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HN:たじ たこ焼きの移動販売「ほっと12」の店主です。 2001年からコンサドーレのサポートシップスポンサーを継続中。 このブログは旧題「たじ争論」でしたが2010年より「たじの○○な話」に改題致しました。 個人的に好きなことや興味のあること、気になったこと、その他いろいろを特にサッカーやコンサドーレにとらわれずに適当に書いてこうと思ってます。

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全日本卓球選手権

2009年01月20日

コンサドーレキックオフ2009のイベントが行われていたちょうどその時間、卓球の全日本選手権の最後のゲーム、女子シングル決勝が行われていた。毎年、この時期に行われるこの大会だが、今年は4/28から横浜で世界選手権が開催されることもあって、例年以上に注目度も高く、また話題豊富な大会となった。
世間一般では「卓球選手は福原愛しか知らない」という人が多いと思うが、世界選手権はテレビ東京系(テレビ北海道)で放送されるので、ぜひたくさんの人に見てほしいと思う。


【混合ダブルス】
毎回奇抜なデザインのユニフォームで出場し注目を集める四元奈生美だが、今回はなんとパートナーの渡辺将人も同じデザインのユニフォームだった。なんかの罰ゲームなのか(笑)。結果は4回戦敗退と、上位に食い込むことはできなかったが、この大会で渡辺とのペアは終了ということで、来年はどうなるか。優勝は準決勝で福原愛・水谷隼ペアを下した田勢邦史・田勢美貴江夫婦ペア。やっぱり夫婦ペアは強い。これで田勢ペアは2連覇。

【ジュニア女子】
ジュニア女子には「愛ちゃん○世」と呼ばれる少女がたくさんいる。まずは二世の石川佳純(15)。高校1年生だが、今回の優勝でジュニア3連覇。ジュニアでは1ゲームも落とすことなく圧倒した。3連覇は福原愛に並ぶタイ記録。来年は4連覇の新記録がかかる。
続いて三世の前田美優(12)。小学6年生。ベスト16まで勝ち進んだところで2世の石川と対戦することとなった。しかしやはり石川の壁は厚くストレート負け。だが2ゲーム目は12-14とジュースの接戦に持ち込んだ。今回石川相手にジュニアでジュースまで持ち込んだ選手は前田だけ。これからが大いに期待される。
そして四世は平野美宇(8)。なんと小学2年生だ。1回戦で高校生に勝ち、ジュニアでの初勝利。これは福原愛の最年少記録10歳を更新する新記録で、大きな話題となった。こうしてみると、わりとちょうどよい間隔で有望株が登場しているようで、日本の女子は随分長い間期待が持てそうだ。

【ジュニア男子】
ベスト4は全員青森山田。優勝した上田仁、準優勝の松平健太は青森山田高校。準決勝で負けた町飛鳥、丹羽孝希は青森山田中学。まるで部内戦の様相だが高校生が面目を保ったというところだ。上田はこれで2連覇。

【女子ダブルス】
石川佳純/平野早矢香のミキハウスペア対福原愛/照井萌美の早稲田大学ペアの決勝戦。両チームとも苦戦はしつつも決勝は大方の予想通り、優勝候補同士の対戦となった。熱戦が期待された決勝だったが、結果は意外にも石川/平野ペアが3-0のストレート勝ち。今回はどうも照井に精彩がなかった模様。これで石川/平野ペアは初優勝。福原/照井ペアの連覇はならなかった。あと、ダブルスで特筆すべきはベスト4まで勝ち上がった谷岡あゆか/鈴木李茄ペア。二人とも中学2年生で、中学生同士のペアでダブルスベスト4は史上初。

【男子ダブルス】
現在2連覇中の水谷隼/岸川聖也の本命ペアが順当に優勝。しかし、準決勝では苦戦を強いられた。青森山田高校の上田仁/野邑大陽ペアに2ゲーム連取され追いつめられたが、そこから3ゲーム連取で逆転勝利。これで3連覇。インタビューでは水谷は「世界選手権ではダブルスは優勝を狙う」と宣言。現在の日本卓球界でもっとも世界選手権のメダルに近いのはこの男子ダブルス水谷/岸川ペアだと言えそうだ。

