2008年02月08日
性の商品化
青から赤黒のaruさんが興味深いエントリーをしていたので、ちょっと考えてみます。 レラの福袋企画に思った 元の話はレラカムイの企画、10万円の福袋に選手とのディナー券があったこと。記事 実は私自身はこの企画を知ったときは「いろんなこと考えるもんだなぁ」くらいにしか思いませんでした。しかし、aruさんは「そんな福袋企画は わたしは いやだ!」と断言しています。コメントにも同様にこの企画に抵抗を示す人が多いようです。コメントの中には「若い女子選手とおっさんとかだったらすごくいやらしいと思いました。」というものもあります。 aruさんは「選手を商品にするということへの抵抗」という言葉を使っていますが、おそらく嫌悪感を感じる根元は「性の商品化」を感じるからではないでしょうか。「スポーツ選手としての魅力」を商品化するのであればともかく、「男性としての魅力」を商品化しているのではないかと。「性の商品化」というのは別に風俗産業だけの話ではありません。アイドルタレントなんてのは明らかに「性の商品化」です。要は異性をターゲットにし、疑似恋愛感情を商売の対象とする、ということです。別に否定されることではなく、夢を売る商売といえばその通りです。 しかし、スポーツ選手は本来はプレーで「夢を売る」はずの存在。そのスポーツ選手を「性の商品化」することに抵抗を感じる人が少なくないのは当然のことと思います。 「若い女子選手とおっさんとかだったらすごくいやらしいと思いました。」という一例を考えます。福袋の企画とは違いますしスポーツでもないのですが、将棋の女流棋士の話。女流棋士は経済的に非常に厳しい環境にあります。そして将棋ファンは基本的に中高年男性が圧倒的です。するとこんな企画になったりします。 女流新春フェスタ2008 写真を見ていただければわかりますが、女流棋士がメイドカフェの店員になったり、メイド服で対局したりしてます。ここまで「女」を全面に押し出さなければならないのかと思うと悲しくもあります。鼻の下を伸ばした中高年男性を相手に将棋を指すことに抵抗はないのかとも思いますが、彼女らは子供の頃から中高年男性に囲まれて将棋を指してきた人たちですから、あまり抵抗はないのかもしれません。それでも、端から見れば「なにもそこまでしなくても」という気持にはなります。しかし、現実の女流棋士をとりまく環境の厳しさを考えると、この程度のことは大した問題ではないのかもしれません。 いまいちまとまりのない話になってきました。 しかし、一般的に言えることは環境が厳しいと性の商品化が進む、ということではないでしょうか。女流棋士ももう少し経済的に恵まれていれば、こういう企画にはならなかったかもしれません。かつて日本サッカー界の低迷期にはあの釜本がヌードポスターになりました。つまり、それは環境の苦しさから来る悲鳴のようなものです。 今回のレラカムイの企画はどうでしょうか。 最後の手段的な「性の商品化」を1年目から使ってしまうという失策なのか。あるいは苦しくなってから使ったのでは効果が薄いとの判断で断行した積極策なのでしょうか。その評価は今後の推移を見なければわからないとは思います。 ただ言えることは、スポーツ選手は「プレイヤーとしての魅力」で食って行ければそれに越したことはない。「性の商品化」などしないで済むならしない方がいい。そして、愛するコンサドーレの選手にはそんなことはさせたくない、そうしなくて済むようにサポートしていかなければならない、ということではないでしょうか。
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posted by たじ |11:50 | その他 | コメント(7) | トラックバック(1)
