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Zaubrerと申します。もうすぐ高校3年生。つまり受験生。 プロフィールが長すぎてうざったくなり、しばらくこれしか書かないことに。 あ、けれど、コンサで一番好きなのは曽田さんです。引退するまで言い続けると思います。はい。

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結局のところ

2007年11月11日

征也を出すべきではなかったのではないだろうか。

なんて、思ったりもして。
やはりどこか心許ない動きをしていましたし、累積で残りの試合に出られなくなってしまったわけですし。

試合も、負けてしまったわけですし。これで今期、鳥栖には負け越しなんですね。やれやれ。

前半のチャンス、あそこにいたのが中山じゃなく池内だったら決まっていたのではないかなんて、今になって全く意味のないことを考えてしまったりします。思えば、前節までの連勝中は一度も先制されていなかったわけで。いつぞやの連勝の時は先制されても追いつける雰囲気でしたけれど、今はさすがにそんな気もしない。そう思ってしまう自分のようなサポにも責任はあるのかも知れませんけれど。

以前、0-1で負けたときのC大阪戦が思い出されたりして。あの時は曽田を前に出してのパーワープレーに出るのが遅すぎました。それが教訓になっているのか、今日の試合ではあの時よりは少し早めに上がっていたがします。それでもまだ少し遅かったかな、とも思いますが。後半30分くらいで使うべきだったように感じます。危険な方法なので、そう簡単にやるわけにも行かないのは解っていますけれど。

500人を超えるコンサポの声援、テレビからもかなり大きく聞こえてきました。お疲れ様でした。
今日はもう切り替えて、次の京都戦に向けていきましょう。


・・・て、自分に言い聞かせることにします。


修学旅行のサッカー関連

2007年11月10日

修学旅行の3日目、自主研修で吹田市に行って来ました。吹田市の万博記念公園。「太陽の塔」が一応の主目的ですが、私にはもう一つの目的が。ガンバ大阪です。クラブハウスのところにオフィシャルショップがあるのです。ガンバのHPに行ってみたところ、オフィシャルショップはそこの他には吹田市に2カ所ほどと豊中市に1カ所しかないらしいのです。

本当は、予定を立てた段階で万博にはかなり早い時間に行くことになり、オフィシャルショップが開く前に吹田を発たなくてはならなかったのですが。最初に少々迷ったおかげで吹田に着く時間が遅くなって、結局行ってしまいました。公園内、かなし涼しい(むしろちょっと寒い)気候のなかをてくてくと歩き続けてガンバのクラブハウスに到着しました。


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クラブハウスの外観。なかなか綺麗な建物です。
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なかの様子。奥の方には歴代のガンバ選手の写真もありました。稲本の若かりし頃とか、懐かしいものも。 ショップで買い物も少ししてきました。本当は、播ちゃんと明神さんと家長と藤ヶ谷のものが買いたかったのですが。もとより、播ちゃんと家長、それに遠藤、加地のものが大部分だったりするわけです。安田やマグノの商品もそれなりにはありましたが、明神さんや藤ヶ谷はなかなか無い。まず見渡した限り、GKの商品がある様子がほとんど見受けられないのですよね・・・。レプリカユニならあるのですが、そこまで高い買い物をするわけにも行かず。 で、逆に家長の商品は人気がありすぎるのか品切れ続出。そうか、播ちゃんや遠藤よりも人気あるのか、と感心したりもして。 結局、これ↓
ka
と、ガンバ選手のみのオフィシャルトレカを10枚(2袋)買いました。写真は播ちゃんのリストバンドと家長の携帯クリーナー(携帯持ってないのにね・・・)。 カードの方は、両方の袋に明神さんが入っていたのでまあまあ満足です。 帰ってきて、藤ヶ谷が天皇杯のPKで活躍したことを知って彼のものが手に入らなかったことが余計に残念になりましたけれど。 ついでに。京都のアーケード街には、こんな段幕が。
kyouto
ちょこちょこと色々なところで見かけましたよ、これ。狸小路もこんな感じだと良いのですが・・・。



post by zaubrer

19:35

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少し、懐かしかった

2007年11月10日

G大阪対千葉の試合は結局2-0でガンバが勝ちましたが、今回は大体予想も出来ていたので仕方ないとして。最近、タイトル戦も含め何故かやたらとガンバの試合を見ている気がしますが(しかも全てガンバの勝利)。

