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2009年06月29日

時事ネタ

時事通信社のスポーツマネジメントを扱うコラムで、コンサドーレ札幌が
取り上げられていました。

コンサドーレ札幌~ステークホルダーとのコミュニケーションの重要性~

コンサドーレ札幌 その2~ターンアラウンドを始めるための必須事項・・・中期経営計画の策定~


このコラムの中で、約1億円のスタジアム使用料を全部札幌ドームに
払っていると読める記述があり、気になって確認しました。

HFCの決算情報によると、2008シーズンの競技場使用料は9214万円
(上記コラムで1億円とあるのは2007年の実績でしょう)
厚別公園の使用料はこちらの決算情報によると「Jリーグ910万円」
去年は8試合開催したから1試合あたり114万円か。
室蘭入江函館千代台の使用料は、最高額入場料のそれぞれ120人分、150人分X1.5
との事なので1試合あたり100万円を越える事はないでしょう。
という事は、引き算すると札幌ドーム使用料は10試合で8千万円超…
1試合8百万か。たっかいなぁ。

でも、観客動員が増えると使用料が増える仕組みになっていると、前の社長の
ブログで読んだ気がするので、日ハムの試合やコンサートはもっと高い使用料
を取っていると予測されます。

もうひとつ問題なのは、札幌ドームが年間130日以上稼働しているのに対して
コンサの試合は10試合。7%程度のシェアしかない事です。

「札幌市や道から1億円の補助金もらっていても、札幌市が出資している
札幌ドームに1億円払っているから実質補助金ゼロ」という主張には
「主催試合の半分は割安な厚別公園を使っている」
「札幌ドームの使用料も他の興行主よりも割安で借りている」
という反論が予想されます。

千葉ロッテマリーンズがマリンスタジアムでやったように札幌ドームの運営に
参画するという事も、現行の試合数では難しい。
ドームの使い勝手を良くするには、競合する野球チームとも協力しなければ
ならないでしょう。札幌ドームとHFC両方の株主をしている企業がありますので、
そちらから攻めるという手もありますが。

いずれにせよ、フロントには来場者がまた来たくなるような会場作りを
もっとがんばってもらいたいものです。

posted by luchun |22:03 | わたし時々おもうの | コメント(0) | トラックバック(0)