2007年02月12日
ドラマに見たあの言葉の意味
1997年11月、あの大手銀行拓銀が破綻した あの日は、新聞もテレビも一日中この話題だったのを思い出す 今だから話せるが、ひょんな事からこの事実を一週間ほど前に小耳にした 私のところは、こんな立派な銀行さんとは取引は無かった(苦笑)が、父に話しても取り合ってもらえなかった 誰もが信じて疑わない程の、実績のある銀行だったって事なんだろう
先月から始まったドラマ、華麗なる一族を見ている ドラマはあまり見ないのだが、戦後の時代背景が入っているのと、出演者が豪華だったのに惹かれて見るようになった その中に金融再編・合併が題材になっている 「小が大を喰う」という会話が何度となく出てくるのだが、この言葉があの時の銀行員の顔を思い出させてくれたのだった 拓銀の最終処理は、北海道店舗を引き受ける北洋銀行、本州店舗の受け皿となる中央信託銀との間で営業譲渡契約を結んだ 拓銀社員の多くは北洋銀行に勤務したようだが、テレビ画面に映ったその青年行員の言葉が忘れられない 「私は、第二地銀なんかには、絶対に行きません!」 その時初めて、第二地銀と言う言葉を知った 都市銀行が地方銀行に吸収されると言うことは、その青年にはとても屈辱的だったのだけはわかった 破綻し自分の職場が無くなり、新しい職場でもう一度頑張ろうという気持ちには、プライドが邪魔をして、おいそれと切り替えが出来なかったのだろう 「小が大を喰う」 ドラマのこんな一言に、少し前のあの青年の顔を思い浮かべ 今頃、どんな人生を送っているのか 今でもあの時の気持ちのままでいるのだろうかと‥‥
posted by akamini |20:58 | 社会の動き | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:ドラマに見たあの言葉の意味
華麗なる一族、うちも見ています。
キムタクは下手だけど、周りを固める俳優陣が上手いので
入り込めますよね。面白い。
北大路欣也さすがにいい味出してますよね。憎らしいけど。^_^;
結末はどうなるのかな・・
本も読んでみたくなりました。
posted by kei| 2007-02-23 10:52
Re:ドラマに見たあの言葉の意味
視聴率、良いようですねぇ
キムタクは下手‥‥(^^;; やっぱり、ちょんまげが良いかも
ドラマが面白く無くなるから(笑)、本は終わってからがいいかもね
posted by akamini| 2007-02-23 16:55