今回の試合に関しては、久しぶりに新居がプレーしている姿をフルで見ることが出来たので、ほぼずっと新居をみていました。
この試合ではあまりいい場面がありませんでしたが、一つ一つのチャンスにしっかりと顔を出してなかなかのプレーをしていたように思います。もっと走り抜ける姿も見たかったのですが、なかなかそんなことをさせてくれないチームが相手でしたので。最近はスタメンフル出場も多くなってきましたし、まだ試合はありますからしっかりと千葉に貢献して(FWなのだからもう1点くらいは取って)シーズンを終えて欲しいと思います。

千葉全体に関しても、ダブルボランチ不在の上水野も水本も全く好調とは言えない状況のなかでそれなりによくやったと思っています。2失点は両方とも守備の崩壊によって起こったと考えられますが、あそこを押し切るバレーのような選手が居なければ何とかなったシーンでもあり。前半のような守備を後半に前がかりになって押してきたガンバに対しても落ち着いて出来るようになればうまくいくはず。1点取られてから、少し浮き足立ったのは残念です。勇人がいたら、しっかり立て直せた気もしますけれど・・・。
仕方がないですかね。

ガンバは、後半に入ってからの動きが格段に違った。バレーの2得点も、それをアシストした遠藤の動きも、やはり素晴らしいものがある。遠藤は、今のガンバでプレーしているやり方が一番よくて、代表のやり方にはまだいまいちあっていない気がします。憲剛とのダブルボランチならまだしも、俊輔がいると本当にかみ合わなくなっているような。遠藤が動きやすいように代表を変えるわけにはいきませんから、彼自身に何とか合わせてもらわないといけないことなのですが。


仙台対東京Vは引き分けですか。コンサにとっては最も良い結果になりました。しかもフッキはのこり2試合出られないのだとか。どうだろう、2試合連続で引き分けてしまった東京はそろそろ失速するだろうか。

次、明日の試合でコンサが勝てば、また1試合ではひっくり返らないだけの勝ち点差が生まれます。あくまで「勝てば」ですけれど。
サガン鳥栖戦、NHKで放送してくれるそうですし。テレビの前で鳥栖に念を送っています。

ドームで行われる京都戦と水戸戦もテレビ放送があるそうで。最後3試合、しっかり応援しましょう。京都戦はもしかしたらいけるかも知れませんが、水戸戦はテスト前なので間違いなく自粛ですし・・・。


post by zaubrer

17:59

Jリーグ コメント(0)

明らかに遅いけれど

2007年11月08日

結局、一番の番狂わせはレイソルがHonda FCに負けたことのようですね。ただ、どうやらレイソルはかなりの満身創痍状態のようなので。
もちろんだからと言ってJ1のチーム(しかもそこそこ良い位置にいる)がJFLに負けていい訳がないでしょうけれど、今の柏にフランサがいないのはかなり辛い。今期絶望だそうですね。
そして、菅沼もしばらくは無理とのこと。

・・・菅沼はけっこう応援していますけれどねえ。愛媛の時には、まあ、敵だったので何とも言えませんでしたが。五輪代表にも早いところ復帰してもらいたかったので、心配です。


コンサを破ったTDK SCはFC東京に負けてしまい。まあ、仕方ありませんか。
そう、ガンバが危なかったとか。藤ヶ谷がヒーローになったみたいで。彼も正GKになって、ガンバという素晴らしいクラブで活躍している。そろそろ代表にお呼びがかからないかな~とも思っているのですが、川口や楢崎がいなくならないと難しいのでしょう。
それにしても、今の代表GKって優勝争いをしているチームの選手が全くいません。そこそこ良い位置にいるチームといっても、?という感じ。浦和もG大阪も鹿島も清水も、それなりに名の知れたGKを抱えているのですけれど、その誰もがA代表には選ばれていない状態。やはりJ1で高い順位を狙うには、守備よりもまず先に攻撃力の強化を考えないといけないのかな、なんて思ったりもして。藤ヶ谷や都築の実力は折り紙付きですけれどね。それはその通りなのですが。


次の試合はなぜだか随分と久しぶりに思える日曜日。明日、土曜日には仙台対東京Vという注目の1戦が。この場合、仙台ガンバレといった方が良いのか、東京ガンバレといった方が良いのか。一番思わしいのは引き分けですけれど。


post by zaubrer

22:48

天皇杯 コメント(0)

帰りました

2007年11月08日

帰ってきて色々とコンサ関係のニュースを見る限り、もの凄く残念な見逃し等々は無いようで何よりです。見逃したと言えば、月曜の征也のテレビくらいのもので。

ニュースも、重要そうなのはこのくらいですかね。
これにしたって、妙に誇張している感が否めないものではありますし。


で、こんな記事を見つけて大喜びしていました。
曽田さんが恒川光太郎を読んでいたとは・・・!!
金閣寺は読んだ覚えがありますが、春琴抄はまだ読んでいませんねえ。
今度、探してみます。確か山口百恵が映画で出ていたような(その写真を教科書か何かで見たような)。


