2005年11月07日

高円宮杯決勝 その2

後半が開始され、立ち上がり早々にCKからピンチをむかえますが、相手の放ったシュートはゴールの上へ。
その5分後に待望のゴールが生まれます。
でもこのゴールには伏線がありました。
それは後半4分の長沼君のプレー。相手陣の左サイドで得たFKを最後は長沼君が低いクロスをゴール前に入れました。記者席から見ていた私には、相手GKが難なくキャッチするボールに見えていたのですが、これをキーパーがファンブルする場面があったのです。どうやら本格的に降りだした雨で、GKにとってはかなりむずかしいコンディションになっているようです。
それを頭に入れた川村君が早いクロスを中央へ。予想通り相手GKがこれを弾き、そのボールを岡君が落ち着いて決め先制します!

岡ゴールキッタ――――――――――!!!

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ただ、残り時間を考えると守りきるだけではかなり厳しい状況。
ヴェルディの爆発的な攻撃力は準決勝の広島戦でも証明済みです。
後半11分にはヴェルディは征矢君(弟)を投入し更に攻撃的に出てきます。
征矢君は兄弟で出場していて、お兄さんはこの試合、先発していたのですが、弟はベンチスタート。速報を打つこちらとしては混乱するので、できれば出て欲しくなかったのですが・・・。
悪い予感はそれ以上に試合内容であたってしまいました。
後半17分に、その征矢君(弟)にクリアボールを押しこまれ同点・・・。
更に後半30分過ぎからは征矢兄弟とオサマ君の攻撃に更に3失点を喫してしまいました。
立て続けのゴールに、慣れない速報担当者は追いつかず得点経過を送信するので一杯一杯。
でもヴェルディの4点目を生んだクロスボールは素晴らしかった。DFの裏を回り込むようにゴール前に送られたボール。敵ながら“すげぇ”と思いました。

広がってしまった点差。それでも札幌ユースの選手達は必死にゴールを目指します。
ありきたりの言葉になってしまいますが、その姿をみると「勝たせてあげたい」と思います。しかし試合終了の笛はその直後に鳴りました。
1-4。この結果をどう受け止めるかは人それぞれかと思います。

20051107-01.jpg

「歴史を変えよう」
ロッカールームに貼ってあった言葉です。
その思いで挑んだ決勝戦でしたが、最後の勝利を収めることはできませんでした。
「日本一」という素晴らしい、そして大きな目標は後輩達に託されました。
来年もこの舞台に立つ選手達を是非見たいと思います。


posted by koho |20:36 | ユース | トラックバック(0)

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