北海道に生まれて ～てんちょうブログ～

2006年05月07日

ゴール裏っていうものは

あっ！

という間にGWも終わりっすよ。
サッカーばっかりやってたもんで、ホントに連休だったのか？ と
激しい疑問に悩まされております。

そんなこんなで、だいたいの人がご自宅に帰ってきて、アクセスが増えるでしょうから、
ここらで一言言わしてもらいたい事が。

このブログ立ち上げたときに書いたんですが、
オイラはトラメガ持ってゴール裏で皆さんの前に立っている者です。
あそこから見ると、スタンドの様子が良く分かるんですわ。
で、特に厚別では以前から気になってる事があるんですけど、
先日の仙台戦でいよいよオイラもキレ気味になってきまして。
別に全員が、っていうわけでは決してないのですが、
こういうタイトルにしとけば、とりあえず該当する人もしない人も、
みんな読んでくれるかな、と思いまして。
個人攻撃になるのはオイラとしても心外なんで、
「あ、自分あてはまるかも」と思った人は是非心に留め置きを。

というわけで、ここから本題。

あのね、ゴール裏ってね、文句やヤジを飛ばす場所じゃないんですよ。
試合中にやたらと「前に行けーーーーー！！」だの、
「シュートォーーーーー！！」だの、
「なにやってんのよぉおおおお！！」
「へたくそぉぉぉぉおおおおお！！」
等々・・・
言ってる本人は気付いてないでしょうけど、
聞いてる周りの人間には、はた迷惑な文句やヤジ、多すぎっすよ。
そんなにご不満なら見に来なきゃいいのに、って、
つくづく思いますけど。
文句言いたいだけなら、
ジャイアンツ好きって言いながら、ナイター中継見て
いちいち文句たれてるオイラのオヤジみたいに、
家でテレビ観戦しながら思う存分やってください。
スタンドでされると、本気で熱く応援してる人に迷惑なんで。

そういう方々ってきっと「自分は一生懸命コンサドーレを応援してる」
って思っていらっしゃると思うんですけど、
大きな勘違いをしていらっしゃる。
「前に行け」とか「シュートしろ」とか、
よく言えたもんだと思うんですよ。
ゴール裏なんて、スタジアムで一番ゲームの見づらい場所なんでしょ。
あんなとこから見たって、今ボールはどこまでゴールに近づいているのか、
スペースはどこにあるのか、選手の位置関係は、等々、
正直わからんですよ。
（これは別にゴール裏否定論ではないのでご了承を。わかってくれる人は、
わかってくれると思ってます）
そもそも見てると、正直「あなた『サッカー』という競技の何たるか、
わかってないよね？」という人が文句いってたりするんです。
サッカーには、流れがある。
タイミングもある。
色々な要素がゲーム中に訪れる。
全てがあなた達の思うようになんてゲームは運ばないんですよ。

いっつも文句やヤジばかり飛ばす人さぁ、
一回自分でサッカーやってみな？
自分が文句言ってるような場面で、
文句言われないようなプレーを自分でやってみれ。
絶対できねーから。
選手達は、プロなんですよ。
きっとオイラ達のような一般人が相手になったら、
手も足も出ないくらい、けちょんけちょんにされますよ。
手は出したくなるかもね。

文句も言いたくなる気持ちもわからんでもないっすよ。
確かにコンサドーレはまだまだ下手くそな部分多いもん。
愛情の裏返しとしての表現っていう解釈もできるし。
でもね。
ゴール裏って、文句・ヤジを言う場所じゃないの！

ゴール裏ってね、
チームに勝って欲しい！
選手に活躍して欲しい！
点取って欲しい！
昇格して欲しい！
そんな気持ちを、大きな声でコールに乗せて、
ピッチ上で戦う選手達に届ける場所なの！
ゴール裏に集まった人たちみんなの気持ちを一つにして、
場所は違えど選手と一緒に戦う場所なの！
一緒に戦うからサポーターには「12」の背番号が与えられてるの！

文句など言って、気持ちを乱す人がいるから、
なかなかチームが勝てない、とまでオイラは思う時がある。
柳下監督も言ってるでしょ。
「ピッチ上で選手が同じ絵を描けるように」って。
俺等も同じさ。
スタンドで同じ絵を描こうよ。

逆に描いちゃダメだよ。
みんなで文句・ヤジ言ってたら選手やる気なくすから。

オイラも文句言いたくなるときはあるさ。
パスミスが多いとか、
芳賀のシュートがやたらと枠に当たるとか、
ソダンのファンタジーが多すぎるとか。
でもさ、みんなでコールしてるときにいくら文句叫んだって、
そもそも選手に聞こえやしないって。

文句が選手に勇気を与えるか？
ヤジがチームに冷静さを与えるか？
押し付けの不満が何かを生み出すか？
否。
断じて否。
文句・ヤジはせいぜいスタンドの空気を悪くする効果しかない。

文句は試合終わってからにしようや。

試合中は、集中してみんなの気持ちを一つにしよう。
俺等の気持ちをピッチに届けよう。
そのために、大きな声でコールしよう。
手を叩こう。跳ぼう。
体全体で、チームへの愛を表現しよう。
ゴール裏「熱烈サポーターゾーン」は、それが許されている場所なのだから。

USに対しての文句も色々あるでしょう。
間が空くとか、
逆に長すぎるとか。
でも、USは彼らなりに考えている。
試合の流れを見つつ、いいコールをしようと頑張っている。
それをオイラは感じ取っているから、
ひとまず彼らに付いていこうと思っている。
なんだかんだ言ってもコールの第一声はあそこからだからさ、
それを無視するのは全体にとって決して得策ではないし。
彼らにシンクロして力を合わせるのが、オイラは最善の方法だと思う。

オイラは、みんなが声を出しやすくなるように、
その手助けになれば、と思って、あそこに立っています。
みんながへこたれそうになったとき、もう一度がんばれるように、
声をかけ続けていきたいと思っています。

さあ、第2クールが始まりました。
また次の勝利に向かって、みんなで頑張りましょう。

水戸戦は思い出したくないので華麗にｽﾙｰ。

posted by てんちょう ｜20:25 | 試合のこと | コメント(9) | トラックバック(1)

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