2009年12月11日
石崎&楚輪ブラザーズ
前回、カターレ富山の話を出したので、一応、オフィシャルホームページをチェックしてみた。 http://www.kataller.co.jp/ すると、例の楚輪監督がアップでトップページを飾っていた。 しかし、よく見ると、髪型など輪郭を取り除けば、顔の内側が石崎監督にも似ているような気がする。 どうでもいい話だが…。 さて、これから来年の開幕までは選手の移籍情報やキャンプ情報などで間をつなぐことになるが、私がはじめてこのブログに参加したのが2006年の12月ということで、もう3年の月日が経過したことになる。 当時(も今もだが)、私はブログというものがよくわかっていない。 有名人ならともかく、いわばよくわからん一般素人の(ほとんどが)書き殴りのような駄文(失礼!)をこうして、何でみんなで寄ってたかってネット上で公開して、それを書く方も読む方も、そこにどういう価値を見いだしているのか理解に苦しむのだが、そういう自分がこのブログに参加した当時の文を読み返してみたが、当時のチームの行き先に不安を覚え、首脳陣への怒りが原動力となってこのブログへ参加したことを思い出した。 その後、やはりというか、J1昇格というかなりビッグなおまけ以外は、予想通り、ダダすべりの最悪のチーム状況に転落してしまったが、石崎監督の就任によって、また個性あるすばらしい選手が集まってきてくれて、チームは真のJ1チームを目指そうとしている。 チームの経済力格差によって、スタッフが苦労して見つけてきた逸材があっさり引き抜かれてしまうという悲哀もまた勝負の世界の現実であり、真摯に受け止めなければならないが、そこはチーム力、組織力で乗り切れるようなチームに育って欲しい。 でもダニルソンの空中跳び蹴りプレーの炸裂のシーンは、一瞬、自分がサッカーを見に来ているのか、プロレスを見に来ているのかわからなくなるようなそんな錯覚を覚えるほど、斬新なワンシーンであった。が、それほど彼は熱い男だった。どうなるかわからないが、彼ほどの選手はやはり上のレベルで戦うべきなのかもしれない、と思わずにはいられないほど、良い選手だ。 そんなわけで、この路線を信じて、チームが成長していく楽しみをかみしめながら、来シーズンへと備えたい。
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2009年12月09日
砂川の切り返し
今シーズンも終わってしまった。 10年近くサッカーの試合を見にスタジアムに通っている割には、未だにサッカーを見る眼はそれほど発達していないと自覚している。キーパーを除けば10対10の選手が常に動き回って、ときに相手選手と対峙し、ときに誰もいないスペースへ駆け抜けてと、無限のパターンで試合は展開していくことから、4-4-2がどうとか、ラインがどうだとかは正直よくわからない。解説者のみなさんは相当、頭が良いのだなぁと敬服するばかりである。 野球はおそらくテレビで映っている範囲の限られた人間に注目していればおおよそ、試合から取り残されることはない(…と思う)ということから考えても、やはりサッカーは奥が深い難しくも楽しいスポーツだと改めて思う。 今シーズンはこれまでのゴール裏からの全体図から離れて、ほとんどをファミリーシートから観戦していたので、目の前で、選手の息づかい、ライン際での攻防など、ゴール裏で見るときとはまた違った、部分拡大的なサッカーの醍醐味を味わうことができた。彼らは本当にがんばって走っているし、ぎりぎりのところでボールキープし、また体を張ってディフェンスしているということが伝わってくる。これは遠くからではなかなか感じられないものである。 小学生の子供がいるという理由だけでB自由と同じ値段であんなにすばらしい席を提供してくれたコンサドーレにはお礼を言いたい。 余談だが、あの席はどちらかといえば、相手チームに近いサイドなので、そのチームごとのカラーの違いなども伝わってくる。 そんな中でも、富山戦では試合後に、引き上げてくる相手チームの選手へねぎらいの意味で拍手を送っていたスタンドの私たちの姿を見つけて、すぐさま、わざわざ選手たちを並び直させて深々と挨拶をさせていた楚輪監督はすばらしい方だと思った。スポーツというのはこういうものなんだと思った。 チン○ラのけんかよろしく、試合前から試合後まで常に相手への罵詈雑言、見下げた態度など、そういう態度こそ何かサッカー的な闘争の形と信じて疑わない若者たちも散見されるが、一歩下がって冷静に考えると、どこか”作りごと”の世界にしか見えない。 戦っている選手でさえ、試合後は互いに相手を讃え合って笑顔で語り合っているのに、なぜ、応援しているだけの立場の者が、そこまで相手チーム(及び相手チームを応援している人たち)を憎もうと必死にがんばるのかほとんど理解に苦しむ。 そういったこととは関係ないとは思うし、ゴール裏から離れた人間の発言とは思えない大きなお世話な感想だが、ファミリシート側から見ていても、ゴール裏から伝わってくるパワー、圧倒感は以前に比べて、かなり落ちていると感じた。熱くなれる試合というのは、自然と声も出てくるのだろうから、勝ち負けというよりは、そういった何か選手とサポーターの気持ちが共有できるレベルの試合が、来年は一つでも多く実現されることを期待してまた来春を待ちたい。 石崎サッカーはまだまだ未完成だ。柳下サッカーもある程度の形に到達する直前で、また元の黙阿弥に戻してしまった過ちを教訓に、腰を落ち着けて戦略的にチームを長期的にとはいわずとも、せめて中期的に目指す方向性を確立しながら前に進んで欲しいと思う。 それにしても、今シーズン中も何回か炸裂した砂川の超がつくほどの切り返し技は本当によかったなぁ。
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2009年12月08日
あの坊主頭が石川直樹だったのか!
久しぶりに書いてみる。 いつもはほとんど見ることのない地元ローカル局のスポーツ番組を先ほどまで、たまたま見ていた。今日は藤田&石川がゲストであった。番組最後に石川直樹が来シーズンもチーム残留することを本人の口から発表していた。 これは良いニュースである。 彼の札幌に来たときの初めてのチームの印象が「静かだと思った」ということだったらしい。なぜに、北海道人はサッカーチームにおいても寡黙な人間が多いのか…。いや、選手のほとんどは「内地」の人間だろう。内地どころか、外人も混じっているのに、この極寒の地はスポーツマンの若者から外に向かう覇気を失わさせてしまうのだろうか? そんなことはともかく、石川直樹はあの柳下監督最後のシーズンのシーズン最後の方の柏戦で敵として出場し、得点をあげていたことが今更ながら私の中で発覚した。柏は昇格のかかった大事な試合で、前半で石川がゴール前にこぼれたボールを押し込んで2点目を取り、ほぼ勝利を決定的にしていた。 そのときの石川の得点後のガッツポーズというか、はげ(坊主)頭で決めていたやや非サッカーチックなそのポーズがやけに印象に残っていた。 私の頭の中では、坊主頭と最高のガッツポーズの印象が強烈に残ったままで、まさかそれが札幌のディフェンダー陣を立て直した彼とはつゆも考えてもいなかった。すっかりおしゃれなあんちゃんにあか抜けた。 なお、この試合はその後、相川、フッキ、中山が次々とゴールを決め、私が見た中でも五指に残るくらいの感動的な熱い名試合になった。 なお、1年近く前に書いたエントリーでも、同じ試合のことを話題にしているが、こんなところからも、つくづく自分は何にも進歩してないことを再認識したのでした。
posted by ダソヌマソ |01:33 | コメント(0) | トラックバック(1)