スポンサーリンク

2008年09月23日

経験値

J1とはかくも厳しい世界か。

ここ2試合の札幌は清水戦で見せた体たらくをすっかり忘れさせる、本当に気迫のこもったプレーを見せてくれています。
千葉に対しても、大分に対しても、これまでになくテレビから気迫が伝わってきます。

このJ1という舞台に居る18チームの中で札幌に一番足りないもの。
それは「J1での経験値」。

具体的に言うならば、今日のウェズレイのようなほんのわずかな試合のあやさえも突く狡猾さと、試合の流れに応じて監督の理論を応用する柔軟性。
今の札幌はこれらをカバーするために持ち合わせているものは「気迫」一点しかない。

最後のウェズレイが貰ったファールなんて、まさに「札幌DFにファールされたいよぅ、って持ち方」だもんね。で、DFの足が出てきたらコレ幸いと倒れる。ウチでそういうことが出来るのってダヴィかクライトンしか居ない。他は純粋っちゅーか、正直過ぎちゃうんだよなぁ。

試合中での軌道修正という意味での柔軟性も、J2レベルであれば戦う相手の個々のレベルもあって三浦理論をほとんどそのまま使っても結果は出たのかもしれませんが、さすがにJ1では簡単に対応されちゃうんでしょう。ということは、監督の理論をガチガチに受け取るのではなく、ピッチの中で臨機応変に出たり引いたりしなきゃ相手は揺さぶられないのです。

そういうのを全部ひっくるめて「試合巧者」って言うんだなぁ、と。

でもね。今日のような気迫なら、ロスタイムで3-2になってあと数秒しかないって判ってても全然諦める気持ちにならなかった!
現に2-1からの西のゴールは選手もサポーターも諦めてなかった結果じゃん!
'まだまだ!
お願いだから磐田!千葉!今日も付き合って負けてくれ!(苦笑)'

posted by uran |14:59 | 試合。 | コメント(2) | トラックバック(0)