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2008年02月01日

『サッカー監督はつらいよ』

サッカー関連本の紹介です。

『サッカー監督はつらいよ』

 平野史 著 / 駒草出版 / 1,400円+税こちらも参考にしてみてください。)


サッカー専門新聞『EL GOLAZO』(首都圏のみ販売)誌上で、
2005年4月から2006年10月にかけて掲載されていた人気コラム
を元に編集されています。

前半の「J監督はつらいよ」、後半の「代表監督もつらいよ」の2部構成です。

前半の「J監督~」は、J1クラブに所属する架空の監督を追いかける形で、
オファーからシーズン終了までの1年間をドキュメンタリー風に仕上げています。

・選手の顔ぶれがオファーに対する決断のポイント。
 代表選手が沢山所属しているから指揮しやすいとは限らない。

・元セレソンという肩書きのあるブラジル人も、W杯レギュラーから親善試合出場のみ
 の者まで雲泥の差があるから見極めに注意。

・審判とチームに相性がある。

・スポンサーとの食事も大事な仕事。

・代表候補者が最終メンバーに選ばれなかった時の監督からのフォローはとても重要。

・リーグ降格危機の場合は、カップ戦を捨てることも止む無し。

・次にどのチームからお誘いが来るかわからないので、解説者時代には余り順位予想を
 したくない。

・水面下で根回しできるか否かが選手補強のカギ。

などなど、「架空の監督」との断りはあるものの、これってあの監督のこと?
といった風に、読んでいてもつい、いらぬ想像が掻き立てられます。

そして、我が三浦監督だったらこうしていたんだな・・・と
昨シーズンを思わず振り返ってしまう、そんな記述にあふれています。


後半の「代表監督も~」は、オフトからファルカン、加茂、岡田、トルシエ、ジーコ、
オシムまでの歴代監督を、こちらは実名で裏話中心で綴っています。

いつも急場しのぎの代役的に就任する岡田監督の苦労が良くわかります。

まあ、何だかんだ言われても「代表監督」には何ごとにも代えがたい魅力があるようですが・・・・



この本も札幌市中央図書館で借りました(返却済みです)。

ぜひ読んでみてください。




※著作権法等を考慮し、一部当初の記述を変更させていただきました。

posted by mr23 |00:42 | おススメ本 | コメント(2) |