旅行の詳しいことは本館で書きますが、こちらにも少しサッカー関連の話を載せようと思っています。ガンバのクラブハウスにダッシュしてみたこととか。
天皇杯、なかなか素晴らしいことになったようで。もうコンサには関係ないですが・・・。これも後ほど。今日に全てはアップできないと思いますけれど、週末までには何とか、と思っています。明日は休みですし。


ナビスコ ファイナル

2007年11月03日

今回は少しばかり、川崎に肩入れしていたのですが。負けました。けれど、撃ち合いの大味な試合になるよりは面白かったですね。
代表試合ではまず間違いなく見られないようなプレーも随所にありました。やはりクラブチーム同士だと、綺麗な連係プレーが多い。前に柏レイソル対ガンバ大阪を見たときにも思いましたが、代表試合はクラブチームと比べてとても連係に自信がなさそうに見えます。当然のことではあるのでしょうけれど。

MVPは点を取った人間が最有力候補なので、安田は妥当ですね。個人的に、両GKがかなり頑張っていた気もしますけれど。今までまともに見る機会が無くてよく分かっていなかったのですが、3番手でも川島が日本代表に呼ばれる理由が分かったような気がします。

川崎の方で、我那覇のがの字も出なかったのは少し残念なのですけれどね・・・。ほんと、どうしちゃったんだろう。

大阪は結局一人しか交替せずに、しかもその交替も時間稼ぎ同然だったので、家長と寺田君は出る幕無し。実はそこも川崎を応援した理由だったりして。
明神さんは相変わらずなので、嬉しかったですけれど。あの人のプレーは安心できます。

あと、かなり注目していたのが憲剛。先制される前にもっと前に顔を出していった方がよかったのではないかとも思うのですが、とにかく意外だったのは序盤にそこまでハードワークしていないこと。周りをしっかり見て、他の選手を信頼して預けているような感じ。点を取られてからは余裕がなかったので別ですが、彼は元々はああいう選手なんだな、と思いまして。
それも、代表試合では出来ないプレーの一つかも知れませんけれど。憲剛がチームでしているようなことを代表で出来るようになったら、けっこう良いかも知れません。



明日から、修学旅行に行きます。
明日の天皇杯の結果、まともに知ることが出来るだろうか。テレビのニュースをちゃんと見られるような環境であることを願います。
旅行記は書くとしても本館ですが、サッカー関連で何か面白そうなことがあればこちらにも少しのせる・・・かもしれません。


post by zaubrer

22:22

ナビスコ コメント(3)

期待はずれ、かも

2007年11月02日

しつこく言いますけれど、あくまで候補合宿です。だからこのメンバーが必ず選ばれるわけでは決してない。
しかし、20人という少人数での合宿になったことを考えると確率はかなり高いかも。

U22日本代表候補の合宿メンバーが決まりました。

期待していた千葉の青木孝太は入らず。そもそも、20人しか入れないと言うこと自体が予想外でした。マリノスの乾君も入っていないし、ガンバの寺田君もいない。そもそも、招集経験の無い選手は誰も入っていない。簡単に言えば、期待はずれ。面白くない。
別に面白さを求めているわけでもありませんが・・・。それでも、もう少し色々ためして欲しかったというのが本音です。


とりあえず、興梠君が入っていてよかった。FWは今回5人ですか。攻撃に大きな課題がある事が理由なのでしょう。ならばもっと見ることは出来ないのか、とも思いますけれど。カレンも久々に呼ばれていますが、正直なところ現在のカレンを呼ぶくらいならU20にいた攻撃陣を呼ぶべきかと思ったりもします。とてもよく動いてくれますし、守備にも回ることを忘れない良い選手ではありますが。
梅崎君も久々。彼に関しては、いいと思っています。最近は残留争い中のチームにもかなり貢献していますし。
河本君も、まあいいか。カード量産の危険人物にだけならなければ。
GKは2人しか招集していませんね。次にどちらを先発させるか、この合宿で決めるつもりでしょうか。

で、何となく細貝君が外されていたりするのは何とも。応援している選手が外されるのは残念ですけれど、実力から言ってまだやむを得ない気はしているので仕方ありません。今後に期待します。
そしてもう一つ。
平山、メンバーに入れるなら出してください。出さないなら、入れないで下さい。毎回メンバーに入れるのに試合に出さないのは、二重の意味で無駄な気がするので。



さて、少し気になることがあるのです。どうでも良いといえばその通りかも知れませんけれど。

U22の代表に今年20歳、19歳の選手(柏木とか内田とか)が入るというのは「一世代飛び級」と言うのでしょうか?

