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HN:たじ たこ焼きの移動販売「ほっと12」の店主です。 2001年からコンサドーレのサポートシップスポンサーを継続中。 このブログは旧題「たじ争論」でしたが2010年より「たじの○○な話」に改題致しました。 個人的に好きなことや興味のあること、気になったこと、その他いろいろを特にサッカーやコンサドーレにとらわれずに適当に書いてこうと思ってます。

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五段階計画の私的総括(前)

2008年12月13日

来期の経営方針の中の一節

※チーム強化については、2003年策定のコンサドーレ札幌強化計画にある「チーム力の強化、活動方針」(コンサドーレ札幌ホームページhttp://www.consadole-sapporo.jp/club/pdf/kyouka.pdf 参照)を指針とする。なお2009年当初のチーム現状はステップ3、同年末の目標をステップ4と捉える。また、当該強化計画はステップ5をもって完了ではなく、ステップ5を維持継続するものである。

これはいわゆる五段階計画というものだが、2009経営方針の中でこの計画を継続するという表明がなされた。しかし、以前にも書いたが、私はこの点については評価しない。J1に定着できるチーム力を身につけるために、段階的にチームを強化していくというのが本来の考え方はず。それを先の計画では5段階と定めたが、必要とあらば6段階や7段階を考えてもいいはず。別にゴール設定が5段階である必然性はなく、「J1に定着できるチームをステップ5とする」というのは主客転倒、単なる言葉の定義にすぎず、今回の経営方針に五段階計画の継続を明記したのは、それを失敗と認めたくないから後付で理屈をつけたようにしか見えない。

私はこのブログでも五段階計画については何度か話題にしたことがあるが、当初より五段階計画に対して私は懐疑的、批判的スタンスであった。その理由を端的に言うと計画の中に期日が存在しないからだ。期日のない計画など計画の名に値しない、というのが私の持論。期日があればこそ、その時々で計画の進捗度合いの検証ができる。そして、その検証の上に、計画というのは上方修正、下方修正、はたまた計画自体の見直しをしていくものであり、一回作ったらずっと有効なんて計画は計画とは呼ばない。せいぜい標語的価値があるくらいだ。もちろん、五段階計画の示す精神性に全く価値がないとは言わない。五段階計画の内容は「チームの存続を第1に身の丈にあった経営をします」「若手の育成に力を入れます」「J1定着を目指します」と3つくらいの標語にはできると思う。本来はその上で期日を決めた検証可能な具体的計画を立て、逐次検証しつつ計画を遂行すべきであったと思う。実際、2003年オフにこの計画が発表されてから、今回の2009経営計画が発表されるまで断片的なコメントとしてHFCから「現在○段階」という言葉が聞かれることはあっても、計画の中身に対する具体的検証がHFCから発表されたことはなかった。今、再度のJ2降格という現実を前にこれからのHFCについて考えるにあたっては、私自身一度この五段階計画というものを総括してから前に進みたいと思う。


五段階計画と一般に言われているものは正式には「コンサドーレ札幌強化計画」(以下「計画」という)。この計画は5章構成になっているので、順に見ていく。(青字は強化計画からの引用部分)

1.コンサドーレ札幌強化計画フローチャート
このフローチャートの中で一番最初に来る言葉、問題の出発点は「経営的には破産状態」からスタートしている。そしてYES、NOのフローチャートで「清算か継続か」を問う。そしてそのチャートは「プロとして積極継続→強化計画」と続いていく。つまりこの計画はチームを存続させることを目的に作られたものであり、現時点でコンサドーレ札幌が存在しているということ自体、その点においては帰納的にはこの計画の有効性を認めることができると思う。この計画を策定していなければコンサドーレは消滅していた、というわけではないと思うけども。

2.現状の把握
「最大の問題は、債務超過状態」
2003年度見込で5億4千百万円の債務超過
収支状況から見て早期解消の可能性は少ない
経営的には事実上の倒産状態にある

今期減増資を断行したことによって、この最大の問題をクリアした(はず)。
今期の決算次第で再び債務超過に陥る可能性がないとは言えないが、とりあえず一つのヤマを超えたことは確かである

3.存続に向けた課題
(1)経営体制の整備
(2)経費最小化
(3)サポーターとの信頼関係を強化
(4)チームの強化
(5)フロント機能の安定強化

これらが個別具体的にどう行われたのか、或いはできていないのかは難しいところだが、ある程度成果として具体化したことを思いつく範囲でいくつか挙げてみる。
・佐々木社長以降社長の常勤化
・選手寮建設
・雁来の育成拠点の充実
・オフィシャルブログを通じた経営の透明性、サポーターとの関係強化(現在下降線)
実際にはコストの削減とかHFCの内部にいないとわからないことも多い。計画が全く進んでいないというわけではないとは思うが、まだまだできていないことのほうが多いだろう。

4.アクションプログラムの方針
ステップ1 最小コストの経営とチームの若返り
ステップ2 経営基盤の強化とチーム力の底上げ
ステップ3 経営基盤の拡大とチーム力の更なる向上
ステップ4 積極経営とチーム力の確立
ステップ5 経営の安定化とチーム力の完成

言葉だけ見ると抽象的なのだが、強化計画の9ページには具体的な数値が示されている。
これについては、5の「チーム力の強化、活動方針」と共に見ていきたい。
(続く)


post by たじ

09:01

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