2008年02月16日
『病とフットボール』 高原直泰
『 病とフットボール エコノミークラス症候群との闘い 』 高原直泰 著 / 角川SSC新書 / 720円+税 (コチラもご参照ください) 私自身、昨年心臓を患って入院したことがあります。 (今はお陰さまで完治しました。) その時に、担当医から病状の説明を頂く際、何度も彼「高原」の名前が出てきました。 (「高原の場合はここが~だけど、あなたの場合はこんな感じで・・・」といった風に。) それまでの私は、高原と言えば特に良い印象は持っておらず、 時折見られる彼の強気な発言に、むしろ、ちょっとイヤなイメージを 持っていたかもしれません。 でも、私が心臓の病で入院したことによって彼に親近感を抱くようになり、 そして、この本を読んで彼のプロ魂を知りました。 彼のことをかなり誤解していたことに気付きました。 サッカー選手にケガは付き物ですが、ケガをした時は 「ケガをプラスにとらえて、その時にしかできないことをしよう」 と思っているという彼。 普段、練習や試合で忙しい時は、なかなか細かい所まで考えが行き届かない。 でもリハビリ中はそれができる。 自分に欠けている所を補い、もっと強化しなくてはいけない所を強化する。 この逆の発想を日頃から持っていたからこそ、 エコノミー症候群という、ともすれば命にも関わる、 一生付き合っていかなくてはならない難病にかかってしまった時も、 ひどく落ち込むことはなかったといいます。 最近少し調子を落としていますが、彼のプロ魂であれば、 大事な時までにはキッチリ合わせてくることでしょう。 いま、何らかのハンディを背負って悩んでいる方がいらっしゃれば、 この本が、もしかすると勇気付けられる一冊になるかもしれません。 ・・・にしても、昨夜から今朝にかけて、何だったんでしょう? コメントできないし、投稿できないし・・・。私だけ!?