北海道

今日からJALの新体制がスタートしました。本体が経営再建中なのに子会社の赤字まで
背負ってられないのは当然のことで、JALがHACの経営から撤退するのは仕方ないでしょう。
しかし、現状で既に49%の持ち分を占める道がJALの持ち株の一部を引き受けるとなると、
実質HACは道営になってしまう訳で、一抹の不安を感じてしまいます。

全日空子会社のA-NETが撤退する丘珠空港にHACの新千歳路線を集約する案も
検討されているそうです。丘珠空港の運営会社には札幌市と北海道が合わせて39%
出資していますから、こうなると公営空港の存続のために公営航空会社を飛ばして
赤字を道民の税収で補うという最悪の図式が目に浮かびます。

AIR DOを一度経営破綻させた前科もあるし。

丘珠空港の滑走路が短すぎるという根本的な欠点を解決できない以上、
千歳に集約した方が道外便と接続できる利便性もあるし、整備費用も節約できるはず。
(新千歳空港の発着枠に余裕がないのなら話は別ですが)

赤字体質のコンサドーレのサポーターが何を言うかと反論されそうですが、
設立以来一度も配当していないHFCへの増資に一般のサポーターから1億円以上の
応募がありました。それだけの熱意に支えられているのです。

丘珠空港を存続させたいのであれば、滑走路の拡張と周辺住民の騒音被害軽減に
かなりの費用をかける必要があります。そのために札幌市民や道民を説得する熱意も。
現状維持してジリ貧になるくらいなら、資産のあるうちに解散した方が合理的では
ないでしょうか。飛行場自体は防衛省の管理なので緊急時や公共の用途での使用に
問題ないでしょうし。

posted by luchun |21:40 | 今やニュースはショウ・タイム | コメント(0) | トラックバック(0)