2008年02月19日
『駆けぬけた奇跡』
赤黒の縦縞というとそれはもう誰がなんと言おうとコンサドーレ札幌なわけ ですが、前身の東芝堀川町サッカー部時代も赤黒縦縞だったというのはご存 じでしょうか? さらに言えば、従来のものをこの赤黒縦縞に変更させたのは 石崎信弘現柏監督というのも。 ここまではオイラも承知していましたが、それ以前に赤黒縦縞が日本のトッ プリーグに存在していたのを知りませんでした。 永大産業サッカー部…… 創部3年で1部リーグ入りし、そして天皇杯を獲得せよという至上命題のもと 誕生したサッカー部。僅か6年で姿を忽然と消した企業サッカー部。その誕生 から終焉まで克明に描ききっています。 壮大な計画は創業社長の無謀な一言から始まります。その計画を実現するに はきれいごとばかりでなく、札束が乱れ飛ぶことも。しかし、それがまだま だ黎明期とも言える当時のサッカー界でした。いかに短期間で夢を形あるも のにするか…… そこにはドロドロした人間の生き様も垣間見ることが出来 ます。 こうした先人達の涙や汗、努力があって我々はいまJリーグを楽しんでいるの ですね。久しぶりに手応えのあるドキュメンタリーを読みました。 『駆けぬけた奇跡』 斎藤一九馬著 日刊スポーツ出版社
posted by ボーナス |16:53 | サッカー全般 | コメント(2) | トラックバック(0)