スポンサーリンク

2010年11月12日

惜別! 砂川誠

少し時間が経ってしまいましたが、砂川のことを少々。彼もまた、コンサの歴史に
名前を残す選手であろうことは誰もが認めるところです。そういう選手との別れに
ついて記すことはなかなか辛いものですね。


スナが札幌に来たのは03年春でした。柏では大野らの成長と共に出番が減り、出場
の機会を求めての移籍でした。当時の札幌は02、03と「何が札幌なのか」さえ分か
らずに迷走を続けている時代。スナもこのチーム内で何を成すべきかを決められず
にいたことでしょう。


04年からのヤンツー時代。すっかり若返ったチームに、ようやくスナは自身の存在
意義を見つけます。彼の練習姿勢や試合での姿勢が大きく若手達に浸透していった
ことは否めません。あの成績でも先が見えることによって、スナは楽しい日々を
送ったことと信じます。


さらに西谷という相棒を得て、スナのサッカーは実に楽しそうでした。二人の自在
なポジションチェンジは、スタジアムで生のサッカーを見る楽しさを教えてくれた
気がします。


スナのゴール。印象に残るものは多いのですが、決めた後のあの控えめなガッツポー
ズ。はにかみながら右手の拳をまっすぐ突き出す姿も忘れられません。05年3節草津
戦のバイシクルシュート! 06年天皇杯新潟戦でのボレーシュート! 先日の宮澤の
得点もスナからの実に丁寧なクロスでしたね!


店で良く話すのですが、彼ほどサッカーの好きな選手はいないと思います。海外
リーグの試合も彼なら録画しておいて休日に見ているのではないでしょうか。


そんなスナですが、報道によると進路は未定とか。現役と指導者の道と決めかねて
いる様子。現役としてもまだまだ若手の手本として出来るだろうし、指導者として
も子供達の信頼を勝ち取れる指導者になれそう。まだ時間はあるのでゆっくり考え
ると良いでしょう。


スナのサッカーに取り組む真摯な姿を我々は決して忘れることはないでしょう。ど
の道を進むにせよ彼を暖かく見続けていこうと思います。それが、このチームに残
したスナの「想い」に応えることになるのですから。

posted by ボーナス |17:40 | コンサ | コメント(0) | トラックバック(0)