2007年09月11日
結 そしてラストラン
全くコンサネタではありません。 「そしてラストラン」、「続 そしてラストラン」の結びです。 よろしければお付き合い下さい。 真駒内公園、スタート時の温度29度、湿度58%。 過去最高の参加者となった今年の北海道マラソン。 翌日朝刊の完走者一覧に彼女の名前は見当たりませんでした。 10キロ地点の温度が32度、完走率60.6%。 さらに5キロ毎の厳しい関門通過時間。 「15キロ地点あたりで止められたらしい」との不確かな情報。 彼女の今年の夏は終わりました。 中島公園 菖蒲池から望むKitara~藻岩山
もう一度彼女の言葉 「がんと言われたとき、何も目標がなかったら落ち込んでいたかもしれません。でも、私にはマラソンがあった、がんは予定になかったけど、目標があったから、いま元気でいられるのかもしれません。」 (9月2日の北海道新聞朝刊 生活欄に「がんと生きる -それぞれの道-」に掲載された本文から彼女のコメントを抜粋させていただきました。) 「2005/1/1以降で、フルマラソン4時間以内の記録があること、云々」(今年の参加資格) という条件から、来年以降の彼女の参加は難しい。 なにより、やはり体力の問題が・・・。 でも、「新しい目標が出来たよね、山下さん!」 沿道の歓声に後押しされて走ったであろう彼女。 目標をもってがんばった、笑顔で走ったであろう彼女の挑戦はこれからも・・・。 そんな後姿だからこそ応援したい・・・。 この大会参加料の一部と、コース沿道などでの募金は「交通遺児チャリティー募金」として寄付されています。