平成十八年十二月二十六日
株式会社 北海道フットボールクラブ
児玉 芳明 社長様
柳下正明監督及び川崎健太郎選手の再契約に関する要望書
この度御社の運営するコンサドーレ札幌は第86回天皇杯において、J1リ
ーグ所属のヴァンフォーレ甲府と対戦、勝利しチーム史上初となるベスト4ま
で駒を進める快挙を成し遂げました。この結果はこれまで経営に御尽力頂いた
社長様以下北海道フットボールクラブ社員皆様ならびに3年間チームを率い、
その地力を着々と積み上げてきた柳下監督そして選手皆様の努力の賜と思います。
しかし非常に残念な事に御社はこの結果を導いた柳下監督ならびに左サイド
にて獅子奮迅の活躍をされている川崎選手両名とは来期の契約を結ばれてお
りません。
昨年シーズン終了時の公約とも思われる「J1昇格」という目標は確かに達
成されませんでした。しかし、天皇杯においてようやくチームとしてのまと
まりを得たチームは、シーズン中では考えられないほどの活躍をしています。
これは柳下監督の指導がようやく実ったと評価されてしかるべきで、昇格の
公約をと比べても遜色のないくらいの結果であると思われます。
川崎選手においてはシーズン終盤までレギュラーポジションを得る事はあり
ませんでしたが、シーズン終盤から今現在に至るまでチームには必要不可欠
の働きをされています。
一度成された決定を翻すということは確かにあまり気分のいいものではあり
ませんし、これまで発表こそされておらずとも、既にほぼ決定した事項とい
うこともございましょう。
しかし、ここで両名をチームから失う事はあまりに大きな損失であります。
シーズン成績に天皇杯での結果を含めて再評価して頂き、改めて両名の再契
約を結ばれる事を強く希望します。
御多忙の中、貴重なお時間を頂きありがとうございました。
なお一層の御活躍を期待しております。
コンサドーレ札幌サポートシップスポンサー
大衆酒場 ばんぶう
店主 竹田清隆