2007年04月30日
堅守 vs おもしろいサッカー
愛媛戦も勝利で依然首位キープ。 昨年までのムラありすぎのサッカーに比べて、ここまで出来すぎな状況だ。 でもJs GOALの速報なんかを見ていると、今年の札幌のサッカーはドン引きでつまらないサッカーだと、他チームのサポーターは声を揃えて書き込んでるようだ。 言わせておけばいい。おもしろいサッカーやろうとして上手くいかなかったのが昨年までの柳下体制だ。しかもおもしろいサッカーとは、特にそのチームの熱烈なファンでもない人がたまに見て「ああ、面白いな」と思うものであって、サポーターにとっては極端な話、勝てば面白く負ければつまらない。 以前のNumberでは杉山さんなどのスペインサッカー信者たちは、イタリアを代表とするカウンターサッカーに対して病的なほどの嫌悪感を示して、こんなのはサッカーの未来のためにならないとよく書いている。クソ喰らえだ。 そりゃバルセロナのサッカーは万人が見ていて面白い。でもあんなの他のチーム、ましてやJ2では無理だ。評論家や他チームのサポーターがいくらけなそうと、勝てばいいのだ。面白いサッカーなんて、J1へ上がって、何度か残留争いを勝ち抜いて、数年中堅チームと呼ばれて、いずれナビスコか天皇杯で優勝争いして、そこまでいってようやく目指す、くらいでいいと俺は思う。ゴルフだっていくらドライバーで280ヤードをフェアウェイへ飛ばそうがスコアが100以上も叩いていてはちっとも面白くない。ティーショットでスプーンやアイアンを持って、「男じゃねーなー」とかいくら言われようが、90切ったヤツの方がよほど偉いし賢いと思う。 てなわけで札幌イレブンは、今年はひたすらこのまま固く勝ち点を黙々と積み重ねて行って欲しい。ドン引き&カウンター、大いにけっこう!
posted by kyets29 |21:47 | コメント(2) | トラックバック(1)
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札幌の誇り 【タイトル考え中(旧白老梟)】
こちらのブログを読んで。 先日友人と議論になったこと。 単純に言って今のサッカーの是非です。 友人が現状の肯定派で私が否定派。 お互いに言い分はそれぞれありましたが、私が主張したのは ①リトリートするサッカー及び引きこもりサッカーを認めないわけではない。ただ「こういうサッカーをやらざるを得ないんだね」って意識では見てました。 ②自分たちから仕掛ける躍動感溢れるサッカー及び方向性に誇りを持っていた。これは変えたくない。 リティがこのようにコメントしています。
この記事に対するコメント一覧
Re:堅守 vs おもしろいサッカー
スポーツもエンターテインメントである以上、
面白くなければ客は来ません。勝っていることに
釣られてやって来る客は、その時は良いでしょうが
定着はしないでしょう。
よそサポからアレコレ言われて不快なことはお察し
しますが、かといって「勝てばいい」だけで押し進めば
いいのか、とも思います。今年の現状が勝って昇格すること
にあることは痛いほどわかっていますが、観客を満足させる
ゲームをすることを完全に忘却してはならないとも思うのです。
浦和がJリーグのトップにたどり着きながら、
結果として「勝てるサッカー」に終始し、個人技に
依拠した守備サッカーになっていることを見ると、
強くなってから面白いサッカーをすればいい、
というのもムリでしょう。むしろ上位だからこそ
勝ちを要求されていくと思いますし。
はるか未来であってもバルサのようになるには、
今から種を蒔いておく、つまり、いかに勝ちが優先
であっても、魅力的なサッカーを見せたいという
意識を選手もチームも持っていてほしいし、サポも
そういう期待を持って応援した方が良いと思うのです。
posted by FT| 2007-04-30 22:51
Re:堅守 vs おもしろいサッカー
FTさん、貴重なコメント有難うございました。
たしかにおっしゃるとおり、楽しいサッカーをしないと、私たち?のようなコアなファンじゃない浮動層なお客さんたちは寄ってこなくなりますね。たしかにそうだ。
それにしても何事もそうですが、理想と現実の折り合いをどうつけていくか、難しいですね。サッカーの場合、特に。葛藤ですね。
今年は昇格するものだともう思い込んでいるのですが、そこでどうやってJ1に定着して、どういう路線で行くのかが今から非常に気になっております。
posted by kyets29| 2007-05-01 20:51