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HN:たじ たこ焼きの移動販売「ほっと12」の店主です。 2001年からコンサドーレのサポートシップスポンサーを継続中。 このブログは旧題「たじ争論」でしたが2010年より「たじの○○な話」に改題致しました。 個人的に好きなことや興味のあること、気になったこと、その他いろいろを特にサッカーやコンサドーレにとらわれずに適当に書いてこうと思ってます。

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たまには真面目に戦術を語ってみる

2007年04月10日

素人のシッタカご容赦(別にそれはいつものことだが)。
たまには真面目に戦術について語ってみたい。

現在2位のコンサドーレは去年までの攻撃的戦術から一転、4バックのゾーンディフェンスとなった。
この2ラインのゾーンディフェンスはきちんと機能しているときは見ていて面白い。
見た目綺麗に4人のラインが2本並び網を張って敵の攻撃を待ちかまえる。相手はボールを出すスペースがなく、苦し紛れにボールを入れてきたところを潰してボールを奪い攻撃に転じる。この2つのラインを高い位置で保てている時はボールを持っていなくてもかなり相手を押し込むことが出来る。ボールを持たずして試合の主導権を握ることが出来るのである。実際、C大阪戦も仙台戦も前半はかなりいい守備が出来ていて、試合の主導権を握っていたように思う。

この2ラインの守備を支えているのがFW2人の前線からの守備。FWが前線で守備を頑張るから2ラインのゾーンディフェンスはそのフォーメーションを整える時間が生まれる。こうしたハードワークとシステマチックな守備は個の能力で劣っていても、それを組織力で補うという、今のコンサドーレにとって重要な戦術であり、実際に現在J2最少失点という成果をあげている。

しかし、当然常に守備が機能しているわけではない。システマチックな分、一人がサボると、あるいは一人がヘバると全体が破綻してくる。今のところ90分システムを維持することが難しく、体力的に厳しい60分以降は網にかけてボールを取るのではなく、ただ入ってきたボールを跳ね返すだけの守備になってしまっている。実はC大阪戦も仙台戦もその点は同じで、たまたまC大阪戦は逃げ切れたが、仙台戦は追いつかれてしまったということだ。

それとコンサドーレの守備は、パスには強いが、ドリブルに対してはやや弱い面がある。相手にとっては機能したゾーンディフェンスはパスの出し所がないのだが、ならばとテクニックのあるドリブラーが切り込んできた時には、それに対応できる守備の個の強さが必要である。曽田は入ってくるボールには非常に強いが、ドリブルで切り込まれた一対一に強いわけではない。この弱点が後半押し込まれる、という現状の課題にも通じている。つまり、相手が後半選手交代でフレッシュな選手を入れてきた時にその選手にかき回されてしまう、ということだ。

さて、そうすると今後の守備の課題はなにか。90分システムを持たせる体力を身につけることは必要だが、現実には結構難しいのではないか。まして、これから暑い季節に向かっていくのだから、むしろ体力的には厳しくなってくる。とすれば守備のシステムをさらに磨いてできるだけ体力を消耗せずに90分を乗り切ることが求められる。要は省エネ。そして、守りきるのか得点を狙うのか、状況や時間帯によって常に全体の意思統一が求められると思う。

しかし、それよりなにより、もっと得点が取れれば守備でそんなに苦しまずにすむのである。7試合で7点では完封しないと勝てないということで、さすがにそれでは今後は厳しい。去年までは砂川がトップ下で攻撃の中心になるというのがコンサドーレのスタイルだったが、そのトップ下がいないのだから当然攻撃は薄い。4バックでも攻撃的なチームは両サイドバックがどんどんオーバーラップしてくるのだが、コンサの場合は西澤、西嶋共にほぼ守備専門。

それでも、ボールを取ってからの素早い攻撃でチャンスを作ることはできている。西谷の左からの切り込み、藤田の右からのクロスは決してJ2の中で見劣りするものではない。問題はそのあと。敵ゴール前にボールを運んだあとフィニッシュに持っていけるかどうか。そしてそのフィニッシュの精度。この点ではかつてのバルデス、エメルソンやウィル、去年のフッキのようなエースストライカーがいない分だけ厳しいのは確かである。中山も守備で頑張っているのはわかるのだが、もう少しシュートの精度があれば現時点でも3~4点は取れているくらいの決定的なチャンスはもらっているはず。フィニッシュの精度。これはもう練習して磨くしかない。

