2011年11月21日
良いデータを探そう
2011年のJ2もあと2節。 札幌は昇格圏である2位鳥栖&3位徳島とは勝ち点差3(鳥栖&徳島65、札幌62)、得失点差も少ない(鳥栖+31、徳島+17、札幌+14)。 2節を残して昇格圏のチームと勝ち点差3から逆転昇格したチームが過去にあるか調べてみた。
(1999年) 全36節。34節終了時の順位。上位2チームが自動昇格。 試合 勝ち点 得失点差 1 川崎 34 70 +33 2 FC東京 34 61 +16 3 大分 34 59 +19 35節終了時の順位。 試合 勝ち点 得失点差 1 川崎 35 73 +36 2 大分 35 62 +20 3 FC東京 35 61 +15 最終順位。 試合 勝ち点 得失点差 1 川崎 36 73 +35 2 FC東京 36 64 +16 3 大分 36 63 +20 この年は35節で大分が2位に浮上したが36節に「大分の悲劇といわれる逆転劇でFC東京が昇格。 該当チーム無し。 (2000年) 全44節。この年は11チームと奇数だったので試合数が異なる。上位2チームが自動昇格。 42節終了時の順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 札幌 39 91 +48 2 浦和 38 77 +40 3 大分 38 75 +39 43節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 札幌 39 91 +48 2 浦和 39 80 +41 3 大分 39 78 +41 浦和、大分とも43節に勝利し得失点差も+41で並んだまま最終節へ。 最終節はこのような事になる。 最終順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 札幌 40 94 +49 2 浦和 40 82 +42 3 大分 40 81 +42 大分、2年連続勝ち点1に泣く。 該当チーム無し。 (2001年) 全44節。上位2チームが自動昇格。 42節終了時の順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 京都 42 81 +31 2 仙台 42 80 +22 3 山形 42 78 +22 43節終了時の順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 京都 43 84 +32 2 山形 43 80 +23 3 仙台 43 80 +21 そしてこんなドラマがあり 最終順位はこのようになる。 試合数 勝ち点 得失点差 1 京都 44 84 +31 2 仙台 44 83 +23 3 山形 44 80 +22 該当チーム無し。 (2002年) 全44節。上位2チームが自動昇格。 42節終了時の順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 大分 42 91 +33 2 C大阪 42 83 +37 3 新潟 42 79 +21 最終順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 大分 44 94 +33 2 C大阪 44 87 +40 3 新潟 44 82 +22 この年は終盤の波乱無く、該当チームも無し。 (2003年) 全44節。上位2チームが自動昇格。 42節終了時の順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 新潟 42 85 +40 2 広島 42 83 +30 3 川崎 42 81 +40 新潟、広島、川崎の三つ巴の争い。 43節終了時の順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 広島 43 86 +31 2 新潟 43 85 +39 3 川崎 43 82 +40 最終節は川崎が広島に勝ったが、新潟も大宮に勝利し川崎届かず。 最終順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 新潟 44 88 +40 2 広島 44 86 +30 3 川崎 44 85 +41 この年も該当チーム無し。 (2004年) この年から上位2チームの自動昇格は変わらないが、3位のチームはJ1・16位のチームとの入れ替え戦への進出となる。 42節終了時の順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 川崎 42 99 +61 2 大宮 42 81 +22 3 福岡 42 70 +12 4 山形 42 70 +9 5 京都 42 66 +13 43節終了時の順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 川崎 43 102 +63 2 大宮 43 84 +23 3 福岡 43 73 +13 4 山形 43 71 +9 5 京都 43 69 +14 最終節は山形と福岡が直接対決。