という疑問なのですが。

彼らU20世代は、次の次にあるオリンピックには出られない。だから、オリンピックの事のみで言えば飛び級でも何でもないわけで。
しかし、U20の代表世代として考えると、確かに飛び級ですし・・・。

今まで、何だか引っかかるので彼らに「飛び級」という言葉は使わないで来たのですけれど。

どっちでも良いだろ、とも思うのですが、もしご意見などあれば、よろしくお願いします。


post by zaubrer

19:39

日本代表 コメント(3)

彼はどうなる

2007年11月02日

大塚が靱帯をやってしまって全治9ヶ月という話は、昨日見ました。この時期に来て怪我人が出るのはどこのチームだって同じ事ですが、コンサの選手だとやはりそんなもんだと片づけることは出来ません。彼は、今シーズンに関しては特に、ボランチの位置で周りをしっかりと支えてきた選手。今出られなくなると、不安が増します。

それだけじゃなくて。9ヶ月も治療を続けると、元に戻るにはかなりの時間がかかる。このままJ1昇格を果たした場合も、万が一果たせなかった場合であっても、ボランチの補強は必要になります。穴を開けるわけにはいかないから。
大塚が戻ってきたときに彼の居場所があるのかどうか。新たにそこに入った選手だってなれてきている頃ですし、大塚の年齢のこともあって。

嫌な想像ですけれど。30代に入ってからの長期離脱は、大抵の選手にとってチームにいられるかどうかの危機です。
早く治して、と急かすわけにもいきませんし。サポは見守ることしかできないのですが。

しっかり治して、戻ってきて。


調子乗り世代がまた一人。

2007年11月01日

デカモリシが累積で出られないので、もし入ったとしても人数に変わりはありませんけれど。

U-22の代表候補合宿(いきなり決まったもの)に、千葉の青木孝太が選出されるかも。かも、ですけれどね。もちろんあくまで候補合宿ですから、実際に選ばれるかどうかはまた別の話ですし。

受験生の頃にほぼ完全に勉強放棄して高校サッカーの決勝を見ていて、野洲高校のサッカーが大好きになった自分としては、とても嬉しい。野洲高校出身の選手は今でもかなり応援しています。ですからもちろん、乾君も。

いや実は最初に「この人のプレー好きだな」と思ったのは乾君(横浜M)の方だったり。当時、私と同じ年齢だったのですよね・・・。乾君も呼ばれる可能性があるみたいです。あくまで、候補合宿に。ここでしっかりとアピールして、使ってもらって欲しい。U-20に入ることが出来なかった悔しさを、ここで生かしてほしい。

・・・話が乾君の方に逸れまくったので、孝太に戻します。
チームでも年代別代表でも、トップ下としての出場がけっこう多くなったりしていた青木。FWのイメージが強くて、最初にこのニュースを見たときにはデカモリシの代役かと思ったわけですが。
どうやら、家長の代役として扱う気らしいです。プレイスタイルがかなり違いますが。トップ下の青木って、ドリブラーというよりパサーのイメージが。最近見ていないので、断定は出来ませんが。
そんなこと言ったら、デカモリシと同じ役をさせる方が遙かに難しいとは思いますけれど。

ここら辺、どんなスタイルにするのかは見物です。毎回のように試合に出る攻撃陣が2人もいない状態なら、スタイルもかなり変えざるをえませんし。


香川君はU-18があるので仕方ないですね。軽く痛めたみたいでもありますし。
合宿に呼ばれる選手の候補としては、他にも川崎の谷口や大分の梅崎が挙げられていました。G大阪の寺田は入らないのだろうか。今がけっこう呼び時な気がするのですが。
カレン(磐田)は・・・辛いところかも。増嶋(甲府)あたりはチーム優先?そんなことはないか。最近は相当に活躍しているみたいですし、是非また呼んでもらいたい。


post by zaubrer

17:31

日本代表 コメント(3)

本館から出張版『読書の秋』~合うか合わぬかお試しを~

2007年10月31日

 第4弾、です。今回は純文学ということに。

 人に薦めるときに、この分野の本は非常に困ったりします。相手をそこまでよく知らない場合は特に。やたらと、好みが分かれているようでして。まあ薦める方(つまり自分)もかなり偏った読み方をしているので、紹介できる作家の人数が少なかったりしていますけれど。純文学だと特に「作家買い」してしまいます。
 純文学は苦手、という人なら薦めないという選択が出来るのですが。
 初めて手を出す作家の本は、最初を少し斜め読みしてから読むかどうかの判断をした方が良いようです。