全体として流れの中から決定的なチャンスを作ることは去年より少なくなっているのだから、セットプレーでの得点も増やさなければならない。砂川、西谷、上里などFKのキッカーのキックの精度がもう一歩足りない。この際上里はFKに活路を見いだしFKの名手となるべく、特化して鍛えた方が良いのではないだろうか。仙台戦では曽田のヘッドで1点取ったのだが、これをきっかけに、曽田はディフェンス時の跳ね返すヘディングだけでなく、ゴールにたたき込むヘディングも磨いてセットプレー時の大きな武器にしてほしい。素早い好守の切り替えで相手ゴール前までボールを運ぶ。そこまでは組織として鍛えるとして、そのあとのフィニッシュは各選手が自分の武器を磨くことだ。たくさんの武器はなくていいので一つの武器を一人一人が磨いて、いざというときに発揮できるように鍛えることが得点力アップに繋がっていく。

攻守共にまだまだ課題が多いコンサドーレ。
現時点で2位というのは運が味方した部分もある。しかし、シーズンを戦いながら少しずつ強くなっていける、そういうチームだと思う。

ゲームプランとして、まずは守備を意識しつつ試合の主導権を握り、先取点を取る。相手が焦ってきたところで追加点。もちろんチャンスがあれば3点目、4点目といきたいところだが、無理はせず余裕を持って逃げ切る。
シーズン終盤にはそんな盤石な試合運びが出来るチームになっていてほしいと思う。


post by たじ

10:57

コメント(3)

この記事に対するコメント一覧

(・∀・)

Re:たまには真面目に戦術を語ってみる

2007/04/10 11:46

通りすがり失礼です。 先を見て今の戦術を考えれば、チームの成熟・省エネコントロール・決定力などたじさんの仰られるとおりですね。同意です。 前線からシステマチックな守備によってコンサは安定感を手にいれました。ただし、サカーは相手よりゴルしないと勝てない競技です。三浦さんも一番目に組織守備の整備、二番目に優秀なストライカーと言っていたような... これはいつか某掲示板wに書こうと思っていたのですが、よく三浦サカーを語る上で03年の大宮が引き合いに出されます。特にウチと大宮の最終戦。 あの試合は確かに完敗でしたが、今の三浦コンサにない武器を三浦大宮は持っていました。ちなみにあの年の大宮は前半戦の成績はよろしくありません。結構酷いですw そのかわり後半の成績はなかなか凄いです。ターニングポイントは「ツゥット」と思います。 あの年大宮は期中に「ツゥット」を補強し、「バレー&ツゥット」という2トプを先発させます。「ダビィ&元気」も相手に威圧も与えるし、ロングボールでラインを下げさせることに有効ですが、「バレー&ツゥット」はその危険な存在自体で相手DFラインに圧力を与え、決めるべきところで確実に決めました。 三浦式コンサ完成へのラストピースは強力FW補強でしょう。ラインDFを基本とする三浦さんは目標達成のため、前任者のムービング式ボールホールディングはリスクを勘案して最後までやらないと思います。 いろいろな思いが心にありますが、客観的に見て期中のFWに今年のすべてがかかっていると思っております。

サトミ

Re:たまには真面目に戦術を語ってみる

2007/04/10 17:24

こんにちは☆ 昨年コンサフリークの話題のときにコメントさせて頂いた コンサフリークOGのサトミです(o*。_。)o 覚えていらっしゃいませんよね…。 あの後(と言っても結構経ちましたが)コンサブログ作ったんです。 コンサの戦術について読ませて頂きましたが、 納得できる箇所が多数ありました。(後半のDFのスタミナ不足・FWの決定力不足等) こういった課題を1つ1つクリアして 後半には1位・2位にいるようなチームになってほしいです☆

たじ

Re:たまには真面目に戦術を語ってみる

2007/04/11 10:11

>(・∀・)さん ラストピースですか。ふむ。 途中補強のお金があるかどうかも気になりますね。 >サトミさん こんにちは。 コンサフリークについては詳しく教えていただきありがとうございました。 今年のコンサは課題を少しずつクリアしていけると思います。 シーズン終盤が楽しみですね。

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