2010年02月12日
フラッグキッズ体験記・ドーム編 PART3
係の方の案内で、こどもたちは選手と合流します。 このとき、保護者軍団は再びドームのフィールドに移動し、 わが子と選手の登場をいまや遅しと待っています。 電話をしながらスタンドに手を振っている方もいます。 より近い位置でわが子の勇姿を見ようと ポジション争いも激しさを増してきます。 可能な限り選手出入り口に近づこうとする我々保護者軍団。 すかさず止めるスタッフ。 試合開始前に両者の熱い攻防が繰り広げられます。 「MOON OVER THE CASTLE」のイントロが流れてくると、 興奮と緊張はクライマックスに! フィールド内は一切撮影禁止なので、 全員が血眼でわが子の姿を瞳に焼き付けます。 おそらく引率の保護者が誰も踏んだことのないであろうドームの芝の上を、 15名のこどもが選手とともに歩いていきます。 試合前で緊張がピークのはずの選手が、 優しくこどもの手を引き、肩に両手を載せています。 写真撮影が終わると、 ダッシュで戻ってきてドーレ君との記念撮影。 保護者は控え室でこどもたちを待ちます。 着替えが終わると解散。 長~い階段を上って急いでスタンドに戻りますが、 だいたい前半が5分くらい経過しています。 後日、写真が送られてきました。 写真屋さんに持って行って、大きく引き伸ばしてもらい、 宮の沢の練習場で一緒に入場した選手にサインを入れてもらいました。 「とても喜んでいました。ありがとうございました。」 とお礼を言うと、 「本当ですか。よかったです。ありがとうございます。」 ととても礼儀正しく対応してくださいました。 荒谷選手、ありがとうございました。 親である私にとっても、こどもにとっても 一生の思い出と宝物ができました。(おわり)
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2010年02月11日
フラッグキッズ体験記・ドーム編 PART2
フラッグキッズに選ばれたこどもと保護者にとって 最も重要な時間…それは並び順を決める時間です。 控え室となっているミラールーム内で、 ユニフォームに着替えたわが子を写真に収めたり、 知り合いや家族に電話したり、メールしたりと 思い思いの過ごし方をしているところに 係の方から集合の声がかかります。 「では、並び順を決めます。」 一瞬、静寂が訪れます。 わが子がどの位置になるのか、 どの選手と手をつないで入場することになるのか、 すべての保護者が固唾を飲んで見守ります。 「先頭はキャプテンの上里選手、その後ろは…」 とか、 「あの選手は怪我で今日は出ない。じゃあ今日のスタメンは…」 とか、 「確か一番後ろはクライトンだったはず…」 なんていう思惑が渦巻いています。 すべての並び順が決定すると、 係の方:「どの選手になるかわからないけど、文句言わないでね。」 こども:「はーい!」 係の方:「外国人選手と一緒になった子、ゴメン。声かけても言葉わからないから。」 保護者:(爆笑) こども:「…?」 なんてやりとりがあって、いよいよ入場となります。(つづく)
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2010年02月10日
フラッグキッズ体験記・ドーム編 PART1
試合開始約1時間前、 幸運にもフラッグキッズに選ばれたこどもと保護者(1名)は 指定された集合場所に集まります。 そこで、「フラッグキッズ」と書かれたパスを渡され、首からさげます。 係の方に案内されてついていくと、 「秘密の入口」の扉が開きます。 IDチェックがあり、先ほどのパスを持っていないと入れません。 周りを見回し、優越感に浸りながら、 思わずムスカ口調で 「この先は王族しか入れない聖域なのだ!」 なんて口走りたくなる瞬間です。←最低。 長~い階段を下り、人工芝が敷かれた鏡張りの部屋に入ります。 どうやらここはミラールームといって ピッチャーが自分のフォームを確認しながら 投球練習をおこなう部屋のようです。 ここで男女別に着替えとお手洗いを済ませます。 だいたい先に男の子が着替えるようです。 着替えが済んだところで トイレに行くため、一度ドームのフィールドに出ます。 このときピッチ上は、 選手のアップが始まっている時間です。 ホーム側ゴール裏からは選手一人ひとりのコールが聞こえてきます。 なにか、自分が選手になったかのような錯覚に陥って とってもイイ気持ちになるのです。 野球のベンチから その裏にあるトイレに入ります。 「このベンチにファイターズの選手も座っているのか」 とか、 「このトイレでダルビッシュも?」 なんてことを考えながらこどもの世話をして、 再びミラールームに戻ります。 時間があるときは、 隣のブルペンの見学などもさせてくれます。 そして、こどもにとっても親にとっても 一番重要な時間を迎えるのです。(つづく)
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2010年01月29日
フラッグキッズ
数年前の正月、いとこから1枚のDVDを渡されました。 それにはクラブワールドカップの1回戦の試合が録画されていました。 選手入場のシーンが終わると、 いきなり最初まで戻され、もう一度よく見ろ、と言うのです。 しかたなく見てみると、 こどもがエスコートキッズとして選手と一緒に入場しているではありませんか! うらやましい! ぜひウチの小僧にも、というわけで くじ(これがなかなか当たらない)に祈ってみたり、 がんばって丸大食品のハンバーグを食べたりした結果… 小僧が何回かフラッグキッズに当選しました! 私も立ったことのないドームのピッチに立ち、 芝を踏んだわが小僧は 「とってもやわらかかった」 と大喜び。 あこがれの選手と手をつないだこと、 「がんばって」と声をかけたら 「わかった」と答えてくれたことなど 嬉々としたした表情でいつまでも話していました。
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