【女子シングル】
愛ちゃん三世の前田美優が三回戦突破。小学生で3勝というのも福原以来だ。あと一つ勝てば福原愛との対戦が実現したのだが一歩及ばなかった。
石川佳純はこの大会2年連続ベスト4と、既に日本のトップレベル。今回は優勝候補の一角と目されていたが、準々決勝でついに福原との天才少女対決となった。公式戦でこの二人が対戦することは初めてだが、準々決勝で対戦するというのは勿体ない、今の女子卓球界のゴールデンカードである。今の石川の力なら福原相手でも互角以上に戦うのではないかと予想されたが、意外なことに結果は4-0で福原の勝ち。石川は悔しさで試合後号泣したそうだが、これからきっと何度もしのぎを削ることになるだろうし、いずれ日本のエースになるはずの才能の持ち主。この敗戦が大きな成長に繋がってほしいと願う。
さて、国民的アイドル、元祖天才卓球少女の福原愛はというと、実は過去全日本選手権ではベスト8が最高だった。これまで国際大会では数々実績を残してきて、世界ランクも日本人第1位なのだが、どうにも全日本選手権との相性が悪く今までは結果を残せないでいた。今回石川に勝ってベスト4。ようやく自己最高成績をマークした。
その福原を準決勝で破ったのが王輝。元中国代表のカットマン。30歳。日本に帰化して、今回が初の全日本選手権の出場だ。やはり中国代表というキャリアは伊達ではなく、初出場にして優勝候補の本命と言われていた。実際順調に勝ち進み、準決勝の福原愛にも4-0のストレート勝ち。これで決勝まで1ゲームも落とさず全てストレート勝ちというのだから恐れ入る。決勝はその王輝と2連覇中の日本のエース平野早矢香の対戦。この試合はNHKで生放送された。実に手に汗握る、一進一退の攻防、見る人をぐっと惹きつける大熱戦だったと思う。とにかく平野は短気を起こさずじっくり我慢の卓球。カットマンの王相手に粘り勝ちを狙うという、本当にその精神力の強さには恐れ入った。一進一退、交互にゲームを取り合い、ついに最終ゲーム。ここで平野1-3と不利な状況から2ポイント連続でエッジボール(台の角にボールが当たる)で不運な失点。これで1-5と絶体絶命に追い込まれた平野だが、ここで一転、攻撃パターンを変え、一気に王を逆転。平野は見事に優勝、これで3連覇となった。普段は厳しい表情の平野だが、勝利した瞬間に泣き崩れた。試合時間が1時間半くらいの大熱戦。多くの人に卓球の面白さが伝わるような素晴らしい試合だったと思う。

【男子シングル】
男子はベテランが話題となった。46歳の斉藤清。全日本8回優勝の巨人だ。この人は私が高校で卓球部にいた頃のスーパースターなのであった。その斉藤がいまでも現役で出場。3回戦を勝ち上がり、ついに全日本通算100勝という偉業達成。過去には女子で100勝の記録があるが男子では初。来年は新記録の101勝を狙う。
斉藤とは反対に、今期限りで引退するのが41歳の松下浩二。かつてドイツのプロリーグに所属した、日本人初のプロ卓球選手である。今でも全日本のトップレベルで活躍する力はあるのだが、ケガの影響もあり、今回の大会がラストとなる。ベスト32まで勝ち進み、5回戦の相手はジュニアチャンピオンの上田仁。フルゲームの大熱戦の末上田が勝利して松下のラストゲームとなった。ジュニアのチャンピオンに負けて引退というのがなにか世代交代を象徴するようでもあり、引退する松下にとっても悔いのない戦いだったのではないだろうか。
準々決勝では水谷隼岸川聖也というダブルスコンビ対決が実現した。結果から言うと優勝した水谷を一番苦しめたのはこの岸川。5ゲーム終わって3-2と、あと1ゲームで勝利というところまで水谷を追いつめたのだが、水谷が意地でラスト2ゲームを連取。4-3で辛くも勝利した。岸川にしてみたら本当に残念だったと思うが、その直後、ダブルスの決勝でペアとして水谷と組んで戦わなければならなかったのがなんとも皮肉であった。
水谷は準決勝でジュニアチャンピオン上田を下して順当に決勝進出。その相手は準決勝で元全日本チャンピオン吉田海偉をフルゲームの末破った、青森山田高の松平健太。この「卓球界のマツケン」はなかなかのイケメンだ。決勝戦はNHKの録画放送。しかし、生放送だった女子の決勝があまりにも長い試合だったので、男子決勝の放送時間がグッと縮められて最終ゲームの途中からとなってしまった。ゲームカウント3-1と水谷優勢で迎えた第5ゲーム。それでもこのゲームはジュース、ジュースの攻防で17-15という大熱戦。女子の粘り合いの決勝戦とは又違う魅力の、激しい撃ち合いの試合は短い時間でもテレビで見ていて楽しめた。水谷は女子の平野と同じくこれで三連覇である。

【世界選手権に向けて】
現在、世界の卓球事情は男女とも中国が上位独占状態である。しかし、中国勢以外では日本もそんなに大きく引けを取っているわけではない。日本勢はシングルでは順当に行けばベスト8でも上出来な感じなので、上位入賞するためには一発番狂わせをするよりない。しかし、福原でも、平野でも、水谷でも、その一発を入れる潜在能力はあると思う。地元横浜開催という地の利も活かして、上位進出に期待したい。シングルに比べればダブルスはコンビネーションを磨けば世界トップとの差をもっと縮めることができる。メダルの可能性だって十分にあると思う。ゴールデンウィークの世界選手権が待ち遠しい。


post by たじ

14:25

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