京都はこの時点で脱落。 福岡がアウェイで山形を下し入れ替え戦進出。(柏と対戦し2戦とも0-2で敗れJ2残留) 最終順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 川崎 44 105 +66 2 大宮 44 87 +25 3 福岡 44 76 +15 4 山形 44 71 +7 5 京都 44 69 +12 該当チーム無し。 (2005年) 全44節。上位2チームが自動昇格、3位は入れ替え戦へ。 42節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 京都 42 94 +49 2 福岡 42 74 +24 3 仙台 42 67 +20 4 甲府 42 66 +18 43節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 京都 43 97 +50 2 福岡 43 77 +29 3 仙台 43 67 +19 4 甲府 43 66 +13 3位争いは最終節までもつれ込んだ。 仙台は福岡、甲府は京都と共にアウェイで対戦。 仙台は勝利すれば文句なし、引き分け以下でも甲府が勝てなければ入れ替え戦進出が決まる。結果は福岡1-1仙台、京都1-2甲府、と甲府が逆転で3位へ滑り込んだ。 試合数 勝ち点 得失点差 1 京都 44 97 +49 2 福岡 44 78 +29 3 甲府 44 69 +14 4 仙台 44 68 +19 甲府は入れ替え戦で柏を2-1、6-2で下しJ1昇格。 該当チーム無し。 (2006年) 全52節。13チームのため各節1チームが試合無し。 上位2チームが自動昇格、3位が入れ替え戦へ。 50節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 横浜FC 46 87 +26 2 神戸 46 85 +26 3 柏 46 85 +22 降格組の神戸、柏を横浜FCがリードしている状態。4位以下のチームに既に3位以内の可能性は無い。(4位鳥栖勝ち点76) 51節は横浜FCがアウェイで鳥栖に1-0と勝利、神戸が湘南に2-2、柏が札幌に2-3といずれもホームで勝利できなかった為、昇格とJ2優勝が決定した。 51節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 横浜FC 47 90 +27 2 神戸 47 86 +26 3 柏 47 85 +21 最終節、神戸は勝てば自動昇格、引き分け以下でも柏の結果に柏の結果次第では自動昇格と有利な立場であったが、 仙台2-1神戸、湘南0-3柏という結果で柏が逆転で2位へ。 最終順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 横浜FC 48 93 +29 2 柏 48 88 +24 3 神戸 47 86 +25 神戸は入れ替え戦で福岡相手に0-0、1-1ながらアウェイゴールルールによりJ1昇格となった。 (2007年) 全52節、前年同様13チームと奇数のため各節1チーム試合が無い。 上位2チームが自動昇格、3位が入れ替え戦へ。 独走をしていた札幌だが夏以降失速する。かろうじて首位だが50節終了時の順位はこのようになる。 試合数 勝ち点 得失点差 1 札幌 47 88 +20 2 東京V 46 85 +32 3 京都 46 82 +20 4 仙台 46 80 +17 5 C大阪 46 79 +18 札幌は51節に試合が無く、東京Vと京都が共に勝利したため 51節終了時は東京Vに抜かされ2位となる。 京都は終了間際に石井のゴールで1-0で仙台を下し、最終節まで2位以内の可能性を残す。前述の仙台と水戸に敗れたC大阪はこの時点で3位以内の可能性が消滅。 51節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 東京V 47 88 +33 2 札幌 47 88 +20 3 京都 47 85 +21 得失点差の関係で東京Vは負けても2位以内が濃厚、 札幌は引き分け以上で2位以内だが敗れると京都が勝てば3位になってしまう。 最終節の結果はC大阪2-2東京V、札幌2-1水戸、草津1-1京都となり 札幌が逆転優勝。 最終順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 札幌 48 91 +21 2 東京V 48 89 +33 3 京都 48 86 +21 入れ替え戦は京都が広島に対して、2-1、0-0という結果でJ1昇格。 該当チーム無し。 (2008年) 全45節。15チームが3回総当たりで、前年に引き続き奇数のため各節1チームの試合が無い。上位2チームが自動昇格、3位が入れ替え戦へ。 広島が独走し、早々と昇格・優勝を決める。 43節終了時。 4位以下のチームはは2位以上の可能性は無く、残り2試合で何とか3位への滑り込みを狙う。 