2006年03月25日

基本戦術を再確認 横浜C戦に向け紅白戦

基本戦術を再確認 横浜C戦に向け紅白戦
札幌は23日、次節の横浜C戦(25日・室蘭市入江運動公園陸上競技場)に向け、札幌市西区の宮の沢白い恋人サッカー場で約2時間、13人対13人での紅白戦などを行った。
 18日の山形戦、21日の愛媛戦と中2日でアウエーで戦い、連戦と長距離移動の疲れが否めない札幌。
 柳下監督は、パスが乱れるなど攻守に精彩を欠いた愛媛戦を「メンタル、フィジカル面のコンディションが悪いとミスも出てくる」と振り返り、この日は最終ラインからの組み立てや動き出しのタイミングなど、攻撃を中心に基本的な戦術をおさらいした。 20060325-00.jpg
 山形、愛媛戦で先発出場したFW中山は「愛媛戦は体が多少重かったとはえ、何かみんなふわっとして集中力に欠けていた」と反省した。
 横浜C戦に向け「3連戦の最後なので自分の百パーセントの力を出すことを考え、最初から飛ばしたい」と、全力プレーで勝利に貢献する意気込みを示した。
 今季から選手会長を務めるGK林は声を掛け合うチームプレーが足りないと指摘した。
 「すぐに下を向いてしまう傾向がある」と消極的なプレースタイルを戒めた。(編集委員 山本泰人)

                                          <写真:紅白戦で熱のこもったプレーを見せる選手たち>


きょう室蘭で横浜C戦 
 J2第5節第1日は25日、各地で5試合を行い、6位の札幌は午後1時から室蘭市入江運動公園陸上競技場で8位の横浜Cと対戦する。
 札幌は24日、札幌市西区の宮の沢白い恋人サッカー場で最終調整した。先発メンバーは21日の愛媛戦と同じ見込み。23日の練習で足を痛めたDF池内に代わり、DF千葉が今季初めてベンチメンバー入りする予定だ。
 元日本代表FWで2000年に札幌に在籍した高木琢也監督率いる横浜Cは、前節の山形戦で今季初勝利を挙げた。山形戦で決勝点となるPKを決めた三浦、城のベテラン2トップに注意したい。
「カズ封じ」に自信 和波「とにかく結果を」
主将の和波は神戸に期限付き移籍していた2004年に約4カ月間、横浜CのFW三浦とチームメートとして過ごした。「プロフェッショナルな選手。あの年であそこまでできるのはすごい」と敬う。
 横浜C戦では3バックの左で先発予定。三浦と対峙(たいじ)する場面が多くなりそうだが、勝負になれば話は別だ。「自分がやるべきことをやる。とにかく結果を出したい」と、今季のホーム初勝利を追求する。
 和波は前節の後半、愛媛のDF森脇にドリブルで抜かれ、2失点目に絡んだ。1-2で負けた愛媛戦を振り返り「1対1の局面で負ければあのようなことになる。1対1で勝てれば試合で負けることはない」と気を引き締める。
 三浦との対戦については「体の使い方がうまいし経験がある。しっかり仕事をさせないことが大事」と警戒する。ただ、札幌がしっかりパスを回して良いリズムでサッカーをすれば「好き放題やられることはない」と自信を見せる。
 札幌は前節まで2勝2敗と波に乗り切れない。和波が横浜Cのキーマンである“キング・カズ”を封じれば、おのずと勝利が見えてくる。
コンサ、カズを踊らせない!
25日横浜C戦
 カズ・ダンスは踊らせない! コンサドーレ札幌はきょう25日、室蘭で横浜FCと激突。横浜Cにはサッカー界のレジェンド・FW三浦知良(39)が在籍。前節・21日での山形戦でPKながらJ2最年長ゴールを挙げて好調ぶりを発揮しているカズだが、札幌側は“長老”封じに自信。相手エースをプレー・パフォーマンスともに沈黙させて勝ち点3をもぎとる。
 カズ・ダンスはJリーグの“無形文化財”とも言える伝説のお祭り行動だが、自分たちのゲーム、しかもホームで出させるわけにはいかない。マッチアップするDF和波は「確かに体の使い方はうまいし、経験もある。でも、1対1で勝てれば、ゲームで負けることはない」とキッパリ。「それより、いかに自分たちのサッカーができるかが重要」伝説は札幌の力で葬り去るつもりだ。
 また25日の試合は、23日の練習中に足首を軽くひねったDF池内に代わってDF千葉が今季初のベンチ入り。その千葉も「カズ・ダンス? させませんよ」と話した。全精力を傾けたコンサ・イズムで、カズのサンバリズムを分断する。(樋口智城より)


posted by dome123 |07:06 | コンサ | コメント(0) | トラックバック(0)

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