 ずっと言い忘れていましたが、このシリーズは全て日本の作家の著作で通しています。外国人作家の本は古典文学以外極端に疎いということもありますが(ハリポタも途中で飽きたクチですしねー)。

 今回紹介しようと思った本を並べてみたら、とりあえず芥川賞受賞作家の本(受賞作品含む)+春樹さんになりました。つまり、そこそこ有名どころと言っていいもののはず、です。

 って、4作しかありませんけれどね・・・。




蹴りたい背中 綿矢りさ

 長谷川初実(ハツ)は、陸上部に所属する高校1年生。気の合う者同士でグループを作りお互いに馴染もうとするクラスメートたちに、初実は溶け込むことができないでいた。そんな彼女が、同じくクラスの余り者である、にな川と出会う。彼は、自分が読んでいるファッション雑誌のモデルに、初実が会ったことがあるという話に強い関心を寄せる。にな川の自宅で、初実は中学校時代に奇妙な出会いをした女性がオリチャンという人気モデルであることを知る。にな川はオリチャンにまつわる情報を収集する熱狂的なオリチャンファンであった

 思っていたよりも面白くて、少し驚きました。著者はこの本で芥川賞を最年少で受賞しました。当時は騒がれていましたね。
 ひとりぼっちのハツやにな川の動きの描写と、友人の様子とがとても上手くかき分けられていたり、ハツがにな川を「蹴りたい」と思う感情も(解った訳じゃないのに)解る気がする。一人称で書かれているので感情移入はしやすいわけですし。
 言葉も上手くて、とても読みやすい作品でした。主人公と同じ年代、高校生や中学生に特に読んで欲しいかも。


ねじまき鳥クロニクル 村上春樹

ねじまき鳥が世界のねじを巻くことをやめたとき、平和な郊外住宅地は、底知れぬ闇の奥へと静かに傾斜を始める。暴力とエロスの予感が、やがてあたりを包んでいく。誰かがねじを巻きつづけなければならないのだ、誰かが。1984年の世田谷の露地裏から1938年の満州蒙古国境、駅前のクリーニング店から意識の井戸の底まで、ねじのありかを求めて探索の年代記は開始される

 1~3巻まで、けっこう長い作品です。村上春樹は最も有名な作品といわれている数作を読んだことがないからなのか、これが一番好き。ポップな文体と読み手を混乱させるかのようにめまぐるしく変化する状況に、かなり混乱させられました。
 突然消えた妻、彼女を探すことに協力してくれる(?)女性、近所に住む不思議な少女、主人公が以前からどうも気に入らなかった妻の兄。彼らは皆主人公の予期しない行動を起こし、物語はどんどん広がっていく。主人公の男は、その広がりについていけるのか。


インディヴィジュアル・プロジェクション 阿部和重

渋谷・公園通り。風俗最先端の街に通う映写技師オヌマには、5年間にわたるスパイ私塾訓練生の過去があった。一人暮しをつづけるオヌマは、暴力沙汰にかかわるうち、圧縮爆破加工を施されたプルトニウムをめぐるトラブルに巻き込まれていく。ヤクザや旧同志との苛烈な心理戦。映画フィルムに仕掛けられた暗号。騙しあいと錯乱。ハードな文体。現代文学の臨界点を超えた長編小説

 文庫で200ページ行かない程度の短さなのに、散々読者を振り回して強烈な印象を与えてくれます。
 特に最後がすばらしい。少々混乱しつつもそこまでの経過を「ああそういうことか」と理解したのに、最後の部分でその全てがひっくり返されてしまいます。そして結局、解らないままで終了してしまいます。解説を読むと大体のことは解るのですが。
 小説に振り回される感覚が好きな人にはおすすめ。阿部和重作品を最初に読むならこれが良いのでしょう。ただし、解説までしっかり読むという条件で。


薬指の標本 小川洋子

楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡…。人々が思い出の品々を持ち込む「標本室」で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは…。奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二篇。

 『博士の愛した数式』のときは(もちろん面白かったのですが)綺麗な文章を書く人だな、としか思わなかったのですが。どこかで小川洋子を紹介していたときに聞いた、「気高く、どこか官能的な雰囲気」の意味がこれを読んで解った気がします。
 標本技術士の男を愛した彼女は、本当は大したことでもないかも知れない彼の行動に言いようのない不安を覚え、いつまでも彼のそばにいることを望む。そして彼のそばにいるために、ある決断をします。
 誰もが標本にいたいものを持っている。彼女が標本にしたいものとは何か。


post by zaubrer

22:25

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