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2006年01月05日

きっかけは

私はサポートシップスポンサーをしていることで、時々新聞、ラジオ、テレビ等の取材を受けることがある。そのとき大抵「コンサドーレを応援するようになったきっかけは?」と質問される。至極普通の質問なのだが、結構迷う。はっきりしたきっかけはない。返答に困る質問なのだが、どうせ必ず聞かれるんだから回答を用意しておけばいいものを、結構その時によって回答が違っているかも知れない。

もともとスポーツ観戦(主にTV)が好きだったので、浦島太郎状態になりながらもJリーグ開幕後は結構関心をもって見ていた。その後「札幌にもJリーグを」の機運が高まり、1996年コンサドーレ誕生には一市民として素直に喜んだ。テレビ中継を見る機会があれば見るし、勝敗動向も気になる。ただ、その段階ではあくまで一市民としての興味でしかなかった。室蘭の参入戦敗北で涙を流したわけではない。今でも2年間通算ポイントという理不尽な制度を恨んでいるサポーターは結構いるようだが、当時の私は、あの圧倒的アドバンテージがありながら4連敗したのだから仕方がない、としか思っていなかった。

明けて1999年。J2落ちとはいえ、岡ちゃん監督就任という監督人気もあってコンサドーレに対する市民的関心はあったし、アイドル的存在の宏太が五輪代表、A代表に選出されるなど、話題性もあった。しかし、J2五位。このとき私の中の何かが変わった。それまで、経営の危機は以前から耳にしていたが、実際にはコンサドーレが無くなることはないだろう、と根拠無く考えていた。しかし、岡ちゃん人気もいつまでも続くわけはないし、このままJ2中位に沈んでいたのでは本当にコンサドーレは無くなるかも知れない。コンサドーレがあるのを当たり前と思ってはいけない、主体的に関わらなければ。そう感じた。2000年。初めてオフィシャルガイドブックを買った。ファンクラブに入会した。コンサ系掲示板に投稿するようになった。持株会にも入会した。

そういったコンサドーレへの思いとは全く無関係に、私の中では脱サラ計画が進行していく、そんな2000年だった。


posted by たじ |11:50 | 自己紹介 | コメント(3) |