試合数 勝ち点 得失点差 1 広島 40 94 +60 2 山形 40 72 +24 3 仙台 40 67 +17 4 C大阪 40 63 +16 5 湘南 40 62 +19 6 鳥栖 40 61 -3 44節、熊本1-2広島、愛媛2-3山形。山形はこの時点で2位以内確定。 鳥栖4-1仙台、草津0-4C大阪、湘南3-0岐阜となり3位争いは最終節までもつれる。 44節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 広島 41 97 +61 2 山形 41 75 +25 3 仙台 41 67 +14 4 C大阪 41 66 +20 5 湘南 41 65 +22 6 鳥栖 41 64 0 数字上の可能性は鳥栖まであるが得失点差から考えると湘南までが現実的。仙台が引き分け以下の場合はC大阪、湘南の逆転もあり得る。 結果は、福岡3-1湘南、仙台1-0草津、C大阪2-1徳島となり、仙台の3位が決定。 最終順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 広島 42 100 +64 2 山形 42 78 +26 3 仙台 42 70 +15 4 C大阪 42 69 +21 5 湘南 42 65 +20 6 鳥栖 42 64 -1 入れ替え戦は仙台が磐田と対戦し1-1、1-2というスコアになりJ2残留。 該当チーム無し。 (2009年) 18チームとなり全51節(3回総当たり)。さらに入れ替え戦が廃止され3以内のチームが自動昇格となる。 49節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 仙台 49 102 +44 2 C大阪 49 101 +47 3 湘南 49 94 +31 4 甲府 49 91 +28 既に仙台とC大阪が2位以内を決め、3位の椅子を湘南と甲府が争う展開だが湘南が50節に勝利すれば3位以内確定となる。 50節の結果は、徳島0-4仙台、C大阪2-1岐阜、湘南0-0草津、岡山0-1甲府となり、優勝争いも3位争いも最終節へもつれる。 50節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 仙台 50 105 +48 2 C大阪 50 104 +48 3 湘南 50 95 +31 4 甲府 50 94 +29 最終節は仙台1-1愛媛、鳥栖2-1C大阪。両チームとも終了間際の失点。特にC大阪は鳥栖・高地に2失点で優勝を逃す。 一方3位争いは、湘南が水戸に2点を先制され甲府が熊本をリードする展開。このままであれば逆転で甲府の昇格となるが、湘南は前半のうちに追いつき後半に逆転と劇的な勝利を収め、3位を勝ち取った。 最終順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 仙台 51 106 +48 2 C大阪 51 104 +47 3 湘南 51 98 +32 4 甲府 51 97 +30 該当チーム無し。 (2010年) 全38節36試合。2回戦総当たり。19チームと奇数となり、各節1チームの試合が無い。 36節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 柏 34 76 +43 2 甲府 34 68 +31 3 福岡 34 65 +28 4位の千葉は勝ち点が57であり、36節までに3位以内のチームが決まった。 37節終了時。 試合数 勝ち点 得失点差 1 柏 35 77 +43 2 甲府 35 69 +31 3 福岡 35 66 +28 最終順位。 試合数 勝ち点 得失点差 1 柏 36 80 +47 2 甲府 36 70 +31 3 福岡 36 69 +29 該当チーム無し。 時間を掛けて調べた結果、「2試合を残して勝ち点差3を逆転したチームは無い」という事がわかった。 しかし、ここでがっかりしてはいけない。 最終節での逆転昇格や入れ替え戦進出したケースは4度ある。 1999年 FC東京(2位大分との勝ち点差1、得失点差5) 2001年 仙台 (2位山形との勝ち点差0、得失点差2) 2005年 甲府 (3位仙台との勝ち点差1、得失点差6) 2006年 柏 (2位神戸との勝ち点差1、得失点差5) ※()内は最終節前の状況。 ただ、いずれも勝ち点差1以内の状況であるので、まずは湘南に勝って最終節を迎えることが大事。徳島と鳥栖は次節直接対決なので、どちらかのチームは必ず勝ち点1、もしくは0である。 ここでもう一度今の順位を見てみよう。 試合 勝ち点 得失点差 1 FC東京 36 74 +45(昇格・優勝決定) 2 鳥栖 36 65 +31 3 徳島 36 65 +17 4 札幌 36 62 +14 得失点差はあるがまずは次節勝ち点を65に積み上げよう。
posted by budsun |08:47 | チーム | コメント(0) |
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