2007年11月13日
「坊っちゃん」読み終えました
で、読み終えての感想ですが・・・。 漱石は松山で教鞭をとっていた時分に、余程嫌な思いをしたのかしらん?って 思わないではいられなかったですねぇ。 主人公は余程松山がお嫌いになったようで、まあ、本当に憎々しげです(笑) 漱石さんは坊っちゃんの話のようにやれたらどんなに清々するだろうかと、 松山で悶々とした日々を過ごしたものと勝手に妄想した私です。 巻末にあった年表によると、松山には1年ぐらいしかいなかったみたいですね。 でも、舞台を平成19年に持ってきても違和感のないほど、現代社会の嫌な ところが重なってて、驚いてもいます。 というわけで、おそらく映画やドラマの影響だったのでしょう、私の頭には 間違った粗筋が刷り込まれていたことが判りました(笑) 原作通りにドラマや映画を作ってちゃ面白くないですわ。 でも、松山の悪口と思われてもしょうがない作品なのに、それを取り上げて 観光アピールにしている松山の人達は知恵者ですねぇ。 一本取られましたよ(笑) 「あの時は散々な目に遭わせてくれたくせに、いいように利用しやがって」と 草葉の陰で膨れっ面をしている漱石さんが想像出来てしまいました(笑) 「まあ、漱石さんも坊っちゃんも、そんなに嫌いにならないで(はぁと)」 BY松山市 「坊っちゃん」を利用した観光事業にはこんなメッセージもこめられたり?(笑)
posted by ohako |19:34 | ひとりごと | コメント(2) |
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この記事に対するコメント一覧
Re:「坊っちゃん」読み終えました
そういえば松山の宿には坊ちゃんの文庫本が置いてあって何となく読んでしまいましたよ(笑)何十年振りでしょうか。
湿布だらけでベッドに転がりながら「坊ちゃん」もないもんだ。爆。その土地にちなんだ本をおいておくというのも面白いですね。
posted by さくら| 2007-11-13 21:23
『「坊っちゃん」読み終えました』のレス♪
>さくらさん
私が泊まった宿には「夏目漱石」と表紙に書かれた本がありました。
本は開かなかったのですが、もしかしたら「坊っちゃん」を含む何編かの小説があったのかも?
う~ん、ちょっとでも開いてみればよかった~(>_<)
posted by ohako | 2007-11-14 12:30