2007年08月15日
忘れてはいけないことが必ずある
戦争映画はめったに観ません。特攻隊とか、戦艦大和とか、話題の映画は たくさんありましたが、見る気になれません。「国のために」命を落とした 人たちに対して敬意を表さない訳ではないのですが、生還を前提としない 作戦を立案して実行に移してしまった戦争指導者の愚劣さが誤魔化されて いるような気がして。 ここ1年くらい、第二次世界大戦についての本をよく読んでいるのですが、 当時の日本政府や軍の失敗の原因をみると、今の社会や会社組織でも 陥りがちな落とし穴があるのではないでしょうか。
- 合理的な判断よりも個人的なメンツや人間関係が優先されていないか
- 時流やムードに流されて理性的な判断ができなくなっていないか
- 希望的観測を前提にして計画を立てていないか
- 成功体験に酔って革新を怠っていないか
- 決定権のある人に正確な情報が伝わっているか
- 事なかれ主義から、声の大きい人、押しの強い人の意見に従っていないか
会社組織に長くいると、流れに逆らわずに長いものに巻かれている方が 楽なんですよね。流れのなかに立ち止まって立つ位置を確保するには ものすごいエネルギーが必要です。それでもせいぜい言いたい事を言って 生きていこうと思います。
posted by luchun |23:39 | わたし時々おもうの | コメント(0) | トラックバック(0)